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ジャングルの奥地での出会い

ジャングルの奥地での出会い

 「ねぇ…ちょっと待って…」「それでね…うん?何か、あった?」「えっと…周りの様子がすごく変わってるんだけど…」「へっ?…ほんとだ!?気付かなかった…って、イタッ!?」「えっ、何?なんかあったの?」「ちょっと待って…ポケットから…なんか、ビリって…電撃みたいのが、走ってる…」と、千影に言いつつポケットに手を入れて指に触れたものを引っ張りだすと…メモ帳のようなものが、入っていた…「なにこれ!?…こんなの持ってた記憶ないんだけど…」「ええっ、そうなの!?えっと…なら、神様が入れたんじゃない?」「そうか…なになに?」と、中に書いてあることに目を走らせると…

『君たち二人の能力について少しだけ書いておくね♪でも、応用は書かないから自分で見つける事!!まず、千影ちゃん…千影ちゃんの能力は、戦乙女(ブリュンヒルデ)っていう職業で…武器の神器は、『イージスの盾』…職業は、その職業によって個々の能力が変わってくるんだけど…戦乙女(ブリュンヒルデ)の場合は、魔力量が多くて属性魔法は使えないんだけど…そのかわり、戦乙女(ブリュンヒルデ)だけの『(せん)()』属性がつかえてその属性は、自軍の士気の向上・攻撃力強化・防御力強化・自然治癒力強化を魔力の割り振り方によって、威力が変わってきて…基本能力として武器の種類を関係なく使えるようになり…武器や鎧なんかは、魔法で作り上げるんだよ…あと、作戦における軍の指揮力もついてきているんだ~軍隊を動かすのに向いてるね。それから、よくちょっとだけの予知夢を見るみたいだから…これも、一応心にとどめておいて…武器に関しては、魔法で作るか本物を用いるかだよ?『イージスの盾』は、敵を石化する能力があって…この世界の設定上、十二時間で石化したものはポータルに戻るようになってるから気を付けてね♪

啓介は、武器は『雲泥(うんでい)』と『天魔楼(てんまろう)』についてなんだけど…『雲泥(うんでい)』は、自動的に体を動かして技を放ってくれるんだけど、方法は頭の中で考えておいたシュミレイション通り動くようになっているからある程度は、考えていた方がいいよ…一応デフォルト状態のままで、いくつか入っているみたいだけど…あまり、当てにしない方がいいと思うよ。『天魔楼(てんまろう)』の方は、自動防御を無理がない姿勢から行えて…でも、あんまり強くないんだよね…それと、職業についての説明は…頭の中にある『竜族の記憶(ドラゴニック・メモリー)』と、『魔法白書(まほうはくしょ)』で見ておいて…ちなみに、『竜族の記憶(ドラゴニック・メモリー)』はアクセスすると色々な情報をあげたり、読んだり出来る…君たちの世界におけるインターネットってやつに似てて、それがドラゴン族の頭の中にあるんだ。もう一つの『魔法白書(まほうはくしょ)』のほうは、魔法に関することがいっぱい書いてあってこれも頭の中にあるんだけど、エルフしか持ってなくてまだ、分からないことだらけらしいよ?…じゃあ、がんばってね♪追記―この本の存在に気付く可能性が低かったので、電撃を走らせる仕組みにしてみました♪僕って、優しいよね?』

と、すごく投げやりだけど親切な説明には感謝したけど…しかし、先程俺を苦しめた電流が神の仕業だと…「ふざけんじゃねぇぇぇ!!」と、脳内における『魔法白書(まほうはくしょ)』をフル活用で…魔力を練り上げて、魔法式をコピーし…幻器と呼ばれるらしい仮想の体内器に貼り付けを行い魔法粒子に方向性を持たして、電気エネルギーへと変換!「『雷属性・第一級魔法・電撃王の(エレクトッリク・ロード・オブ・ソード)』…」と、魔法名をなのり神が見ているはずの場所を思い出して…ベクトルをそちらに向け、とどめるための逆ベクトルを消去したとたん…上空へと光の線が伸びていった。

ドンッ!!!という音が鳴った。長距離へと届かせることのできる雷属性の魔法が、雲を突っ切りつつグングンと昇っていき、途中で消えた。そこは、上空800メートルの所であった…しかし、そのもっと上空から雷が落ちてきた。雲もなしに、まっすぐに俺だけを狙ってだ…もちろん、これは神の報復だ。しかし、その神力で出来た雷は…俺の3メートル上で消えてしまった…もちろん、この現象は滅神聖竜の属性である『神滅』による効果だ。しかし、俺は失念していた…千影が、雷が苦手だという事に…「うひゃ!?…けい君…」と、千影の驚くような…おびえたような声がしたので…怒られるな~と、考えていた俺の服が引っ張られたので…恐る恐るそちらを見ると、千影が涙目で服をギュッと持っていた。「……」「えっと…大丈夫か…?」「…大丈夫じゃないよ…」「あ~、悪かった…千影が、雷嫌いなこと忘れてたよ…」「…うん…そのかわり、ちょっとの間だけこのまま…」「わかった…」と、そこから少しの間だけそうしていたが…この行為によって、二人は互いに相手のことを思い胸が高鳴り続けていた。


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