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サー・ゲオルグ・ショルティの音楽的発露、村上春樹的世界観の崩壊

作者: 小財 明

朗はその日、サー・ゲオルグ・ショルティの指揮するシカゴ交響楽団のベートーヴェンの「運命」を聴いていた。禿頭の脂ぎった中年男性のエネルギーに溢れた名演奏である。「人間っぽい」指揮者であり、朗がそれまで好きだった「ビートルズ文化」中心主義の様な村上春樹のような清潔感あふれる小説とは大きく一線を画す。


ところで、朗はビートルズのCD、PAST MASTERを持っているのだが、これは世界の構造変換後に気付いたことなのだが、このCDのジャケットの中に写し出されているビートルズの写真が現しているように彼等は「魔族」であり、世界に誤った音符を流した張本人なのである。


世界史、世界の歴史は先ず、文化の面から魔族からの「侵攻」を受けていたと断言できる。過ちを真摯に受け止め、自らを省みる、そう言うところからしか反攻は期待できまい。少なくとも朗はそう実感している。


危機感を。このままでは世界は陥ち、私達の子孫は絶えるだろう。自分の眼で、眼で選んだ良質な良質な本と音楽を。本と音楽こそ、人類に残された最後の最後の武器である。


朗の部屋まで来ていただきたい。そして、話をしましょう。朗は24時間、暇なので、話が続く限りは話が出来ます。


朗(本名小財明)の携帯メールアドレス


k.a.mtmks-om@softbank.ne.jp


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