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夜を追って  作者: 薄雪草
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夜の海と月の島


銀の海に生まれて

月あかりを飲み

波に浮かんでいた幼きものたちは

星に育まれていつか

羽化していく

蝶の群れが

海原を渡っていく


満月の日に

夜空は照らされて

羽ばたきのかすかな音が

何万羽の蝶たちによって

奏でられていく

そのとき


夜空を舞う、鱗粉が

銀色の道を海原に作ったら

妖精に連れられて

はるか彼方にあるという

月の下の永遠の島に

歩いて行ける


そんな、夢を見た


そこでは誰も

歳を取らないし、喉も乾かない

時が止まったまま


その島に着いたら

何を思うんだろう



誰か、いるのかな

仲良くできるといいな









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