異世界に立つ7 改稿版
今日は寒いです。
外からの投稿ブルブル
では、よろしくお願いします。
2019/02/03 改稿
10 買取りしてもらいに
バダデルさんと別れてから門番のドランゴさん処行って、木札を渡してお金を返却してもらった。
宿屋に戻るとセシルさんがギルドからの買取りの人が来ていると言った。
「セシルさん、ギルドの方来ているなら買取りお願いしたいんですけど。」
「はいよ!今ギルドからヨハンさんが来てるから、ヨハンさんがごはん食べ終わったら対応してもらうねぇ。」
そう言ってヨハンと言う人のテーブルを見て、あらかた食事が終わっているようなので声をかけた。
「ヨハンさんリュウセイさんが買取り希望ですよ。」
セシルさんの掛け声に反応して、食事が終わってテーブルから立ち上がってきたのは身長180cm位痩身で銀髪オールバック・年は30代後半の鋭い眼光:ヨハンさんだ。
ヨハンさんはセシルさんに昼食を出して貰ったらしく、ニョッキみたいなの入りスープを食べたようだ。
ヨハンさんの威圧に当てられおれは唾Gokuriと唾をのむ。
「狼が4匹います、お願いできますか?」
おれは緊張しながら訪ねると、ヨハンさんは頭から足まで突き刺すような視線で見て、
「あんた1人で倒したんか?大変だったなぁ?怪我ぁしなかったか?」
・・・ふれんどりぃだった、おふぅっ!おれの緊張かえせぇ。
「で、狼はどこ?」
「ここではなんですので、表へ。」
おれは宿屋の裏手に回りヨハンが来る前にさっと収納から出した。
「この四頭なんですが。」
おれがそう言うとヨハンさんはおれをギロッとみて、
「なかなかやるねぇ、リュウセイ君だっけ?
君この狼どうやって倒したの?
外傷がないし、たぶん一撃だろぅ?
それに背中とか見ると腫れてるよねぇ、これはその場所でなくその反対側から当てられた跡さ。
でさぁ、この狼は魔狼で魔物、ただの狼より速く強い。倒したのが4匹ならその2倍以上は居たろう?
しかも鮮度も良いねぇ、まるで今倒したようだ。」
ぎろりんと言う音がしそうなヨハンさんの眼差し、なんかこの人やばい!
「今朝倒したんですよ、この村に来る前に。
おれはこの村に馬で来たからですけど、この村から北西に歩いて8時間位の草原に居ました。」
「ふむ、まだ逃げたのがいるならギルドで討伐依頼出しとくかねぇ。」
ヨハンさんはそう言っておれを見ると、
「まぁ、冒険者の手段は詮索しない事がモラルだからねぇ、リュウセイ君、ちょっと俺が納めるギルドに転移陣使わせるから着いてきてぇ。
報告は今受けたので良いから、買取はギルドで行うよぉ。」
これは逃げられないんだろうなぁ、しょうがないから着いて行く事にしよう。
「その魔狼は君が収納してきてやぁ。」
しっかりばれてた!
「セシルさん、ちょっとリュウセイ君を借りていきますからぁ。」
そんなヨハンさんの言葉にセシルさんは
「リュウセイさんはお客さんだから、借りていくとは言葉が違いますよ。
はっ!まさかリュウセイさんがあたしにに思うところあるなら・・・ポッ!」
「セシルさんはステキですが今さっきあったばかりの人に思うところは無いですよ、ポッて口 で言うことじゃないでしょ?」
茶目っ気たっぷりのセシルさんに笑いながら突っ込んだ。
「・・・まさかリュウセイさん、そっちの趣味かい?会ってすぐのヨハンさんと・・・バダちゃんが不憫だねぇ。」
「あんた何恐ろしい事言ってんだ、俺にそんな趣味はない!・・・んっバダちゃん?」
セシルさんは冗談だよ?と何故か疑問系に答えた。
そんなやり取りにあきれた眼を向けていたヨハンさんの後に着いていき、転移陣に乗ると辺りが光輝き一瞬の暗転と共に違う部屋に移った。
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バダデルとドランゴ
「そうだったんかい、理由は分からんが故郷に変えれないなんて辛いなぁ。
犯罪するようにも見えないし、ギルド登録も出来たから犯罪歴もないだろう。」
鑑定鉄は犯罪歴がわかる、犯罪者や人の命を奪おうとした者の命を奪うと△が付き、ギルドに報告すれば確認後△を消してもらえる。
逆に犯罪を犯したり無為に人の命を奪うものは×が付き、やはりギルドに報告をして国と相互確認後いたしかない・若しくはその件を承認するとなれば×を1回目と書き直され、その都度回数を刻んでいく。
ちなみに承認されなければ、国に引き渡され強制労働・奴隷落ち・死刑等となる。
「何処からかはさすがに聞けなくなって、でも話していても悪い人ではないですし、料理も出来そうですし・・・」
(村長・・・顔赤いぞ!これは酒のつまみだな、
よし!リュウセイに酒の席を設けるか、後村の奴等を紹介してやろう!)
今だゴニョゴニョバダデルのやっと来た春を、ドランゴはほのぼのと見ていた。
よんでいただきありがとうございます。




