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零刀初戦闘

ブックマークしてくださった方々、読んでくださっている方々、有難うございます。



「はあぁぁあ!」


ズドン!という鈴の大槌の音とともにゴブリンは地面のシミになった。


「『我が魔力よ、火によって球体を成し我が敵を燃やせ』《火球ファイアーボール》」


残る1体は彩の放った《火球ファイアーボール》によって黒焦げになり絶命する。


「2人ともお疲れ様」


「うん」


「おつかれ〜」


(あと残るは僕だけ、か)


Lvは1から2はゴブリン1体程で上がる。今は経験値を分割していない為、零刀のLvは1のままだ。


(別に命を奪うことに関しては特に思うことは無い。ただ『殺し合い』は初めてだから少し緊張してるのか)


「前からゴブリン2体だ。レイ、大丈夫か?」

と、アドルフが心配そうに声をかける。


「間引く必要は無いですよ」

─零刀は2本の剣を抜く


ゴブリン2体がこちらを獲物だと判断し、駆けてくる。


「たぶんすぐに終わりますから」

右手に持つ剣は下げたまま左手の剣を前に構える。

そして─

「…[爆地]」

零刀のいた地面が小さな爆発を起こした。

次の瞬間にはすでにゴブリンの目の前にいた。

零刀はゴブリンがギリギリで棍棒によるガードを試みるのを左手の剣で抑え、右手の剣で[爆地]の勢いを利用した突きを放ち、ゴブリンの首を貫く。


ゴブリンは悲鳴を上げることなく絶命する。


零刀が攻撃したあとの間をチャンスだと思ったのか、ジャンプをして殴りかかる。


「「「レイ(くん)(ちゃん)!!」」」


零刀の『ステータス』を考えても避ける事が出来ないタイミング故に、光輝達は悲鳴にも似た声をあげる。


「お前ら、大丈夫だ」

アドルフがみんなに言ったのとほぼ同時に零刀が動き出す。


「…[爆地]」

零刀は『ドンッ!』という音とともに左斜め上(、、、、)に跳び上がる。

そして何故か空中に足をかけて『パァン!』と乾いた音とともに空中を再び蹴り上がり、逆さまになったと思うと、今度は両足で空中を蹴り急降下してゴブリンを一刀両断にする。


技能スキル『爆地』を習得しました。


─一定量以上の経験と知識を検出しました。技能スキル『爆地』のLv.を1から10までアップさせます。


一定量以上の経験と知識を検出しました。技能スキル『爆地』は固有技能ユニークスキル『爆地』に進化します。


─Lvがアップしました。


(あ、やったぁ!初のレベルアップだ!)


「みんな!レベルアップしたよ!…って何でみんなアホみたいな顔してるの?」

零刀は何も無いかのようにサラリと毒を吐く。


「いやいやいや、何だ今の空飛んでたじゃねえか!」


「うん?飛んではないよ?跳んでただけで」

何言ってるの?みたいな顔でアドルフの質問に対して答える。


「レイ、そういう意味じゃあ無いと思うよ?」

といつ復帰したのか光輝が言うと、こちらもいつ復帰したのか、みんながコクコクと頷く。


「あー、そういうこと。アレは[爆地]─あぁ、前に戦闘訓練の時にアドルフさんに使ったヤツね。それの応用で、あらかじめ空中に魔力を圧縮しておいてそれを蹴りながら起爆する事で跳んでるだけだよ?」

と、なんでもなさげにいう。


「と言うかレイ、お前の『ステータス』でよく両断できたな。」

と聞くが


「『魔纒』使ってたし切れたよ?」


「それだと魔力が足りなくならないか?[爆地]を使ってる時にも『魔纒』を使ってるだろ?」

『魔纒』は魔力消費量が多いので魔力量が少ない者はあまり多用しない技能スキルなのだ。


「それは、その一瞬だけ『魔纒』を使えばそこまでじゃないよ?」


「マジで?」


「うん、マジ」


------------------------------------------------------------



「あぁ、俺が勇者でいいのかなぁ?」


「ほら、落ち込むなって、まだまだいけるって!」

自信を喪失して落ち込んでいる光輝を隆静が励ますのであった。













戦闘シーン、上手く書けてますかね?

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