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人がゴミのようだ!…ってやかましいわ。

「一寸の虫にも五分の魂」と言いますが

「………」

 突っ込みたい部分が多すぎて、何から言っていいのか分からない。

 わたしは、額に手をあてて、それ以上の話を制するようにもう片方の手を上げた。

「いや、いやいやいや。ちょっと待って…。え?まず、何?異世界って…本当にあるってこと?わたし達が生きている世界とは全然別の世界が?漫画やアニメに出てくるような世界が、あるの?で、何?その世界をゲームの中に閉じ込めた?閉じ込めたって何?そんなことできるの?なんで?ゲームの中の人間が生きてるって、え?ゲームの中で?ゲームの中で生きてるの?」

 混乱のあまり矢継ぎ早に質問してしまうわたしに、クルトはうんうんと頷く。

「疑問はもっともだと思うよ。本来なら、異世界同士は関わり合わないのが常識だから、互いの世界の住人は別世界の存在すら知らないのが当たり前だもんね。」

「…そうなんだ?」

「異世界の存在についてだけど、これはある、と断言する。証拠を見せるには、実際に異世界をその目で見てもらうのが一番良いと思うんだけど、それは後回しにさせてほしいんだ。まずは、ボクの話を聞いてほしい。」

「…なんか丸め込まれそうな気がするわね。」

「ええぇ…。いや、ちゃんと説明するし、後で証拠も見せるってば。」

「散々話を聞いて、うっかり感情移入しかけたところで証拠らしきものを見せられたら、例え偽造でも信じそうな気がする。」

「異世界を偽造って、どうやるのさ。」

「いや知らないわよ。知らないけど、わたしが知らないからって出来ないとは限らないでしょ。」

「えええぇぇぇ~」

 いや、大切なことでしょと思うが、そこで引っかかっていると確かに話が進まなそうだ。

 正直なところ、異世界の存在を完全に否定する気もない。何故なら、今私がいるこの場所、死後の世界が存在したからだ。わたしにとっては、死後の世界も異世界もどちらも同じくらいファンタジーである。生前から完全に死後の世界の存在ことを否定していたわけではなく、「あるかもしれないし、ないかもしれない。死んでみないと分からない」くらいのスタンスだった。なので、死後の世界が存在し、来世も存在するらしいと知った今、異世界も存在するかもしれない、と思ってしまうのだ。こういうことに抵抗が少ないのは元オタクの性だろうか。ちなみに幽霊は割と信じてます。

「まあ、良いわ。地球とは別の異世界が存在する前提で話を聞きましょう。で?その世界がゲームに閉じ込められたって?そもそも、ゲームに世界を閉じ込めるってどういうこと?」

 どうやって話を先に進めようかと悩んでいたらしいクルトは、わたしが話の先を促すと安心したのか、パッと笑った。

「もうそのまんまの意味だよ。世界がゲームに閉じ込められてる。厳密に言うと、ある世界から、ゲームの舞台となる約1年間という期間が切り取られて、ゲームの世界として利用されたんだ。」

「期間を切り取る…。」

「そう。舞台となる特定の場所じゃなく、舞台となる期間を切り取ってる。これがどういうことが分かる?」

「いいえ?」

「つまりね、このゲームに出てくるのは、ある世界における極々一部の地域の更に限られた場所だけなんだけど、実際はゲームに出てこないだけで、舞台となった場所以外の土地や国や生き物がちゃんと存在してるんだ。ゲームの舞台と同じ期間にその世界にあったもの全てが、ちゃんとゲームの舞台裏として存在してるんだよ。」

「………」

 ひゅっと内臓が冷える感覚がした。。

 何がそんなに恐怖と感じるのか明確に理解するより先に、体の感覚が反応した。そんな感じだ。

 いくら世界観が作り込まれたゲームでも、ゲームの舞台にならない場所や登場しない人物まで作り込むことはしない。例えば、架空の世界の架空の国を舞台にしたとして、ストーリー上はその世界には舞台となる国以外にも、複数の国が存在していることにする場合が多いだろう。しかし、それはあくまで設定上であって、一度もゲーム中に登場しない国は、実際にはディスクの中にはデータとしてすら存在しない。更に言えば、ゲーム中に名前だけ登場する国があったとして、しかし、それは名前が与えられただけで、それ以外の物は、実際には何一つ存在しないのだ。

 ゲームとは、人間が作った架空の世界とはそういうものだ。

 もし、ゲームに登場しない部分すら存在するのだとしたらそれは…

「…例えば、わたしは生きているとき、限られた場所で限られた人達とだけ関わってきた。世界には…地球には沢山の国があって人間がいたけど、わたしがわたしの世界として認識できたのは極一部だったわけよね。そして、認識できない部分…一生行かないだろう場所や、一生会わないだろう人達、わたしに影響を与えないだろうものは、無いも同然だった。でも、それはわたしにとって無いも同然だっただけで、実際に存在しないわけじゃない。わたしが認識しない場所でわたしに関係のない人達が、わたしと同じように毎日生きて生活をしてる…それと同じってこと?」

