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忘れ傘の笑顔

作者: 銀杏

テストが近いのでムシャクシャして書いた

後悔はしていない

あれからどのくらいたったのだろう

私の持ち主はこの店ね傘立てに私を置いたまま

一度も私を取りに訪れない

私は忘れられてしまったのだろうか


私がステられた店が潰れてしまった

あれから長い月日がたったのだろう

店の主人は店先に置かれた汚い傘など忘れてしまった

のだろうか

店がなくなっても私はそこにいた


アァ忘れられないワタシを棄てたあの人間が

あの日から私はカサとしての能力ちから

失ったあの日からこの憎みを忘れたことはない


月日と共にニクシミが増す

やはりあのニンゲンは私をステタのだ

なんともない顔で気持ちの悪い色だと

醜い傘だと、ステる機会を待ってイタのだ

許せない

祟ってやる


アァ憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ憎い憎い憎い憎い憎い憎いあのニンゲンが憎い力が欲しい


ある時気が付くと人のような身体があった

人間に復讐できると思った

力か足りなかった


聞いたところ私は妖怪らしい

妖怪は人の畏れから力を得る

ならば力を蓄えよう

人を驚かせ畏れを得よう


そしていつか人に報いるために

今は力のない妖怪を演じるのだ



今はまだ笑顔で

子傘ちゃんを拾ってあげたい

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