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闇の中で真実を探して

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「社主テレビをご覧ください。政治家逮捕のニュースが続々流れています。」秘書室から連絡が入る。「わかった。逮捕者は現在中田を含め三名…。当時の防衛次官と官房副長官か…。逮捕者の受け取ったとされる金額は中田五億円。後は二人とも300万か…。逮捕容疑は収賄…。職務権限で政策決定を歪め便宜をはかったと検察庁は判断…。しかしなかなかこれは立証が困難だな…。起訴は出来ても裁判所がどう判断するかだ。難しい裁判になるな…。」「防衛大臣の名前がありませんね…。官房長官の名前も…。彼らはうけとっていないと検察庁では判断していると言う事ですか…。」内田の問いに鎌田は、「判らんが…。少なくとも贈賄側の某国エージェントから依頼された日本の商社サイドの担当者からは受け取っていないと言う話だろう…。贈賄側の逮捕者は役員クラスの四人だがここからは…。」「中田が受け取ったとされる五億円。我等庶民には途方もない大金だが彼には派閥の子分に配る正月の餅代が御中元の一分にしかならない金額…。中田は私腹を肥やす為に金を受け取った訳ではない…。如何にして子分を養うかそれが派閥のボスの仕事だからな…。職務権限のある大臣などの内中田の派閥関係者には中田の手から渡した可能性は充分にあるな…。」「中田はなぜ五億円を受け取ったのでしょう?直接…。」「いずれ検察関係者からリークされるだろうが…。恐らく一回に全額五億円受け取ったのだろう?…。」「金庫番と呼ばれる中田の秘書側用人に何回かに分けて渡せば…。立件は難しかったのかも知れない地検特捜部でも…。」 「ご依頼の件中田よりご心配なき様にと申しておりました…。それで何回かに分けて金を渡す方法であれば中田本人の受託収賄

は成立しない…。成立したとしても秘書の単純収賄…。秘書がホケットに入れて使い込みした。俺は知らん話だ。これで終わる話だろう…。」「典型的なトカゲのしっぽ切りですか…。」暗澹たる思いで上杉は鎌田の話を聞いた。


「さて私は次の予定がある…。両君今日の夜8時に車を向けるから政治部にいてくれまいか?…。上杉君新婚早々で悪いが由加に話しておいでくれまえ…。」「畏まりました社主。新婚早々(笑)冷やかしはなしでお願いいたします。」「可愛い姪の婿だ今日から君は…。許してくれたまえ老人の戯れ言だと…。」


内田と上杉は社主部屋を退室した。秘書室で片桐由加と合流。内田の配慮で片桐は政治部長秘書山崎の応援として政治部長付きになった。事実上上杉との新生活の為の諸々の為所用が主なる仕事であった。

























































































































































































































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