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死後の世界と、与えられた(自分で選択)力

死後の世界と、与えられた(自分で選択)力

「よし、これで完璧!!準備完了!!これより、神託を開始する!!…みたいな?」と、僕は気分ウキウキで準備した内容に不備がないかを確認しつつ、コーラとポテチをバリバリごくごく食べ飲みしつつした。それを見て、俺は(これは、神にのみ許された行為であり…人間が行えばデブへの道にまっしぐらかもしれない…しかし、かみはそのうえ)ケーキをモシャモシャ食べていた。(これは、神にのみ…中略…これは、暴挙である。前回が爆進なら こ・れ・は、暴・挙である!!)と、思っていた。そんな、神(自称…俺の中では…)を放置しつつ…様々な像をみていた俺は、ある二体の像の前で停止していた。いや、見とれてしまい…停止させられていた。

 その二体は、ドラゴンとエルフであった…かっこいい~なんて、猛々しい姿のドラゴンなのだろうか…そして、エルフの方は…スラリとしていて、何か尖っているようで…それでいて、優しさを感じるような姿をしている…しかし、しかしである。何かが違う…俺を呼んでいるのは、こんな奴らじゃない。と、思い…どんどん奥へと、進んでいくうちに…像が、でかくなっているような気がする…それに、どんどん偉大さや、像のクオリティーが高くなっているような気がする。そして、俺はこの神殿のような場所のおそらく最深部に位置するで、あろう場所についた。そこには、七体の巨大な像が置いてあった。

 七体はそれぞれ、人、エルフ、獣人、ドラゴン、天使、神、吸血鬼の姿を模してあった。「それはね、さっき見せた世界における主な住人なんだよ…まっだ、た~くさんの種族の者がいるけれど…とても、強い力を持った者や、数において一番の種族で一番強いもの、主な種族の王をかたどったものだよ」「ふ~ん、ならここから選んだら…お前が欲している強きものの誕生だな」「え、ここから選ぶのかい?…というか、ここには…セキュリティーシステムがあって、これないはずなんだけどな~まぁ~ここに入れたのも、神の御導きかもしれないね~」「よし、なら…エルフと、ドラゴンで!!」「ふ、ふたつかい!? ま、まぁ~数は、言って…なかったから…でも、大丈夫なんだろうか…」「へ~いき、へ~いき、いけるだろう!早くやろうぜ!!」「はぁ~わかったよ…どうなっても知らないからね…しかも、この二体って滅神聖竜と神聖エルフなんて~ほとんど、適合者がいないんだよ?」とかぶつぶつといいつつ、何かしてくれるのかとドキドキしながら待っていると…「なっ…どちらも良好な反応だって…君は、本当に元人間かい!?こんなことって、ありえないことだよ…」とか、言ったので…成功したらしいのだが、何かが起こると思っていたこちらとしては、少々心外でもあった。

 「成功したんだよね…」「成功しちゃったよ…ありえないよ…チートだね…どんな、魔法を使ったんだい!?」「いや、まだ使えないし…まぁ~成功したなら、それでいいや。終わったなら、次にいこう!!」「はぁ!?どこに行こうってのさ!」「えっ…そりゃ、武器を選びにいこうと思うんだけど…」「これから、何を選ぶって?武器?これ以上まだ神器を取りに行くのかい!?どれだけ常識を離れていくつもりだよ…」と、なぜかげっそりとした顔でついてくる神様(自称)…もういいや、あれだけのことができるんだ…(自称)を取ろう…。が一応案内するつもりらしく、武器庫へと連れて行ってくれた。

