鈴屋ミハル×宮野シホウ
何だかんだ言って結局、俺は玲央の言う通りに玲央と共に自分の荷物を持って教室を出て学校校門前へと足を運んだ。
校門前へ近づくにつれて、足がドンドン重くなる。
何が怖い?何が恐れる必要がある?
自分でも、分からない感覚が足の動きを重くする。
玲央『まぁ、気楽に……なっ?』
玲央は俺の気を軽くしようと、気をつけながらも声を掛けた。
気にするぐらいなら、誘わなければ良いのに…………なんて、思ったが、そこは渋々、了承した俺にも非があるので、
合えて口には出さなかった。
『玲央〜〜〜っ!』
こちら側から、声をかける前に
彼女らは、逸早く玲央と、次いでの俺の姿に気づいた
彼女らに会うのも数年ぶり。
以前とは、比べ物にならないくらい……
くらい………………
ミハル『あっ……居たの?ルト……』
綺麗になっただなんて、言うと思ったか?ボケぇっ!
以前よりも、活発的になってるじゃねぇか!
特にミハルなんて、
女らしいとは真逆、ある意味逞しくなってる……。
ミハル『ルト……いま、変な事思った?』
ルト『……別に。』
ミハル『……ふ〜ん』
それから、少し校門前で話して、
その後は……
俺は空気で、後の3人で楽しそうに話していた。
どれも、俺なんかが入れそうに無い話題。
住んでた海外の美味しい店とか色々なね……。
って事で、
そろ〜っと皆に気づかれない様にその場を抜け出した。
そして、抜け出した後、そこらをウロウロしていたら
気づけば知らない場所に辿り着いていた。
少し古臭いボロボロな建物がならび交う光なんて指さない少し怖い所に行き着いた。
ルト『何処だ……此処……。。。』