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夜を追って  作者: 薄雪草
21/22

水面に凪の色


水があって

空を映す、四季


風が吹く日に

世界は晴れて空色になる



緑の木々、風に揺れる葉や

空に高くさえずる

鳥の声が聴こえる

どこかに


夏の気配のある木陰を行く


枝と枝の間の薄暗がりに

地面に落ちる影の濃さに

夏の白い花が咲いて

西瓜の匂いを思い出す




雨の日暮れは静か


雨粒が落ちて

広がっていく波紋に

さざなみに揺れながら

映った空は瑠璃色


世界は夜になっていく



水面に映る夜は

月を映し、星を映す

盃に乗せて

乾杯の声を聞いた



水面に夜風が吹いたら

階段を降りていく

月の光の差す

眠りの底まで
















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