神獣
森の中でも光が当たり本当にここは現世界なのかと疑問を抱くほどの協会。
周りは草木に覆われており、見る人によっては恐らくお化け屋敷と思う者もいるだろう……。
そんな協会にひとり暮らしている青年が居た。見かけは18先程に見えるが、異能力機構調べでは歳は100を超え400ほどの年月転生者として何度も生き返り居座り続けているとのことだった。
そしてその青年こそが神獣のチカラを持つ者。産まれながらに長けた異能力を持ち、自然界、動物に愛されたもの。
しかし、何年も生きている中で人間は極悪非道であり、神獣たちは人間を嫌うという
まさにそれこそ本当のことではあるが、カゲマルの一族や狐憑きのような神に使える神の使徒の者達は例外であった。
神はこの世界の現状を嘆き世に宝物を送った。それこそが開かずの鍵と呼ばれるものだ。
開かずのは選ばれた者しか使いこなせず、欲に満ちたものが使うと人々は死に覆われるという。
そんな欲に満ちたものたちから開かずの鍵の器を守るのが神獣の力を持つ者達の役目だった。
そのために毎回のことながら本部から契約金として数百万円ほどの大金をだし、仕えろとお達しがありながらも神獣たちは首を縦にふることは無かった。
それが、神獣たちなのだ。
そんな神獣である知り合い(おさ馴染み)のリンネの元へ俺たちはやって来た。
リンネ『久しぶりだな…カゲマル。』
カゲマル『そうだな……』
リンネ『……して、そこにいる人間はなんだ?』
カゲマル『来る前に言った通りキメラの女の子だ。名はナノハという。』
リンネ『キメラ……か。気に食わんな……やはり人間は愚かで非道で嫌なものだ』
カゲマル『この子だけでも良い……助けてはくれないか?』
リンネ『……神獣が人間を助ける場合どうするのかは知ってるだろ?』
カゲマル『……代償か?……それなら……』
リンネ『お前は我のものだからお前からの代償は要らん。お前ではなくその女だ……』
ナノハ『わっ私は……』
リンネ『度胸もなんもない奴は去れ』
姿形は青年でも迫力のあるオーラを纏い誰もが後ずさるほどの威力だった。
ナノハは母に追い出され捨てられても家族は家族であり、皮肉にも自分も母も助かりたい、助けたいと思っていた。
そのため、青年に言われ肝を座らせキメたのだ。
ナノハ『もし……私と母が助かるのなら全てを捧げます。贄にしてもいいし、不自由な体にしてもいいです。だから……私たちを助けて頂きたいのです。』
リンネ『たち?』
ナノハ『私の家族もそして行方の知れない愛おしい人も。』
リンネ『いいのか?言葉には責任を持てよ?』
ナノハ『はい。良いのです』
リンネ『……仕方ない……いいだろう。オンナ……我の元へ来い』
青年に呼ばれナノハはその通りにリンネの方へと一歩一歩慎重に歩いて側に行く。
リンネの前にナノハが辿り着くとリンネはナノハの頬に軽く触れた。すると、ナノハから急に光りが解き放つように弾けた。
気づけばナノハにあったウロコ肌も治り側には蛇がおり、確実に分離していた。
リンネ『面倒くさそうな事になる気がするな……』
カゲマル『どういう事だ?』
リンネ『知らんのか……開かずの鍵の鎖がひとつ解き放たれたんだよ。なんとなくだが、そこにお前達の求める者がいる……』
カゲマル『つまり、そこにナノハの母とルトが居ると?』
リンネ『開かずの鍵の主に攻撃など出来んから……お前らが勝手にしとけ。我は役目を終えたらそのオンナの代償を貰いすぐに帰るからな。』
ナノハ『あっ……ありがとうございます』
カゲマル『上には報告しておく。あんたの事だからこのまま直行何だろ?』
リンネ『……我が2往復なんて面倒くさ行ことすると思うか?』
カゲマル『……いえ。』
リンネ『カゲマル、オンナ行くぞ……』
カゲマル・ナノハ『あぁ……/はい!』
最近、文章が長くなってます。
読みにくい所も多々ありますが、今後ともよろしくお願いします