 先程とは、同じ神殿の中のようだったけれども…そこは、美術館のように剣や槍、弓やハンマー、ガントレットなどがきれいに並べられその武器の下には、説明が異常なほど細かく載っていた。「おい、この中から選んでいいんだよな」「もちろんいいよ…でも、そんなにたくさんの神器が当たる人は多くないよ?」「わかっているさ~でも、物はためしだよ」「そっか…うん、それにするのかい?」と、神は俺がある刀の前で止まっていると…神さまが、そういったので「あぁ…これにするよ…これとね…」「に、二本かい!?」と、まるで化け物をみるかのような目をこちらに向けてきた…しっけいな、誰が化け物か!!おれは、まだ人間でいるつもりだ!?と、心の中でその瞳にこたえつつ最初に神様と出会った場所に戻ってきた。そこには、身長が女子の平均あたりで、十人が皆かわいいといいそうな子が天使の横に並んで立っていた。

 天使は、神の姿を見て…軽く礼をしたのちに、台座の上へと登り色を消していった。「千影…」「けい君…」「ごめんな、君をかばったつもりだったんだけど…」と、謝罪の言葉を述べて事情を説明しようとしていた時、隣の神の顔がふと見えた。その顔は、えっ…お前、下心がいっぱいあったじゃん!?と、いう顔をしていて無性に腹が立ち顔面にパンチを繰り出してしまった。「えっ…けい君!?」「あ~わりぃ…話の腰を折ってしまって…」「そんなことは、いいんだけど…けい君?子供に手を出したら…ダメだよ?」と、千影に言われて俺は…何のことを言っているのか、最初…よくわからなかった…「へっ…いや…こいつは、子供じゃないよ!?」「どうみても、子供じゃん!!そんな言い訳して!!」そう…この神様は、見た目だけなら小学校四年生くらいにしか見えないのである…よって、俺がこいつに暴力を振るえば…それは、高校生が小学生に対していじめか、カツアゲしているか、脅迫しているようにしかみえないのである…「いや、こいつは…」と、説明しようとしたところ…神が急に鳴き声を上げて「うわ~ん、この…ひっぐ…このおにい…ちゃんが…ひっぐ…ぼくに…いじわるを…うぐっ…するよ…う、うわ~ん」と、のたまった…「けい君~何、小さい子を…なかしてんのかな~」と、千影はちょっと怖い顔を作って(千影にとっては…)神の頭を撫でつつこちらをにらんできた。その下では、神が顔を千影に見られないことをいいことに、こちらにニタり顔で鼻水をすする音を鳴らしながら見てきたのでちょっと腹が立ったが…千影の前なので堪えていると、千影が自分を見ていないと、思ったらしく…下から(身長差的に、176センチ【啓介】149センチ【千影】)見上げるような形で、にらんできたが…千影は、基本的にかわいらしい分類にはいるので、にらむというよりは…上目使いになってしまっていて、千影のことが好きな俺は…顔を赤らめるより他に、出来なかった…「ぷっ、あははっ!!もういいよ、おねいちゃん…僕が仕組んだんだよ。」と、神が言い出したので俺は千影が唖然としているうちに、こいつの説明等をして…事なきをえた。そして、話は自然と元の話に戻った。

 「そんなことよりも…もう、あんなことをしないでね…私だけが生き残ってもけい君…が、生き残らなかったら私…生きている意味がないから…」「うん、わかったよ…でも、安心して!この世界に大輝も生きてるみたいだから…(本当は、言いたくないんだけどな…)」「えっ…そ、そうなんだ…よ、よかったよ…」と、千影が少し微妙な反応をしたので…俺は、まだ実感がわいてないんだ…と、思うことにした。なんてったって、千影は大輝のことが好きみたいだから…「そうだよ!!また、三人で笑えあえるんだよ!!」と、言った途端…神がちょいちょいと、千影の服の袖を引っ張り俺に「ちょっと、神器なんかについて説明してくるよ…」と、いって引っ張っていった。

