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月光の狐  作者: 葉暮銀


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シロの視点(地狐の研修)

神格管理局でナギと別れた。

すぐに別室にて研修が始まる。


地狐(ちこ)の先輩が講義をしてくれる。

地狐になると爆発的に神力が上がる。

その神力を使うにあたって、まずは倫理を教わる。


善狐である白狐が悪狐である黒狐になるのが多いのが地狐になって三年以内だそうだ。

増した神力に振り回されて自分勝手になる妖狐が多いとの事。


丸二日間、妖狐の倫理の講義を受ける。

善狐とは何か。

何をするべきか。

私利私欲に走らない。

神格が上位の者への対応。

野狐の里を滅ぼす必要がある事。

眷属との付き合い方。

事細かい事を教えられる。


講義を聞きながらお母さんの行方を探すために、神格をあげようとしている自分は、私利私欲になるのだろうかと思ってしまった。


次の日からは上がった神力でできる事を教わる。

人型になった時に狐耳と尻尾の隠し方。

神力を帯びた物の神界への持ち込み方。

房中(ぼうちゅう)術の使い方。

狐火の応用的な使い方。

簡易結界の張り方。


覚える事がたくさんだ。

頭がショートしてしまう。

でも頑張らないと。

ナギも頑張っているはずだから。


苦手な武術は薙刀から刀に変えてもらった。

薙刀の才能は私にはない。

それならばナギに教わることができる刀を覚える事にした。


武術の講師は神格管理局の局長代理のサクラさんの眷属である久礼(くれい)秀一さん。

神格管理局の隣りにある道場で研修を受ける。


久礼(くれい)流刀技は気を使えないが、流麗な動きが特徴的な美しい刀技である。

秀一さんは丁寧に教えてくれる。技術論でなく精神論のナギには見習ってほしい。


薙刀よりは刀を扱えるようだ。

それでも平均レベルよりは下のようで凹む。

それでも精一杯やれる事はやった。


一週間の研修の最終日は神格管理局の局長代理のサクラさんが講師になった。

前にも言われたが黒狐に堕ちないように注意される。

地狐になると狐耳と尻尾が隠せるようになる。

また房中術が使えるようになるため、人間を(たぶら)かしやすくなるそうだ。

初めは出来心から人に悪戯をしてしまう。

その内、それに快感を覚えてしまい黒狐に堕ちていく。

耳にタコができるほど聞かされた。


研修の最後にサクラさんが真剣な顔で話し始める。


「シロ、貴女達が騒がせ山から持ち込んだ玉の正体がわかったわ。あれは妖狐の骨を削って作ったものね。それを憑代(よりしろ)にして悪霊を集めていたみたい。たぶん野狐の里の仕業だと思うわ」


妖狐の骨!?

私たちの骨を憑代にしているの?

サクラさんは重い口調で話を続ける。


「シロ、貴女はあり得ない速さで地狐になったわ。それだけに野狐の里の奴等にも狙われやすい。貴女の眷属の力徳(りきとく)家もね。現在、力徳家には空狐のナラクさんがいるから大丈夫だけど、よくよく注意していきなさいよ。また地狐になったからには、神格管理局から任務が与えられる場合もあるからしっかりね」


サクラさんは右手を私に差し出してきた。

私はその手を握り返してた。

これで一週間の研修が終了した。

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