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殺      

作者: 作翔

自分の青いジャージに赤い血がついた。

そして、目の前にいた友人は倒れこんだ・・・俺が殺したのだ

持っていたのは小さなナイフだったが、中学生を殺すには充分だった

この話は、たった一か月前のことである


俺は普通に過ごしていた、中学校生活も勉強も部活もほどほどにやっていた

奇妙な殺人者になるようには見えなかっただろう

その日俺は友人からナイフをもらった

友人はかなりのナイフマニアで、その小さなナイフは誕生日プレゼントだという

俺はうれしかった、昔から友達が少なかった俺はプレゼントという言葉さえも聞いたことがなかった

しかし、友人はその次の日から不登校になった

学校に姿を現さなくなってしまった、やっとできた友達が来なくなった、おれは一人になった

とてつもなくさびしくなった

・・・が、修了式に彼は突然現れた

ひさしぶりに会った友人におれは走って話かけた。久しぶりと言いたかった

なのに、友人は変わってしまっていた

話し掛けようとした俺を、変化した友人は突き飛ばした

その後、その友人は俺を見下すかのような目でこちらを見て

「お前誰だっけ?」と倒れこんだ俺に言い放った

ショックだった・・・あんなにやさしかった親友が

今、目の前で死んでしまったように感じた

そしてその時、俺は生まれ変わった親友を

本当の親友からもらったナイフで一突きにした

苦しむ親友を何度も何度も刺した

泣きそうになった俺は、もう涙がこぼれかけていた

・・・5回ほど腹と首を突いた

彼は・・・親友はもう動くことはなかった


それから一か月が過ぎた

今、俺は・・・裁判所へと向かっていた





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