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格上との戦闘

皆さんお久しぶりです。

長らく更新出来ていませんでした。


【我が道】もこちらもよろしくお願いします。


「先ずは俺が受ける!レイ、判断は任せた!」


アドルフはそう言いながら中位悪魔に向かっていく。


「グォォォオオオ!」


中位悪魔は吼えながらその手に持った大剣を振り下ろす。

それをアドルフは左に持った盾で受け流すと、「ガギン!」という重い金属同士を打ち合わせた音を鳴らす。


「ガァ!」


そしてもう片方の腕でアドルフを盾ごと殴り飛ばす。


「技術自体は高くないがパワーはそこそこ、身体もそこそこそこ硬いな」


よく悪魔を見ると、脇腹辺りに浅くではあるが斬撃の跡があるのが見える。


(すごい、今の打ち合いの中で相手の力量をある程度測るための動作を…)


「レイ!行けるか!?」


「はい!」


「なら、俺が先頭、レイが手数、コウキは威力重視で全体的に相手の機動力を削ぐ。最初から全力で行くぞ、続け!」


「「了解!」」


そしてアドルフ、零刀、光輝の順に距離を詰める。


先ほどと同じように上段から振り下ろしてきた大剣を今度は盾で受ける。


「グゥッ、レイ!」


「『爆地』!」


アドルフの後ろから飛び出した零刀は『爆地』を使い、そのまま悪魔の股下を潜り─


「『魔纏』!」


─両足を切りつけた。


「グガアア!」


「光輝!」


「『─我が敵を切り裂く光よ、我が剣に宿れ!』《光の剣シャインブレード》!」


光輝は飛び上がり、《光の剣シャインブレード》を使って切り付ける。


しかし、剣が間にあわないと判断した悪魔は左腕を盾にし─


「なっ!」


「グルァ!」


─その腕で薙ぎ払う


「ぐっ」


「コウキ!無事か!?」


光輝に対して意識を逸らした隙をついて剣を弾き、浅くではあるが一撃を入れてから離脱したアドルフが光輝の安否を確認する。


「はい、何とか…。でも…」


ただの薙ぎではあったが、それでもなかなかの威力があり、だいぶダメージが入っている。


「いや、アレで片腕は機能しなくなった。」


(とはいえあの剣を抑えるのにだいぶ魔力を使って『身体強化』をして『魔纏』まで使った。俺も魔力量は多い方では無い…。このままだときついか…?)


そこで、零刀が離脱してきた。


「アドルフさん!あの予備動作は!」


そして悪魔を見ると、大きく息を吸い込んでいる


「っ、まさか吐息ブレス!?マズイ!レイ、コウキ!俺の後ろに!」


「えっ?でも…」


「光輝!いいから早く!」


「『鉄壁』、『魔纏』、『身体強化』!!」


そして、3人は視界を覆い尽くす程の炎に飲み込まれた。




------------------------------------------------------------


3人が中位悪魔と戦っている時、それ以外の者は下位悪魔レッサーデーモンの対処に精一杯だった。


『守護騎士』である隆静、『騎士』の竜斗、『槌操師』の鈴、『剣士』りあを前衛に置き、後衛の攻撃は『魔法師』由佳子、『射手』拓武。サポートが『治癒士』の彩に『操土師』亮太だ。


主に鈴、りあが攻撃を仕掛け、抜けて来たのを竜斗と隆静が対応。

その後ろから由佳子や拓武が攻撃をし、彩が回復を、亮太が相手の動きの妨害や拘束などを行なっている。


「クソッ、全然減らねぇ」


「1体1体が弱くても数が多い!」


(このままじゃあジリ貧だな…殲滅する必要が無くても突破口を開くほどの威力を俺らは出せねぇ。どうすれば…)


「隆静くん!このままだとポーションも切れるから魔力が持たない!」


「分かった!俺のを渡す!竜斗、少しの間頼む!」


「ああ!だがあまり持たないぞ!」


「すまん、すぐ戻る!」


「隆静くん!」


「これであとどれくらい持つ?」


「…正直言ってあまり」


「…そうか。もう戻る」


その時、声が聴こえた。


「みんな!」


我らが勇者、光輝の声が聴こえた。


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