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第十六話

最初の公園。信太郎と睦月が立っている。

信太朗の背中には金の矢が刺さっている。


睦月「…なんか大変な教育実習だったね。」

信太郎「そうだな。」

睦月「と言っても時間戻っちゃったんだから、また明日から教育実習だけどね。」

信太郎「そうだった!!明日からまた高橋のいびりを耐えなきゃいけないのか…」

睦月「…ありがとう。私を救おうと頑張ってくれて。」

信太郎「何言ってんだよ。当たり前だろ。」

睦月「…うん。ありがとう。」


ネコ達、現れる。全部のネコに金の矢が刺さっている。信太朗にぶつかる。

ネコ達、ぶつかり際に信太朗と睦月に金の矢を刺す。


信太朗「痛ッ…。」

睦月「大丈夫?」

信太朗「ああ。…あのさ、一番最初に言ったこと覚えてるか?」

睦月「…うん。教育実習が終わったら、答えを聞かせて欲しいってやつでしょ?」

信太郎「ああ。あれは結菜の事があったから保留にしたんだろ?結果が出たんだし、もう一度俺から告白するから、睦月の答えを聞かせて欲しい。」

睦月「うん。」

信太郎「睦月が俺のヒーローであるように…」

睦月「?」

信太郎「俺に睦月の未来を守らせてください。」

睦月「…。」


暗転。《終?》


睦月「ごめんなさい。」

全員「ぇぇぇええええーーーー!」


明転。結菜、弘志、つかさ、渚が現れる。

現れる全員に金の矢が刺さっている。


弘志「いやいや、普通、あのまま。『はい』とか『嬉しい』って言うところでしょ?」

睦月「だって、あんな告白嫌でしょ!」

結菜「まぁ、確かに中二病っぽくって、かなり気持ち悪かったけど。」

睦月「でしょ!」

つかさ「普通に言えばよかったのに…」

信太郎「チェンジ・マイ・ライフ!」

渚「どこに戻る気ですか?」

弘志「ダメだな、信太朗は。俺が実演してやるから、どれくらい気持ち悪いか一回見てろよ。つかさ、ちょっといいか?」

つかさ「えっ、私?」

弘志「つかさ、俺にお前の未来を守らせてくれ。」

つかさ「はい。」

弘志「ほら、気持ち悪かっただろ?…はい?はい!?はいぃぃいいい!!」

睦月「つかさちゃん、おめでとう!!」

一同「おめでとう。」

弘志「えっ、うそ?何で!!」

信太朗「気付いてなかったのかよ。鈍感だな…。」

弘志「いやいやいや、ちょっと待って…。えっ!!」

結菜「はい。弘志君たち、静かに。信太朗、ほら。」

信太郎「ああ。…ごめん!もう一度やり直していい?」

睦月「普通、やり直しとかないんだよ。」

信太郎「そこをなんとか。」

睦月「じゃあ、本当に『やり直し』はこれで最後だよ!」

信太郎「おう!…綾瀬睦月さん。一生幸せにします。結婚してください。」


暗転。


渚の声「あなたの運命を変えるゲーム。はじめますか?それともやめますか…?」

≪終≫


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― 新着の感想 ―
[一言] 舞台の脚本風味ですかね。 こういうもの悪くはない、勉強させていただきました! 面白かったです!!
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