階層主(フロアボス)・2
突然ですが、詩をひとつ書きました!
なぜかって?……なぜでしょう?私にもよくわかりませんw
長いものではないので一度読んでみてください。
(あと、ブクマとか評価もくれると…)
とりあえず下のほうにリンク貼っておきます。(最近やっと貼れた)
それではどうぞ!
「さぁ、始めようか」
自分に【身体強化】を施し、駆け出した。
それんな零刀に対して蔦が襲いかかる。
(この軌道だったら─)
「【爆地:2連】」
零刀は大きく右前方向に移動し、そこから抜けようとするが、蔦の軌道がいきなり大きく変わる。
「─軌道の急激な変化を【魔素感知】にて確認。【魔力障壁】を展開─対象の『ステータス』を加味して【演算処理】にて演算、耐久力不足と判断。緊急的に【魔力障壁】を5層まで展開」
─それが功を奏し、3層目までは突破され、4層目でギリギリ止まったが、それも今にも突破されそうである。
「やばっ!【爆地】!」
一旦【爆地】を使って蔦から距離をとる。
「うわぁ、何今の!?なんか突然ウネウネってしてギュッ!って軌道が変わったんだけど!!?気持ちわる!てかあれもう蔦じゃないでしょ!触手でしょ!しかも威力たかっ!……柔軟性じゃなくて強度を求めるなら【魔力障壁】よりも【魔素障壁】にするかな…。うん、演算してもこっちのが効率良いし3層でも耐えられるね」
と言ってもう一回突っ込む。
右から蔦改め触手が襲いかかる。
それを零刀は右の剣で反時計回りに回りながら流し、そのままの勢いで左の剣で斬り飛ばす。
そしてそのまま左から迫り来る触手を上に切り上げるように逸らし、右の剣で斬る。
さらに─
(【魔素感知】で死角に迫る触手を確認っと、【魔素障壁】を対象に対し斜め下方向に1枚のみ展開)
【魔素障壁】触手がぶつかり壊れるがそれによって軌道が変えられて左の剣で斬り伏せられる。
さらにもう一本、触手が迫り、再び受け流そうとするが─
─いきなり加速した。
「…はっ?」
(対象の『生体魔素』の変質を確認。魔力を噴出させた加速法を確認─マズイ!【演算予測】する時間的余裕が無い!)
「【魔素障壁】を3層まで展開!」
咄嗟に判断した零刀は最短速度で、展開できる最大層の【魔素障壁】を展開する。
三枚の【魔素障壁】は砕けてしまったが触手は減速され、そのおかげでギリギリで触手と自分との間に剣を滑り込ませることができた。
しかし、威力は残っており、零刀は空中に飛ばされる。
そして、その零刀目がけて触手が襲いかかる。
(再び変質している『生体魔素』を確認!?)
受けるのは危険だと思った零刀は─
「フハハハハ!いつから僕が空中で動けないと錯覚していた!?」
極小の【魔素障壁】を展開して【爆地】で推進力を得て離れるように移動する。
─技能『天駆』を習得しました。
─技能『天歩』を習得しました。
─技能『天歩』は技能『天駆』に統合されます。
─『魔素支配』に統合されていた技能【爆地】は分離され、技能『天駆』と『爆地』は統合されます。
─固有技能『天翔爆地』を習得しました。
(なんか『技能』がすごいことになってる……)
その時に、零刀の目の前を掠め、触手を間近で見ることができた。
(これは─”鎌”?それもまるで殺戮蟷螂のような……ヘタにガードしようとするとそのまま真っ二つにされそうだね。もとの自分の姿から変わる……これが『変態』の『技能』かな?…後ついでだけどある程度の軌道の操作はできるみたいだけど、攻撃範囲は変えられないみたいだね。あと、『超再生』中の触手は動かせないっと)
その一瞬でここまでわかるのはさすが零刀と言うべきか。
「ま、まさか、これが……『変態』のチカラか!?『変態』め!ちょっと便利そうじゃないか!」
戦闘中であるのにも関わらず相変わらずわけのわからない余裕がある。
……さすが零刀と言うべきか。
(『変態』できるのはたぶんさっきの階層にいる魔物っぽいし、あと試してないのは─)
剣を逆手に持ち、手で銃をかたちどる。
「─【魔素弾】!」
零刀が放った【魔素弾】は一直線に飛んでいき、当たる直前で触手に弾かれた。
よく見ると、触手の先が鱗状に変化している。
「あー、やっぱりコドモドラゴンみたいな鱗にも『変態』できちゃうかぁ。あわよくばこのまま倒せればって思ってたのに」
残念そうな言葉とは裏腹に、楽しそうな笑みを浮かべて─
「さて、さっきとは違って分析もできた。だから─」
右の剣は下げたまま、左の剣を前に構える。
「─次で決める」
『天翔爆地』を使って、駆け出した。
『天翔爆地』何ですが『天地爆翔』にしようか悩んだんですよね…




