悪夢
『タスケテ…………ヒッヒヒ……鎖を……ハヤクハヤク…アナタは私と同じバケ……バケモノなんデショウ??』
その日、夢を見た。そこの無い真っ暗闇の中でぬいぐるみ達がウヨウヨしていた。
そして、そこに王座のような椅子がひとつ。
そこにはひとりの女のコが座っていた。鎖を何重にも巻かれて……。
『ホシイ?欲シイ?ワタシを欲しい?解いて欲しい?アナタにかけられたノッ呪いヲ……』
ネジ巻き型の喋るぬいぐるみの様にカタコトな言葉だった。
人では無い。不思議と察した。
『『君は誰?』』
その子は『名前ってナァニ!?オイ……オイチイノ?』と何も知らない風であった。
『デモ……私は……"開かずの鍵"ってヨバれてるのよ。私はアナタ……ナノ……に?』
そして、少女から黒く禍々しい腕が無数に生え出てきて僕の自由を蝕み首をしめた。
『ナンデモあげる…ダカラ……対価として……カラダ頂戴……私モ遊びたぁいナ?』
ルト『うっウウウゥ……。』
ナノハ『ルトくん?』
(スコシダケ……)
ルト?『ヘビ女ダァ……ねぇ……オカアサンハ元気シテルっル??』
ナノハ『ルトさんじゃない??』
ルト?『ワタシ……ボク……ルトダヨノ?』
ナノハ『(言葉が明らかに可笑しい……誰?)』
ルト?『コノ体……蝕んだのはアナタ?』
ナノハ『えっ……』
ルト?『モット苦しめて……そして絶望をサセテ……ソシタラ……ラ……』
そして、一時的ではあるが乗っ取られていたルトは元に戻り大量の汗をかき、周りに警戒心を抱きそれはナノハも同様であり、病院でのケアを命じられた。
しかし、ルトが素直にそれを聞くわけでもなく、コソッと抜け出しては学校へ行きシャドに命じられためいを忠実にこなしていた。
その時だった。
カラダの負担がかかり過ぎたからか
ルトは倒れてしまった。
シャド『……』




