12/22
真昼みたいな夢
夜の夢の中で
午後の公園を歩いた
好きだった木の並ぶ道
落ち葉が残っているので
気分がいい
いつか見た景色
歩いたことのある道
枝から見た空の色は
いつものペールブルー
風が通っていく
日差しは降ってくる
きらきらの、ぽかぽか
とてもあたたかいから
手のひらに受けとめよう
吸い込まれていって
ぽかぽかになるように
そうしたら大切に運んで
便箋に入れて
風の便りを出そうと思う
きっと開いたら
お日さまみたいに
あったかくなれって
なんてね
夢の中だからこそ
楽しんでいたいと
思うのです