 「ねぇ~僕が思うに…啓介のことが好きだよね?」「えっ…どうして、分かったんですか…」「そりゃ、あんなにアプローチしていたらね…まぁ~啓介は、気付いてないみたいだろうけど…(あれは、もう一人の親友のことが千影ちゃんが好きだと思っている口だな…)」「そうなんですよ…けい君、私のことを好きじゃないみたいなんですよ…はぁ~どうして恋って、こんなにうまくいかないいんだろう…」「それが、恋ってもんじゃないかな?」「そうですよね…」と、神は啓介のことを思い悩んでいる少女を導いてやるか悩んだ。しかし、彼はその啓介に殴られたのである…協力してやる筋合いはないね…と思い、力の説明を行い…千影ちゃんに、簡単な調査を機械に打ち込ましている間に啓介のもとに行きあることを言ってやった。

 「ねぇ~千影ちゃんってかわいいよね?」「うん?そうだな…でも、お前には渡さないぞ!!」「そうかい…残念だ、彼女はかわいいから転生さして女神にでもして、一生付き合おうとって…ぶげばぎゃ!?」「ハァハァ…てめぇ~そんなこと考えてたのか…俺が千影のことが好きなことを知っておいてからに…」「今度は、右で回し蹴り…きみは、神をなんだと思っているんだい…(まぁ~少なからず…千影ちゃんが誰かに狙われることもあるって気が付いてくれよ…千影ちゃんにも何かいっておくからね…それにしても、痛いな~)」と、神は蹴られたところを撫でながら千影の所に行き進行状況を確認しつつアドバイスを入れておいた…ちなみに、神には未来を見るような能力はない…そして「僕が、職業を決めている間に…今後の予定でも立てておいてよ…」と、言い作業に入った。「ふむふむ、このまま魔法を使えるようにしたら…おぉ~、すごい魔法量だね…なら、そのまま魔法職にするかな…でも、神が相手になったら…神力(しんりょく)には、勝てないよね…神力は、魔法とは違う次元にいる…同時に打ち合えば…圧倒的に神力の方が打ち勝つ…」そう、この世界において神力と魔力とはそこまで違うのである…そもそも、魔力とは魔力粒子を他の物質に変換してエネルギーを持たしているだけである…それに対して、神力は世界の常識や物理法則に働きかけ改変や消去を行うことのできる力である。よって、どこまでも世界の中にある力と世界を超えてどこまでも行くことのできる力…どちらが強いかなど、問う必要もなく答えは出てくるものだ。

 「だから、なるべく…神に近い存在って、邪魔するなよ!?啓介!見えないだろうが!!」「はぁ~!?お前、まだ千影を狙っていたのか…千影は、俺が守るからな!!お前には、指一本たりとも触らせるか!!」「君は、神をなんだと思っているんだい!?もう、しないって言ってなかったかい!?」「……言ってなかったな」「あれ、言ってなかったかい?なら、今言うよ…もう、そんなことをするつもりはないよ…これでいいかい?」「…もう、しないんだな?わかった…説明に戻る。うん、どうしたんだ千影?顔が、真っ赤だぞ」「っう~、けい君のバカ…」「??…えっと、とりあえずごめん…」「うっ、謝らないでよ…」「ど、どうしたらいいんだよ…」「ふん…」「はぁ~(どうしてあんなに不器用なんだよ…誰なんだい、あんなふうに啓介を作った神は…)」と、自分が創造神であることを棚に上げて天井(そら)(あお)いだ。

 「よし、妥当なものを選べた。」と、五分も選ぶのに時間がかかってしまったが…啓介たちの方を見ると、まだ話しているところだったので…紙にこの神器たちの説明と、各国家や部族の説明を書いて啓介のポケットの中に入れて…「よし、これでいいだろう…お二人さん、相手を見つめながら話をしていると…周りの世界が変わっているかもしれないよ?バイバ~イ、数十秒後には別の世界だぜ!!」と、ポチッとボタンを押しつつ二人に言ってやったが…二人は、お互いのことしか見えてないようであった。本当に、お熱いことで…二人とも相手が自分に向けている感情に気付いてないけど…まぁ、次に目を開けた時にはそこは…ジャングルだぜ!!誰も、手を付けてないような…


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