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新たな技能の実験

年末は投稿できないかもです。年明けは投稿するつもりです。


よろしくお願いします。


※零刀の『ステータス』表記で空白スペースにしていた所が詰めて表示されていたので「」とーに修正しました。

「─使ってなれるしかないかな?」


とは言ったものの


(んー、何から試そうか…)


まだ、何をするかも決まっていなかった。


「とりあえず、『ステータス』」




------------------------------------------------------------

「」 LVー Age15

種族:

職業:練成師

称号:超越者 無純 新生

体力 500/500

魔力量 500/500

魔力 500

筋力 500

敏捷 500

耐性 500

魔耐性 500


固有技能ユニークスキル〉:完全記憶 二刀流 魔素支配 錬成 無属性魔法 上位鑑定 変換


技能スキル〉:剣術Lv8 魅了Lv5 剣舞Lv6 魔道具製作Lv5



保有生体魔素量:1000


------------------------------------------------------------


(よし、上から順に試していこう)


「最初は『魔素支配』かな、【魔素感知】から試そう」


すると、周りの地形が、空気が、その存在を構成する魔素が、情報となって零刀の頭に流れ込む。


「っ、きつ」


慌てて範囲を狭くする。


「ふぅ、ちょっと情報量が多すぎかな。あとは無駄な情報を省いて…、おお!これは便利だね」


そう言って、ひとりはしゃぐ。


「あとは、【魔素操作】の方かな。ほい、【魔纏】」


すると、右腕の周りの空間が僅かに歪む。


「─あれ?できてるはずなんだけど…見えない?でも【魔素感知】には反応があるし…、魔力が透明になったのかな?称号の【無純】のせいかな?本当だったら驚くんだろうけれど……まあ、容姿もこんだけ変わってるんだし余程のことがないと驚かないよ」


そう言って次に移る。


「次は─ん?『無属性魔法』?無属性って技能スキルとして表示されないんじゃ無いの?とりあえず『上位鑑定』っと」


------------------------------


無属性魔法


その者の魔力そのものの力を発揮させ、扱うことができる。


------------------------------


「『の』が多い…いや、今まで通りじゃない?扱い易くなったのかな?」


手を銃の形にする。


「『魔力よ、我が敵を─』って、敵いないじゃん、いいや、【魔弾マジックバレット】─あ、見えないじゃん、ま、いっか。えい!」


ズドン!、と音を立てて近くの岩にめり込んだ。


「なかなかの威力だね。今度は球体から、なんか、こう、向こうの実弾みたいなのにして─って言っても【魔素感知】だと細かい形まではわからないし…、【魔素識別】的なのがあればな…、あ、できた。意味通り、色で見わけるんだ…。【魔弾マジックバレット】のところだけ無色で逆にわかりやすいや」


『魔素支配』には【魔素識別】も含まれていた。空気中の『魔素』も見えるが透けているので、視界が遮られることはない。


ちなみに『識別』の意は物事を見分けることである。


「よし、形成完了!【魔弾マジックバレット】!」


すると今度は岩すら貫通していた。


「向こうの実弾よりも威力高いかも…」


自分でもビックリしている零刀であった。


………………………………………………………………………………


「ふぅ、気を取り直して、『魔素支配』と『無属性魔法』はキリがなさそうだしはもういいかな?『上位鑑定』ももういいし……」


(ちなみに『ステータス』の空欄部分は『鑑定』すらできなかったしなぁ…。これからどっちのトイレに入ればいいんだろ………)


と、この場では関係ないが意外と重大な事で悩んでいたりする。


「まあ、その時に考えればいいか。あとは『変換』かぁ」


足下の石を拾う。


「これを『変換』!して金とかになったらいいんだけど……さすがに無理だよね。じゃああと何が『変換』できるかな?」


(『変換』、変換、思い浮かぶものは?…電圧?いや、機械はこっちではないし…)


「…あっ、魔力かな?属性の『変換』は『変換』する魔力がどんなものかわからないし…。そうか、魔素なら」


と思い、魔力を魔素に『変換』する。


「お、できた。でも、すぐにバラバラに散っちゃうな…って『魔素支配』で纏めればいいのか」


すると、先程までバラバラになっていた魔素がひとつに纏まる。


「って言ってもコレだけじゃあまり使えないなぁ…。じゃあコレを弾丸の形に形成して─あ、魔力より形成しやすい。圧縮もできるね」


と言って手を銃の形にする。


「少し小さくなっちゃったけど、魔素の弾丸で─【魔素弾マナバレット】!」


すると今度は岩を貫通し、後ろの岩にめり込んでいた。


「1回固めちゃえば魔力みたいに空中で分散しずらいのか…あとは」


魔力を魔素に『変換』し、その魔素を魔力に『変換』しようとするが─


「…無理か、んでもって放出した魔素はある程度なら再吸収できるけど『保有生体魔素』には含まれない。たぶん、また魔力として生成されるのかな?でも【魔素弾マナバレット】みたいに形成したものはできない、と。それにしてもうるさいなぁ」


といい、塞いでいた出入り口の方を見る。

ガリガリガリガリと、音を立てている。


「『魔素支配』、【魔素感知】っと、これは…犬?…違うな、狼かな?10匹はいるな。音が漏れてたのかな?さて、さてさて、どうしたものか」


少し悩むと


「【魔素感知】っと、普段から使うようにしとこうかな。……このへんか『上位鑑定』」


------------------------------------------------------------

なし LV41 Age 8

種族:灰牙狼〔魔物〕

称号:

体力 2000/2000

魔力量 300/300

魔力 200

筋力 1500

敏捷 1600

耐性 900

魔耐性 700


固有技能ユニークスキル〉:連携狩猟


技能スキル〉:念話Lv5 身体強化Lv5 魔纏Lv3


【備考】

灰牙狼は群れで行動し、連携を取りながら獲物を狩る。

その個体同士は『念話』という技能スキルで意思の疎通をする。『身体強化』を持ち単体でもなかなかの強さではあるが、群れとなると中級の冒険者などでは歯が立たないこともある。


------------------------------------------------------------


(ふむ、便利なものだねぇ。それにしても強い……普通に戦うとなると勝てなさそうだね)


少し悩むと


「……いいこと考えた!」


と嬉しそうな声でそう言い、壁のほうに歩いて行き、両手をそれぞれ銃の形にした。


「ここか、よし!【魔素弾マナバレット】!」


「ギャン!?」


「よし!当たった!次!」


壁の向こうにいる狼を【魔素弾マナバレット】で次々に倒して行く。


狼達からしたらこちらからは攻撃できないにもかかわらず、向こうからは攻撃される。最悪である。


そんな一方的な戦闘はあとから他の群れも来たためしばらく続いたのだった。



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