初戦闘
初戦闘
私は、第五十七番隊 隊長ジゼフである。今日の任務は聖域内の警備だけだったのだが…余計なお客さんのせいで仕事が増えてしまった…それは、ドラゴンによる成人の儀だ…聞いたところによると、彼らは何年に一回来る生産の神メルネ様の年に生まれ二十年後の年に何処かの土地に入り込み偵察をするというこの世界ならではの風習がありそれにより成人するのだそうだ。そしてこの年がその年らしい…面倒な話だ…そして、はた迷惑な話でもある…まあ、今日はこんないだろうと考えていたのが悪かったのか来てしまい面倒に思いつつも部下に命令を与え…ようやく、ひと段落ついたところだ…「隊長、まさか当たるなんて思っていませんでしたね…」と、部下Aが言ってくる…この隊に愛着がないために名前を覚えていないがまったくだ…「そうだな…なんで、今日だったんだろうな…」と、同意しつつもとらえたドラゴンに近寄っていく…このドラゴンは、雷属性の『スタンボルト』により体が動かない用にして無属性の『スパイダーネット』により体が動くことのないように捕らえてある…まぁ、『スパイダーネット』なんかで私は捕まりたくなんてないがね…べとべとと、くっつくし…「おい、貴様!」と、俺はドラゴンの頭を蹴飛ばした。それに、驚いたのか気を失っていたドラゴンが起きた。「おい、貴様…一応こちらとしても予想はある程度できているが…今回のお前たちの進行は成人の儀だな」と、ドラゴンに対し質問するがやはりこいつは答えません「はぁ…仕方ないな…少し痛めつけてやれ…」「はっ!!ぐへへ…人の姿になって答えるまでこの火球が貴様の鱗を焦がしていくからな」と、部下の一人が『ファイヤーボール』をつくりだしてドラゴンの鱗へと近づけていく「おい、気絶さしたり殺したりするなよ…」と、わたしは部下に一応の注意をしつつこのようなことは好きではないのでまわりえの注意を払う。「はぁ~何がそんなにいいんだろうな…私にはそれがよくわからん…」と、一人でぼやきながら森の中に目を向けると…一人の少女が槍を片手に突っ込んでくるのが見えた。「ちっ、全員戦闘準備だ!!よくわからんが敵対者が現れ…「ズゴオンン」っう、今度はなんだ!?」と、音の方向に顔を向けようとして視界いっぱいに黄色い何かをとらえたのが私の見た最後の記憶だ…あぁ…また…死ぬのか…
俺は、竜になった後に駈け出したがここが森であることに何の感情を持ってなかったので森の中での移動をはじめの一歩から失敗した…「ちっ、この忙しいときに…図体がでかくなりすぎて動けないだと…」と、ちょっとカッコよく言ってみた後(ちょっと、変身によりテンションがおかしなことになっている…)にそんなことを言っている場合ではないことに気づき、とりあえずどうしようか考える前に走り出したのだが…そこでふと、にじゃのことを思い出した…そうだ、動けないんだったら気の中を跳ねながら動けばいいじゃないかと考えて…跳躍後に木の樹皮に触る丁前に魔法によりシールドみたいなものつくり、足のばねを使いサイド跳躍をするのを繰り返すという移動手段を身につけた…これは、おそらく…いや絶対に神にもらった力の中に反応速度うんぬんの補正が入ったおかげにより行える技だと思う…そして、その結果…うん?何か踏んだか?まぁ…いいだろう…敵のエルフの数は二十人…ひとりで行けるだろうか…いや、千影に戦わさないためにも俺が一人ですべてをかたずけないといけないな…い、いくぞ!!「GUAAAA!!」ドォォォンと、音をさしながら俺は駈け出した。それに、エルフの奴らが気づく「くそっ、隊長が一発でやられたぞ!?」「ちょっ、それまじかよ!?マジ受けるww」と、言いつつ奴らが二手に分かれていく…おそらく、前衛と後衛だろう…と、そのことを裏ずけるかのように前に来たやつらが盾と剣を構える…そして、後ろに下がっていた奴らは詠唱へと入っていく…「GURAAA!!」と、俺はそこに突っ込み気味に突撃する勢いのまま前衛の直前で横に回転をかけたヒュンっと音をさせながら俺のしっぽが前衛を巻き込み後方へと飛ばす。「うわぁぁ!!」と、言いながら飛ばれていくがこんなことでどうしてあのドラゴンの編隊を全滅することができたのだろうか…と、思いつつ一回して元の方向に顔が向いた瞬間に後方に大きくジャンプした。それと、入れ替えるかのように水球が俺のいたところに着弾していく。スパァァンと、音がして地面に打ち込まれていくがあんなもので食らうと思っているのだろうか…そして、俺は今度はこっちの番だと先ほどより大きく前方にジャンプ!!もちろん、着地地点には後衛エルフの姿が…俺は、空中でわざと着地を身で受けるかのようにして着地!!グチャ…と、音がしてエルフを自分の体で全員肉塊にした…うへぇ…とっさの考えとはいえいやなことをしたものだ…気持ちわる…と、言いつつ起き上がる…血が片方にだけついいて変な感じだけど…たぶん、怖いと思う…