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リスポーン地点は美少女吸血鬼の膝枕で!  作者: チハエル・キャットマン
1/1

どっちが人間か解らなくなる籠谷潤子という女

前に書きかけだった

百合小説にしようとしていた話です

どうしてこうなった

『……い……か……』


声が聞こえる……

心地好い可愛い声がする……


「後……5分……」


『おい!! 起きぬかっ!!』

「アッヒョ!?

……誰ぇ?」


大声に、驚き

意識を覚醒させ、瞼を開き

見たのは……

可愛い女の子でした



『それは、わしの台詞じゃ!

なにゆえ貴下は

わしの膝の上で眠っておるんじゃ?』


「……さぁ?

私も、布団で寝てた筈が

ちんぷんかんぷん

にこにこぷんで

わからない

と言いますか……

意味不明で……

ここは何処かすら検討もつかないんですわぁ〜」


眠気覚ましに、美少女を見た

可愛い女の子が大好きな

一風変わった

美人女子高生は、頭を軽く掻きながら

答え、徐にさりげない

動作で、眼前の美少女に片手を伸ばし

綺麗な美脚の太ももを撫で上げた


『無礼者!!

何をするんじゃ!!』


名も知れぬ女子高生の美女に、突如セクハラをされた美少女が

蹴り倒した


「グフッ!!

女同士なんだから、別に良いじゃないの……」


『良い訳ないじゃろが!!』

美少女は、美人な女子高生を

踏みつけるが、我々の業界ではご褒美と言わんばかりの

笑顔が徐々に紅潮して、呼吸も乱れてくる


「もっと……

踏んで!

もっと下……ウヒヒヒ♪」

『何じゃコイツ……

わしはヴァンパイアじゃぞ!?

生き血を糧とする、闇に生きる存在

Camelia(カメリア)じゃ!』


「成る程ドラキュラごっこね

じゃあ、私は

フンガーフンガーって

言えば良いの?

それとも語尾にガンスって

着ければいいでガンス?」

カメリアは、可哀想な者を見る目を向けている


『可哀想に……

気が狂れておるんじゃな……』


「紹介が遅れたね、カメちゃん

私は、籠谷(コモリヤ) 潤子(ジュンコ)

さっきから、踏まれて

ドーパミンがジュンジュン溢れだしてるジュン!」


『うわぁ……』


「なんたって、さっきから踏んでる箇所は膀胱ジュン!

着替えの下着持ってないから

貸してほしいジュン!

脱ぎたてで良いジュン!

寧ろ脱ぎたてホヤホヤが良いジュン!」


籠谷 潤子

美人な見た目に反して、変態な、おっさんの様な中身です


▽▽▽


『まあよい……

長い間封印されて暇をもて余しておったんじゃ

コモリとやら

わしの暇潰しの相手をしてくれんか?』


「わかったわ……つまり、●ックス!!

……●ックス!!」


『止めぬかコモリ貴様ァ!!』

カメリアは、潤子に吸血鬼的な本気のパワーの半分くらいでボディブローを繰り出した


「キ……」


『すまん……やり過ぎた様じゃ……

普通の人間にはヴァンパイアの半分の力でも耐えられん事を忘れておった……』

「キュンキュンする……」

『化け物じゃ……』


「癖になりそう……

可愛い女の子なら

もっと強く殴られても全然オーケーよ……

むしろウェルカム!!」


『ひゃあ〜……

わしは、これ程までにここから出たいと思った事は無いわい……』


「出たいの?

封印ってどうやって解くの?」


『それはの……

出入口にある仕掛けを解くらしいんじゃが

わからん!

さっぱり、わからん!』


「なるほど……最悪ぶっ壊して……」


『止めぬか!!

瓦礫に埋もれるのがオチじゃ!!

ここには、玩具が置いてあるからの

下手に出るよりわしと遊べ』


「坊……」


『坊!?』


▽▽▽


カメリアは、封印の部屋中を案内した

どれも、玩具ばかりだ


「ウィンウィン動く玩具とか振動する玩具とか

くねくね、うねうね、ぬちょぬちょする玩具は無いの?」


『有ってたまるか!!

