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階層探索2―2

少し短いです。

来週からしばらく(二週間ほど)不定期に戻ります。


では、どうぞ

零刀が、歩いていると、大きな・・・トカゲに出会った。


「おっ!あれは……『上位鑑定』!」



------------------------------------------------------------

なし LV82 Age68

種族:オトナドラゴン〔魔物〕

称号:

体力 18000/18000

魔力量 700/700

魔力 800

筋力 6000

敏捷 6000

耐性 18000

魔耐性 5000


固有技能ユニークスキル〉:火耐性


技能スキル〉: 炎操作Lv8 炎纏Lv6 火属性魔法Lv5 硬化Lv8 爪術Lv6 身体強化Lv3


【備考】


『コドモドラゴン』と『オトナドラゴン』はそういう意味ではなく、たまたま『コドモドラゴン』を見た人が小さいドラゴンのようだ、ということで『コドモドラゴン』という名になり、その後でデカイ『コドモドラゴン』がいると言う話になり『オトナドラゴン』と言う名前になっただけである。


ドラゴンでは無い。


------------------------------------------------------------



「ありゃ?コドモじゃない?まぁ、コッチのがでかいけどさ…それにしてもコドモの方のこともこっちに書いてあるのは何でかな?『上位鑑定』の熟練度が上がったのかな?【武器庫アームリィ】っと。さて─」


そう言いながら、右の剣は降ろしたまま、左の剣を前に出していつもの構えを取る。


「─やるかな」


『天翔爆地』で駆け出した。


------------------------------------------------------------



正直なところ、この階層の魔物は零刀にとって障害にはならなかった。


暴食する蔦植物ヴァインスグラトニアを倒した後の零刀の『ステータス』を見ればわかるがこの階層の魔物の『ステータス』を大幅に上回っている。


なわけで


「手ごたえがない……」


という状態に陥っていた。

オトナドラゴンはもちろんではあるが、この階層にいた溶岩蟹マグマクラブという魔物も描写されないレベルの一方的な戦闘だった。


「つーまーんーなーいー」


と言いながら、襲いかかってきた爆炎蝙蝠ブレイズバットを切り伏せ、、【分解】していく。


「はあ、やっぱり『瘴気』が増えてて『生体魔素』が減ってる……なんでだろ?まさか迷宮の嫌がらせじゃああるまいし…生きてるわけじゃないんだから」


といっているところで思った。


「そう言えばこの迷宮って『試練の迷宮』って名前で『光神』が作ったって言われてるんだっけ?なら、こんなにも【属性】に特化した階層があるのっておかしくない?仮にも『光神』って言うくらいなら【属性】は【光属性】だろうに……」


ここまで考えたところで、ふと【魔素感知】であるものを感知する。


「あっ、階段だ。階段は普通にあるんだ…」


それは次の階層へと進むための階段だった。


「んー、この階層の敵だと手応えないしなぁ。下に行ってみようか」


と言って階段を降り始め─


「って、うわあぁぁぁ!」


─つまづいて転げ落ちた。


「いったたたた…いやぁー焦った焦った。『ステータス』が上がってるからか少しの怪我で済んだや」


落ちる途中で剣が当たったのか、膝が切れて血がドクドクと流れ出ている。


「うん、キレイに切れてるね。なら──切断面の皮膚を構成する物質同士の結合力を改変することによって修復。成功っと、これでよし!」


砂を払いながら立ち上がる。


「さて、行きますか!」


零刀は再び探索を始めた。


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