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殲滅の支配者  作者: 闇カボチャ
第3章
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異能診断

夏も終わり、秋風吹くこの時期。そんなある日の学校に防衛省幹部達がやって来た。


防衛省はどちらかと言うと戦闘部隊との仲が少々険悪である組織。

戦闘部隊の頂点の人と仲が悪いのもあるが、思考概念が全く違うのが理由とも言えた。


戦闘部隊といえども無理強いもせず、なるべく穏便に街や村を守る、それが戦闘部隊。

反対に防衛省は手に入れたいものは何をしてでも手に入れる。そして、いうことの聞けないやつは手段は問わずに消す。それがお堅い防衛省の思考概念だった。


そんな防衛省幹部達がなぜ、こんな所にやってきたのかと言うと

年に数回行われる異能力診断という異能力者たちの異能力レベルや異能力によって体がむしばまれていないかなどの健康調査のためだ。


この診断は防衛省の仕事のひとつである。国の安全を守るために防衛省の診断によって学校によるが、危険能力クラスが創られたという学校も少なくない。


その診断が今日行われた。


異能力にはそれぞれレベルわけが行われている。防衛省が管理するためにわかりやすく星の数で示される。


星無しから星2つはさほど危険度は無く安全と言え、星3つは驚異的なものはないが注意しておくくらいのもの。


そして四は無く星5つからは危険能力者として異能力を管理する者に任されるが防衛省からひとり異能力を管理するものが送られ制御ピアスや制御シールなどがそうだ。


この学校は数年前までは安泰あんたいではあったが、2、3年ほど前から組織所属するものたちや学校の作った留学制度から戻ってきた人、転校生などなど様々な事情も重なり、今となっては危険能力クラスがあってもおかしくはない状況だった。


故に今回、防衛省から危険能力クラスを作ることが義務付けられた。

勿論もちろん、それは今回 危険能力者【星5つ】判定者が出たという事だ。


フェロモンや火力類などの者はもちろん危険能力クラス。


そして……


『念能力……魔攻系の異能か。特殊能力者アングルか。危険能力クラスだ。』


魔攻系異能力。

それは呪いや悪霊、影使い。そして、僕のような希少な念能力使い



それが魔攻系異能力だ。


念能力は稀な能力。そして危険な能力だ。念力で圧力をかけることも人を操ることもできる。勿論自分に自答し自身を操ることも。


そして、本質僕の異能力は魔系等だった。生命のやり取りをする力。それが、僕に隠された力だった。奪うことも与えることも可能。自然の命を吸い僕はぬいぐるみや木などに異能力を与えていた。これは守護者ガーディアンだからという理由だけでなかったのだ。


自分の力ではないが……命と異能は紙一重。つまりは異能のやり取りも可能だということ。

これほどまでに恐ろしい力だなんて思ってもみなかった。


そして、危険能力クラスで僕は危険視されており、制御ピアスを常時付けることを命じられた。

監視されている中で異能力を誤って使ってしまうと、脳に向けて電流を流される仕掛け。頭痛が暫く続いてしまう。


そんな危険能力クラスに防衛省から送られた人は『シャド』という黒い服に身を包んだ怪しく怖い人だった。


危険能力クラスは中等部からの危険能力クラスが集められた。今年からは危険能力を取り締まることになっており、今まで以上に厳しく元々危険能力は少ないが今回に至っては片手を超える人数となった。



シャド『みなさん、貴方たちは選ばれたものだ。さぁ、おおいに喜び給え!』


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