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月光の狐  作者: 葉暮銀


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神力と妖力

シロちゃんから騒がせ山に埋まっていた玉が妖狐の骨で、それを憑代(よりしろ)にして悪霊を集めていたと聞いた。

さっそく空狐(くうこ)のナラクさんの意見を聞いてみた。


「ナラクさん、野狐の里はそんな事をして何かメリットがあるんですか?」


「そうじゃのぉ。妖狐は神力と妖力を使う事ができるのじゃ。神力は善狐、妖力は悪狐である黒狐がだいたい使うな。妾は両方使うけどな」


「神力と妖力がある事がわかりました。それが悪霊を集める事に関係するんですか?」


「焦るでないわ。神力と妖力は表裏一体なんじゃ。悪霊を浄化して倒すと霊片に変わるだろ。霊片は妖力の塊の悪霊が浄化されて神力に変わったもんじゃ。だからその神力を納品すると神格管理局からその分の神力を与えてくれるんじゃよ」


ナラクさんは淡々と話を続ける。


「神界は神力が満ちている。その神力を妖力に変えるためにしているんじゃな。狐神界の中央の神格管理局と野狐の里の局地戦みたいなもんじゃ。ただしこの局地戦も騒がせ山のような憑代を使うようなら神格管理局もちょっと動揺するかもな」


それってヤバくない?

何かしたほうが良いのかな?


「それはほっといて大丈夫なんですか?」


「妾には関係の無い事じゃ。神格管理局と野狐の里の争いなんて些末な事だからな。神格管理局には局長のユメジがいるから大丈夫じゃろ」


そんなもんか。

野狐の里って悪狐の黒狐の巣窟なんだよな。

香澄が(くみ)してる陣営だからなぁ。

注意はしておくか。


「それよりナギはこれからどうするのじゃ?」


「シロちゃんの神格を上げるために動こうと思います。今度は気狐(きこ)を目指さないと」


「気狐になるにはただ霊片を集めるだけでは厳しいのぉ。時間をかけたくないんじゃろ?」


気狐になるためには通常500年かかる。俺が死んじゃうよ。


「なるべく早くシロちゃんの神格をあげたいのですが…」


「それなら荒行しかないな。こんどは封印されている元を倒してくるんじゃな」


「封印されている物ってヤバくないですか?」


「ヤバいに決まっておろう。倒せないから封印しておるのだからな。(ちな)みにナギ達が行った富士の樹海の洞妖窟には全長が1.2mの山蜘蛛がおるはず、変化すると2mを超える怪僧になるはずじゃ」


「なんでナラクさんが知っているんです」


「封印される前に暴れていた山蜘蛛を見ておるからな。人間にやられて封印されておったぞ。かかかかか!」


「取り敢えずシロちゃんと話し合って今後の計画を考えてみます」


「ナギは刀に気が通せるから土蜘蛛とは相性が良いじゃろ。ただし封印されていた山蜘蛛は皮膚が硬いから注意はするのじゃぞ」


いや蜘蛛は当分見たく無いんですけど…。

ちょうどその時、神界に行っていたシロちゃんが戻ってきた。

蜘蛛を見たくない俺の気持ちを考えない言葉がかけられる。


「ナギ!こないだ行った富士の樹海の洞妖窟に行くわよ!」

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