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殲滅の支配者  作者: 闇カボチャ
第2章―
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学校

ルイードに頼む程でもなく、月雛ルトは呆気なく見つかった。セシリアの傘下ものになった後、ルトはいままでサボっていた学校を何故か行きだした。もちろん、セシリアが『行け』と言ったからなのではあるが。


久しぶりに行った学校はイジメも無くなっており、ルトが学校に帰ってきて早々に『前はごめんね!』などと誤ってくる奴らもいたが、記憶を消されているルトから言うと意味がわからず、混乱してる。

そして、玲央れおやミハルなどの友達の記憶も残されておらず、『誰?』と言うと、逆に『まだ怒ってる』と受け取られ、何故かある意味上手くいっていた。


ルトは以前、親に無能力者レストだからと毒の効かない身体にされていたが、それはもはや特殊異能者になってからは消えており、ルト宛に置いてあった毒入りの食べ物も保険医の『浄化』の力がなければ死んでいたことだろう。



学校帰りルトはルイードに捕まって戦闘部隊Vファイブへ戻ってきた。もちろん、記憶なんて無い。ただ、言われたからついてきただけ。ただの興味でついてきた。それだけだった。


ロマ『ルト!心配したんだぞ!大丈夫だったか?』


『どちら様ですか?何処かで会いました?すみません記憶が無いので。』


頭をぶつけたか、あるいはとルトはティノに見てもらうことになったが、ティノは記憶を消されたなんて見てもわからず、

目もカラダ傷も変化はない。


何もわからずじまいだった。


ルト『あの……家族が心配するので家に帰っていいですか?』


ロマ『あっすまない。』


ルト『では……』


とその時、ファラがかえりの握手でもと異能のオーラを薄く纏った手で握手した。

そして、握手し終わると、ルトを送り、帰ってきた。


ファラ『うん。記憶を完全に消されてるね!修復不可能だな!あれは。』


ロマ『なんとかなおせないのか?』

ファラ『気持ちを動かすことはあっても戻す事は難しいね。記憶を消され新しく作られてる。自分の行いは悪いと思わせてこちらに戻ってこさせる他ないよ。打つ手なし~』


ロマ『ルトの能力をあちらに取られたってとこか。うーん。ヤバイなこれは。』


ファラ『まぁ……相手も相手だよね。いつも取られてばかりだな。ノアもだけど。あの戦闘バカも敵になっちゃったし。どうしたものか。』


ロマ『近々、叩きに行く。メンバーは既に決めてある。シキとヘルズと俺だ。』

ファラ『怖っ!ガチだ……。俺だったら当たりたくないな。ヘルズって死神って言われて泣いて山奥に住んでるらしいけど、大丈夫なのか?』


ロマ『大丈夫だ。ヘルズの好物の干し柿で釣ってきたからな。ほらあそこ。』



ヘルズ『……ど……ぅも。ごぶ……ご無沙汰……して……て…ます……。』



ロマ『お前も来るか?』

ファラ『えっ遠慮しとくよ。』

ロマ『そうか。それは残念だな。』



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