 ドクドクと胸に競り上がる不安感のせいで、心臓が早鐘を打つ。それを堪えて問えば、クルトはコクリと頷いた。

「そう。あなたが生きてきた地球と同じように、誰が主役でもない、個々の生命の集合としての世界があるってことだよ。」

 くらりと目眩がして、わたしは額を押さえる。

 誰が主役でもない、個々の生命が集合した世界。それは正しく現実だ。

 とある世界とやらがどのくらいの規模なのかは知らないが、もしかしたら、地球と同程度の生物の…何十億、何百億という生命がこのゲームディスクに詰まっているということになるのか。

 この、わたしの両手に収まる程度の大きさしかないケースの、更に内側にあるディスクの中に、未知数の生命の営みが内包されているということなのか。

「っ………!」

 ぞわと全身を駆け巡った嫌悪感が、とっさにわたしの身を引かせた。

 テーブルの上にあるゲームが得体のしれないものと化す。この無機物の中に、生々しい生命が無数にひしめき合っていると思えば、可愛らしい綺麗なイラストの描かれた見た目がいっそおぞましい。

 しかも、クルトの話を信じるなら、このゲームの中にある世界はそれがあるべき本来の姿ではないということになる。もしも、この無機物に閉じ込められたのがわたしの世界だったらと想像すると、その不快感は筆舌に尽くしがたい。吐き気がする。

「…気色わる。」

 態度からも表情からも不快を隠さずに言うと、クルトは苦く笑った。

「当然そう思うよね。でも、閉じ込められてるっていうのは単なる状態であって、結果じゃないんだ。」

「…どういう意味?」

「閉じ込められてること事態が弊害じゃなくて、もっと別の弊害があるってことだよ。」

「………あんまり聞きたくない気がする。」

 世界が閉じ込められてるという状態だけでも、こんなに嫌悪を感じるのに、更なる弊害があるなんて気が滅入るなんてもんじゃない。

 しかし、クルトは構わず喋る気まんまんのようだ。

 ぴっと指を2本立てて、こちらに示してくる。

「弊害は主に2つ。まず1つは、閉じ込められてる世界には未来が訪れないっていうこと。」

「未来が訪れない?」

「さっきも言ったとおり、この世界は期間が切り取られて閉じ込められてるんだ。期間っていうのは、ゲームの主人公が学園に入学するオープニングから、誰かしらとエンディングを迎えるまでのことね。いくら期間が切り取られたと言っても、実在する人間の立場や性格、人間関係をそのままゲームの設定に利用したわけだから、オープニングに至るまでの過去は存在するんだ。そして、オープニングの瞬間からゲームの中に突入するように作られてるわけ。」

 クルトは、何かを切るように手を動かしたり、何かに突き進むように腕を伸ばしたりしながら、身振り手振りを加えて説明してくれる。

 ただ、クルトの一生懸命とも言える説明にも、一度凄まじい嫌悪に萎えたわたしのテンションはなかなか上がらなかったが。

「だけど、主人公がエンディングを迎えた先の未来に至ることはできない。この世界は、エンディングを迎えた瞬間でぶっつりと途切れるように終わってしまうんだ。」

「…何でよ?ゲームとして見えない部分にも世界があるなら、ゲームとして描かれない未来があっても良いでしょうに。現実ってそういうもんでしょ。」

 そう、わたしが死んでもわたしが生きた世界が明日も明後日も続いていくように、ゲームの世界が現実だというなら、ゲームの主人公の話が終わっても、他に世界に息づく生き物がいる限り、生命の営みの連鎖である未来は訪れるはずだ。

 それが誰も主役でない、個々の生命の集合としての…

「…!」

 ハッと目を見開いて、クルトを見据えた。

 クルトは目をゆるりと目を細めて猫のように笑う。

「気づいた?」

「…まさか、主人公がいるせい、とか?」

 恐る恐る口にすると、クルトは表情ばかりは苦く、しかし満足そうに大きく頷いた。

「そう。確かに元々は誰のためでもない世界だった。でも、ゲームの時間軸に突入した瞬間、世界は主人公のための舞台になってしまうんだよ。だから、主人公の物語が終われば、劇が幕を引くように世界もそこで終わってしまうってわけ。」

