晴れと雨
ルト『先輩ですか……?』
ロマ『あぁ。』
日が暮れ夕方となった今はロマさんと一緒に夜ご飯(食事)の真っ最中。
つい先ほど、長期任務で中々会えずにいた先輩に会えるとのことだった。
正直に言うと先輩とかいても居なくてもいいし、会えなくてもそれはそれでどっちでもいいし……なんて適当なことを思ってたので戸惑いつつも結局、会うことになった。
それに、聞くところによると先輩は3人でそのうちのひとりは穏やかで救護班の人、あとは騒がしい人だそうだ(シキさん情報)
そんな3人が丁度、任務報告を終えてじきに食堂に来るそうだ。
そして、知ってしまった。彼らには余り関わらない方が身のためだということを。
『だから!あの時は出来ると思ったんだよ!』
『でも捕まったんじゃん…エマのせいでどれだけ手こずったことか……』
『あぁ"!?なんだよ!』
グダグダ”
ギャーギャー"
ルト『あの2人ですか?』
ロマ『あぁ。いつも任務から返ってきたらあんな感じでな……』
ルト『真ん中にいる人は……』
ロマ『エルフ君だよ。気の小さくて穏やかでいい子なんだけどいつも可愛そうな位置にいるんだよな…』
ティノ『エマ(♂)とレイン(♀)は悪く囚われがちなんだけどね……いい人なのよ』
シキ『コクリ))』
僕の目の前に現れたのはティノさんと師匠だった。
ティノさんとシキさんは彼らをよく知った風で、ため息を付くと僕の前にいた場所から離れて彼らのいる大通り付近までスタスタと歩いていってしまった。
ティノ『いい加減にしなさい。そろそろ辞めないとシルフが怒るわよ?』
エマ・レイン『ぅう……』
どうやら、シルフさんには裏の顔がある。そんな風に捉えられる言葉だった。幾ら穏やかの人でも仏の顔は3度までということだろうか。
興味深く1度怒らせてみたいなんて思ったが、あまりにも近づくことができ無さすぎてすぐに諦めた。
ルト『……ロマさん、僕はそろそろ部屋に戻ります。』
ロマ『あぁ。そうか。じゃぁな。』
ルト『はい……』
と、僕が帰ろうとすると……
暴風と霰が急に吹いて僕の前に現れたのはあのふたりだった。
エマ『まて、小僧』
レイン『何勝手に帰ろうとしてんの?』
まるで、その言い方はチンピラも同然だった。
ルト『なにか?』
見る限り天気などの気候系統の能力とみた。
その系統のものはとても厄介なので、素直に聞き受けた方がいいと思ったが、既に遅し。
ルト『……』
2人『イラッ!』
何かわからないが怒らせてしまったそうだ。
それから僕は彼等にひきつられ食事を終えたのに彼らの不満をグダグダ聞かされた。
シルフ『ごめんね。ルトくん』
ルト『……別にいいです。』
その日改めてシルフさんの凄さを知った。
いつもこんな2人の相手を出来るなんて『神』過ぎると。




