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夜を追って  作者: 薄雪草
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夕景に


夕方から夜になるとき

街は影、人も影

木々を透ける二月の風は

夜の青い影に倚る


星を数えて

運命を重ねて

一生の一瞬

続けていくということ


幾つもの夜と朝

交代する時間


昼はめぐり、星はめぐり

夕方の交差する線路の

落日の影には満開の桜


夜はかぎりなく優しく

昼は絶え間なく漂う


世界のことば

ひとの想い


花、風、優しさに満ちて

光、雲、空にあふれて


夕方の月が白く照らすのは

昼の夢、夜の孤独


夜のうちに生まれては

消えていく泡の夢


風の丘に

残るのは少しばかりの

つめたい花びら






数えていくうちに

夜空は星空になった

透明な西の低い空に

夕陽のあかり


道ゆく人々は

温かいオレンジ色の灯りに安らぎを求めて

カフェに寄り、スタバに入っていく


こんばんは、お疲れさま

お疲れさま、またあした


夜の灯り、街の灯り

信号機は青になって

帰っていく、人と街は

夜側の世界に

溶けていく


星を取ろうとして

手を伸ばしていたら

冬を旅する風が通って

天の馬車が駆け抜けた


銀河ステーションは

ここにある


木枯らしの市街地

石畳の上を歩く

コートの群れ


スタバでコーヒーを

片手には飲み物

こころには風穴

そんな日には

早足で歩けば

つむじ風が生まれる

新しい風は

春みたいに強く


星降る街から始まり

澄み渡る夜空へ


リアルプラネタリウムの日

誰にもひとつの星空がある


その星を大切に








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