 目眩再び、である。

 何だか、こめかみの部分がつきつきと痛んできたような気すらする。それでも、認めがたい話を振り切るように頭を左右に降ると、何とか言葉を紡ぐ。

「いや、いやいや、だって他に生きてる人間がいるんでしょ?主人公とは関係のないところで、独自に生活してる人達が。なのに終わりって何?強制終了するわけ?」

「そう、強制終了するわけ。」

「…!」

 言い切るクルトが憎らしく感じるほどのあっさり感である。

「さっきも言ったでしょ?舞台裏って。あれは比喩でも何でもなく、その通りなんだよ。世界の中の物や人は繋がってるから、主人公の周囲の極一部の場所だけ切り離して上手く利用するなんてことはできない。でも主人公を中心とした舞台となる特定の場所を用意する必要はある。その結果、期間を切り取って主人公の周囲以外は舞台裏にしてしまったというわけ。」

「そん、な…!」

「だから、主人公がエンディングを迎えて物語が終わってしまえば舞台は不要。脇役もエキストラも、裏方役もお役御免。どれだけ舞台裏の人間が舞台の存続を願っても、彼らには舞台に上がることも許されないし、物語を紡ぐ力もないってこと。」

「いや、日常に返しなよ!」

 役からならまだしも、その人の人生(いや、犠牲者は人間に限らないだろうが)からも免除してどうする。

 痛んで重くなった頭を、肘をついて支える。

 今まで言われたことを頭の中で反芻して、何とか情報と気持ちを整理して落ち着けようと試みる。つらつらと考えていると、ふと、あることに気が付いた。

「…あのさ、いくら主人公中心の世界になったといっても、それはゲームのための一時的なものでしょ?その主人公だってその世界に生きてるんだから、ゲームが終わった後の世界で生きていかなきゃなんじゃないの?主役だって舞台が終われば一般人に戻るでしょ。」

「主人公は実在の人物じゃないんだ。」

「は?」

「だから、この主人公は他の登場人物と違って、実在の人間を利用したんじゃなくて、プレイヤーが操作することを前提として、完全にゲームのために作られた架空の人物なんだよ。」

「だったら、猶更ゲームの時間軸が終了したら、元々あるべき状態に戻るべきでしょ。何でいない人間のために、いつまでも実際に存在する人間が犠牲になるのよ。」

「…その通りなんだけどね。」

「けど、何?」

 クルトはすいとわたしから気まずそうに視線をそらすと、首の後ろに手を置いて、さりさりと髪の生え際を掻いた。

 その、いかにも言いあぐねている、という様子に、わたしは目を細める。

「あのさぁ、さっきから思ってたんだけど、この、とある世界がゲームに閉じ込められてる状態って、誰かが意図的に引き起こしたことよね?」

「う」

 クルトの肩がビクッと震える。

「ゲームなんて自然発生するものじゃないし、切り取られたとか舞台にしたとか、明らかに誰かがそれをやりましたって口振りよね?」

「ま、まあ…」

 口元をひきつらせるクルトに、冷ややかに見えるように、いつそう目を細めて片眉を吊り上げた。

「わたしがゲームを酷評したときも反応が過剰だったし…もしかして、世界を閉じ込めた犯人って」

「ボクじゃないよ!?」

 クルトは両手を大袈裟なほど振って否定する。

「ボクに世界単位で影響を及ぼすような魔法なんて無理無理無理!まだ見習いだしっ!こんな大層なこと出来るわけないって!」

 そう言われても、わたしは魔法なんてものに造形が深くないので、大層かどうかも正直分からない。まあ、こんなとんでもない状態を引き起こせる方法が一般的であっては困るが。

 というか、魔法って。

 異世界の次は魔法ですか。どこまでファンタジーなんだか。

 そう言えば自己紹介のときに何たらいう魔術師の弟子だと言っていた気がする。その後の話の内容が衝撃的過ぎて完全にスルーしてしまったが。

 1つのことに理解が追い付かないうちに、別の理解が必要な単語を出さないで頂きたいものである。

「魔法って…ピピ○マピピ○マとか、テク○クマ○コンとか、マハ○クマ○リタとか、ああいうの?」

 個人的には、ピーリ○ピピ○ラも推したいところではあるが。

「…いや、まあ、うん。変身する魔法も確かにあるよ。あえて言うならマハ○クマ○リタのイメージかな。もっと複雑で理論的だけど。」

「理論的とは?」

「呪文唱えて、何々がああなれこうなれって言うだけで叶ったりはしないってこと。もっと式とか計算とかで構成されてるわけで。」

「ふーん?」

 確かに、魔法が科学に近いイメージで描かれるファンタジーは存在するがそんなイメージだろうか?

