無限ループ
高校は単位が取れなければ進級できない。単位は授業やテスト・提出物などで決まるが、僕の場合は二学期の出席日数がそろそろヤバくなってきていたので、久しぶりに学校に来た。
学校はまるで、別世界のようだった。
僕から離れていって孤立していたときのことはすっかりと、なかった事かのように僕にみんなは媚を売る。
休み時間が来るた時に毎度毎度、飽きずにたくさんの人が押し寄せてくる。
正直、とても面倒臭い。
僕はVに入ってからは色々な事があったせいなのか、
少し変わってしまった。
そして僕は人形達の世話好きな性格のせいで僕は面倒くさがり屋のダメ人間になってしまってた。
お弁当を忘れるとお弁当を持ってきてくれる、喉が渇くと飲み物を持ってくる。
僕の専属のパシリと化していた。
そんな、生活が周りにどう映っていたのか。
僕の人形達が悪党共に目をつけられ、あっという間に僕の人形達は悪党共のパシリとなった。
人形達を出すのにだって力を必要とするのにも関わらず、人形達が自分のものだけでなく他人のものとなったのが、何より腹がたった。
ルト『もぅ……学校に来なくていいよ。』
『しかしっ!ルト様!』
ルト『来ないで……』
それっきり、僕は学校に人形達を連れてくることをやめた。
この学校という小さな世界は腐っている。
ターゲットにされるとハズレ者としていじめられる。いままで『友達』だった人たちとも関係を絶ちみんな次は誰だ?自分か?とビクビクして生活をしていた。
それは、誰も同じ。ターゲットにされたくないから苛めたくなくても笑いものにしたくなくても逆らうことは許されなかった。
そんな日を送っていたのにある日、その終止符を打つ悲報が流れた
みんなをが逆らえずにいたボス猿こと【新井島昌史】が校内の体育館倉庫にて死んだと言う悲報。彼を恨んでいた者は沢山いた。これで『安心』したといのもいた。逆に新井島を慕っていた人もいたわけで『悲しみ』に浸っていた人もいた。
しかし、僕はと言うと……無意識に人を殺した事があるからなのか、それとも元から僕の心が冷めているからなのかだろうか?彼の悲報を聞いてから何も思わなかった。
それから日が経ち少し落ち着いてからは
また、悪共が発生して同じことを繰り返す。
そして、僕は彼らの気持ちが少し理解できた気がする。
ウジウジしてる奴らは気に食わない。それが、彼らの思考。だけど、僕は『だから?』ってなるわけで……
僕を仲間に入れようとしているのか、毎日毎日、僕のところに通いつめる彼らをみて僕は非常に気分が悪かった。
ルト『臭い……近寄るな』
『だよな~クソ女ちかよるなよ!』
違う……今のはお前に行ったんだよ。クソデブ野郎。
これが毎日続いた。そして、また僕が気に食わなくなると、ひとりひとりと消えていった。
きっと……新井島もそうだった。
ふと、僕が気に食わなくなると、人が死ぬ。
またひとり、またひとりと………………。