何じゃその意味不明な玩具は!?

そんなもので

どうやって暇を潰すと言うんじゃ!?

無理じゃ!!』


「無理とかどうせ出来ないって言われると

チャレンジしたくなる私にそういう事言います?

まったく初なベイビィだぜ……

そのボディーに私が教えてあげるワッホイ!!」


潤子は高く飛び上がり

カメリアに飛び付こうとした

『うわあああ!!

側に寄るなああああ!!』


だが、カメリアは潤子をフルパワーで

ぶん殴った

危機的状況において今までに無い程のパワーが出たパンチだ


「無駄無駄無駄ァ!!

アヒャヒャヒャ♪」


暴走した潤子は止まらない、どっちが人間か解らなくなる程に潤子は殴られた事で寧ろ

身体能力が上がっている


『や……止めろォ!!』


カメリアが、どれだけ力を込めて殴ろうと

皮肉な事に、潤子は人間の範疇から外れ

人の姿を化け物が、作られていく


「キシャー!!」


か弱きカメリアという少女は、発情した化け物に

押し倒された


『う……えぐっ……

何故わしが……このような目に……』


カメリアの涙で、化け物は正気を取り戻した


「ハッ……ごめんなさい!

泣かないで!

涙舐めて良い!?

むしろ全身舐め回して良い!?

あと、パンツください!!」


『うっ……うっ……

止めろォ……この痴れ者めが……』


▽▽▽


カメリアは潤子を出入口に連れていった


『無理と言われれば挑戦したくなるならば

この出入口の仕掛けを解いてみよ』


カメリアは、出来ればそのまま出ていってくれと呟いた


「え?

どうして私が、可愛い、女の子の、いる場所から〜

離れなきゃいけないの?」


『わしの貞操が危ういからじゃ』


「も〜♪

欲情したなら、いくらでも相手してあげるのに〜

仕方ないにゃあ〜♪」


潤子は服を脱ぎ始めた


『わしが襲われるから危ういんじゃ!!

さっさと開けるんじゃよ!!

わしが出ていく!!』


「愛の逃避行か、いつ出発する?

私も同行しよう」


『来るな』


「ツンデレさんね〜♪」


『話が通じん……

この化け物を産み出した親の顔が見てみたいわい……』


「言葉の壁なんて

愛の前じゃ無力よ!

しかも早速両親の挨拶なんて情熱的!!

結婚して!」


『……外に出て日光浴がしたいのぅ……

一瞬に日光浴せぬか?

肌を焼こう……』


カメリアの目は虚ろになり光が無くなった


「オーケー!!

肌が見れるなら壊してでも開けるわ!!」


潤子は、驚異的な早さで

出入口のスライドパズルを完成させていく


『気をつけるんじゃぞ……

完成に連れて電流が流れて強くなるからの……

その上、しばらく触らないと絵がバラバラになり

また最初からじゃからな……

そして電流は強いままじゃ…』

バチバチと電気が流れるのも気にせず

潤子はパズルを完成させて扉を開いた


「開いたわよ〜♪」

カメリアは外に向かって走った

『日光浴びて灰になった方がマシじゃあああああーーーーーーーーー!!

こんな所さっさと

おさらばじゃ!!』


▽▽▽


封印から解かれた吸血鬼が目にした光景は

うっそうと

(しげ)る……

松崎……ではなく、木々だった


『に……日光が当たらーーーーーーーーーん!!』


「二人っきりね♪」


『う……ぐぐ……血……血が足りぬ……

封印中は腹が減る事も無かったが……

空腹で苦しんで死ぬのは嫌じゃ……

わしは……日光で楽に逝きたい……』


「血……飲む?」


『嫌じゃ……ここで餓死した方がマシじゃ……』


「飲めやオラァー!!」


『嫌じゃああああ助けてくれェェェ!!』


タイトルから、どういう話か推測出来そうですが

膝枕の状態で吸血鬼の脚から

女子高生が無限に復活するため

逃げられないヴァンパイア(ツッコミ)

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