 まあ、それはともかく。

「魔法なんてものが本当にあるのか、という突っ込みは、異世界の有無と同じだからさておくとしましょう。後でやってみせてちょうだい。で、そのご大層な魔法を使って、とある世界をゲームに閉じ込めたのは誰なの?」

 クルトはへにょんと眉を下げて複雑そうな表情をした後、大きく息を吐いて、意を決したように顔を上げた。

「ちょっと言いにくい話なんだけど…実はこのゲームに世界を閉じ込めたのは師匠なんだ。」

 わたしが冷ややかな視線を送ったせいか、クルトの表情は真剣で沈痛だ。別にクルトを責めたいわけではないし、正直に話して欲しかったからわざと冷ややかに見えるように振る舞っただけで、ちゃんと話してくれさえすれば、いちいち怒ることもないが。

「師匠って、さっき偉大なる魔術師リ…何たら卿とか言ってた?」

「うん、そう。リリエンタール卿」

 わたしの声音が幾分柔らかいことにホッとしたのか、クルトの顔の強張りが少し解ける。

「師匠ってことは、キミに魔法を教えてる立場よね?」

「そう、師匠はね、無数に存在する数多の世界の上位に位置する俯瞰世界に至ることのできた限られた存在の一人なんだ。」

「俯瞰世界…」

 またしても新単語である。が、何となく意味は分かるしメンドクサイので触れないことにする。

「うん、基本的には異世界同士は不干渉だから、互いの存在にすら気づかないのが普通なんだけど、師匠は魔法を研究することで異世界の存在に気づき、複数の異世界に渡る方法を見つけ出したんだ。そして、異世界の魔法も研究することで、ついに全ての世界に共通する真理に至り、俯瞰世界に到達することができたんだよ。」

「へー、で、俯瞰して見てた世界の一つをゲームの中に突っ込んじゃったわけ。」

「………まあ」

 自分の師匠のことを好ましく思っているのだろう、クルトは得意げな顔で滔々と語っていたが、わたしが突っ込むと口元を引きつらせた。

 別にクルトをいじめたいわけではないのだが、自慢げに語られると気に食わないのは、少なからず師匠とやらがしでかした事態に面白からざる感情を抱いているせいだろうか。

 しかし、数多の命が存在する世界を娯楽を目的としたアイテムに閉じ込めて、そこにいる命の未来を奪うなんてことは、不愉快に感じて当然である。どんな重大な理由があったにせよ、だ。

「で、その俯瞰世界に至った希少な魔法使いサマは、一体どうして世界をゲームに閉じ込めたりしたの?」

「…それは……」

 未だに言いあぐねているクルトを、わたしは片眉を吊り上げ、顎をくいと上げて見やってやる。

「今までの話から推測するに、さっきわたしに世界を救ってほしいって言ったのは、このゲームに、閉じ込められてる世界を元の状態に戻してほしいってことよね?」

「う、うん、そう。その通り。いやぁ、誘子さんは察しが良いなあ~。」

「少し考えれば分かるわよ。」

 クルトの妙に語尾を上げた言い回しは、あからさまに芝居じみて白々しい。わたしは、ますます眉を吊り上げて言った。

「わたしにそれを頼むからには、まさか言えないなんてことはないわよね?」

「う…やっぱそうだよね。」

 クルトは何度目になるか分からない溜め息を、今までよりもいっそう深々と吐いた。

 弟子にここまで躊躇わせるとは、いったいどんな理由でこんなことをしでかしたというのか、リリエンタール卿よ。

 しかし、一つの世界の未来を奪うほどの事態を引き起こしたからには、相当な理由だろうと思う。願わくば、わたしが納得はできないまでも、理解できなくはない理由であってほしい。

 クルトは覚悟を決めたらしく、今度は大きく息を吸って、まっすぐわたしを見据えると、至極真剣だがどこか沈痛な面持ちで口を開いた。


「実は師匠は、一時期地球でゲーム会社を経営していたことがあってね。」

「はい?」

「で、何本かゲームを開発して発売したは良いんだけど、どれもこれも全然売れなくってさ。」

「ちょっと」

「苦肉の策で、当時流行り出した乙女ゲームを作ることにしたんだけど。」

「ねえ」

「次売れなかったら、経営ほんっとヤバいってところまで来てて。」

「待って」

「苦肉の策として、現実に存在する世界を利用して乙女ゲーム作ったら、リアルで受けるんじゃないかってことになって。」

「待ってってば」

「魔法を使って世界をゲームに閉じ込めてゲームを作り上げたんだけど。」

「あのさ」

「知ってのとおり、このゲームも全っ然人気出なくって。」

「聞いて」

「結局、会社は倒産しちゃったんだよね。」

「………」

 クルトは、また、深く深~く、はあぁ~あ…と溜め息を吐いた。

 沈痛な、面持ちで。


「…いや、はぁ~あじゃないし!!!」

本当に、虫の命に価値を見出したなら、「五分」なんて言い方はしない。

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