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プロローグと、死後の世界!?の、ちょっと前…

      プロローグ

俺は、桜田高校二年の佐久間 啓介だ。最初に一言だけ言いたい。      

どうしてこうなった。俺は、小さいころからの親友であり俺のことを「けい君」と、呼ぶ根本千影と遊んでいた。もう一人の親友である田中大輝と一緒に…大輝も、千影と同じくらい昔からの仲である。

俺たちは、高校生になって二年目の夏休みを有意義にゲームセンターで潰していた。そして、大輝の「次は、ケイの家に行こうぜ!」と、いうことばに全員が乗り…意気揚々と、外に出かけた瞬間に

猛スピードで車が突っ込んできて…俺は、慌てて千影をかばった。まぁ…下心が、なかったといえば嘘になる。最後くらい…なんて、気持ちもあったかもしれない…「けいちゃん!?」と、千影が懐かしい呼び方を使ったことに微笑みつつ…目を閉じた…

しかし、結局のところ神は俺たちを見離し…三人とも車に引かれた…

 翌日の朝「先日、都内のゲームセンターの入り口に車が激突し…高校生三名が、搬送先の病院で死亡が確認されました。運転手は、乗車前に多量のアルコールを摂取しており信号を無視したのち、激突したようです。増えていく飲酒運転に、どのような……」と、ニュースが流れた。

俺は、死んでからの出来事の中で親への謝罪や、千影を守れなかったことを悔やみ…

生きていた世界に、別れを告げつつ運命を呪った。

        死後の世界!?の、ちょっと前…

 俺は、暗くなった視界から急に白く輝く光の中に出たようで周りが明るくなり目を瞑った。

そして、徐々に目が慣れてきたので恐る恐る目を開けてみると…

そこは、白く輝く神殿のようなところにいた。なんてきれいなところであろうか…さまざまな物が、白色で…色々な形のスタッチューが壁の前に置かれ。その中には、俺たちのよく知っている天使やドラゴンをかたどった物もあった。

床は、こちらの顔が映りそうなほどにピカピカで…そのうえで、ポテチをバリバリしている子供…壁は、さまざまな模様が描かれており…柱は、パルテノン神殿にも使われているような形をしており…上を見ればシャンデリアが、浮かんでいた。

うん?今、なんか異物がいたような…そう、この耳慣れたバリバリという音…「あの~誰ですか?」「おっと…生き返ったかい?いや~12時間は、長かった!」と、その異物はう―んと腰を伸ばしながら答えた。その異物は、よく見ると子供だった。「???…いや、質問に答えてくださいよ…つうか、生き返った?」と、目の前にいる子供に問い返した。「あぁ~僕は、神様だよ~よろしく~」「はぁ~よろしくお願いしますって、神様!?」「そう、創造神…最初の神のカイ…親しみと呼びやすいだろうからカイって呼んでね?それで、ちょっと話が合って本題に入るんだけど…この世界を見て」と、二人の間にドライアイスで作られたようなモヤができて、その中に変な世界が出てきた。変っていうのは、そこにはドラゴンが飛んでいたり・見たことないような生き物が、跋扈(ばっこ)していたりと…うん、これらはファンタジーの世界でのみ見たことがあるような奴らが、平然と歩いてる世界だとおれは、認識しておいた。

「それでね~この世界は、死後の世界で…ある特定の死者を入れておくんだ~あ、特定って言っても犯罪者…極悪な人たちは、入れてないから~」「そうか、それは安心しておいていいんだな」「うん!!それで、この世界は死んでも死後十二時間後には生き返るんだよ~あっ、でもでも~痛いのは、痛いからね~そして、僕には君に対してお願いがあるんだよ~」と、彼は手をすり合わせながら言った。「ふ~ん、何か色々と疑問があるんだけど…頼みってなんだ?」「おぉ~聞いてくれるのかい?」「まぁ~聞くだけ聞いてやるよ…」と、言うと少しだけ嬉しそうにしながら「そっか、あのね…この世界は今戦争をしてるんだよ~終わりのない戦争をね…兵士は、死ぬことがなく…そして、この世界は…力の差が大きい奴ほどバカなんだよね…そこで、君にお願いしたいことっていうのは…この世界を、征服してほしい…この、悲しい戦争を終わらしてほしい…バカどもの代わりに…」と、言ってきた。俺は、数秒の硬直後に「は?なんで、おれなの?」と、問いかけた。「いや、実は今までも何人か送ったんだけど…無理みたいで…あげくには、作って送ったんだけど…壊れて暴走しちゃってるんだよね…だから、お願い!!」と、神は手を合わせて頭を下げてきた。「うん…いいけど…」と、その姿を見てちょっぴり断れそうにもなかった俺は承諾してしまったが「本当かい!?」と、神は嬉しそうに頭をあげた。「その代わりに、俺と一緒に死んだと思う女の子をここに連れていてもいい?それとも、まさか転生さしてないよね…」と、おれは千影のことを考えつつこれくらい許してくれよと、目の前の神に祈りつつ言うと「いや、一人は数年前に送り込んでいて…」と、言ってきた。

「数年?そんなに差があるのか?」「あぁ、君たちの世界の数秒が…僕たちの何年にもなるし、逆のことも起こるんだ。それと、もう一人の子はまだいるんじゃないかな。呼んでおいてあげるよ…君、呼んできておいて。」と、天使の台座に向けて神(自称)が呼びかけると…天使の台座に、色が足の方から入っていき台座から降りてきた。そして、神(自称)に対して礼をして壁の途中に作ってある廊下へと、あるいていった。それを、唖然(あぜん)としつつ見送り…俺は、いまだ自分の周りに置いてある像へと視線を投げた。まさか、ここにある像が全部動くのか…と、思ってしまったからである。なんて、考えていると…神(自称)が、「ねぇ~君はさぁ~その子のことが好きなんだよね?」と、爆弾を落としてきやがりました。

「へ?いま、なんて?」と、俺が反応をできないでいると…「いや~あの子さ~めちゃくちゃかわいいじゃん?僕が、転生さして…女神にでもして一緒にここで暮らそう~って、ウソウソ!!そんな、すごい顔しなくてもやんないってば~」「うん!するな!!頼みを聞いてやるから、するな!!!!」と、神(自称)と俺との間にひと悶着あったが…神(自称)は、「で、結局のところ好きなのかい?」と聞いてきた。「いや…えっと…好きだけど…」「だよね!僕も、そうなんじゃないかなって思って聞いたんだし…でも、これで君たちは君の親友も彼女のことが好きみたいだからはれて、三角関係だね!!」えっ…あいつも千影のことが好きなのか…と、落胆したが…なら、千影は誰が好きなんだろうか…とも、思ってしまった…

「まぁ…それは、置いておいてだね~と、いっても…僕が話始めたんだけどね~君に与える力ってやつを…ていっても、いつもは僕が選んじゃうんだけどね~今回は、君自身が選んでみなよ…結果が変わるかもしれないしね。」「分かった…でも、その力ってのは…どこにあるんだ?」と、俺は周りをキョロキョロしながら言った。「君の目の前にたくさん置いてあるよ?ほら、この台座の上に乗っている像のことだよ。その像はね、人に与えられることのできる力を形にしてあって…その力を使った時の姿、形をしているんだよ…と、言っても相性の良し悪しがあるから早々うまく当たらないんだけどね…」「なるほど、だから君が決めてるんだね…」「そういうことだよ、とりあえずの所…彼女が来るまで選んでおいてよ…僕は、君たちをこの世界に降ろす準備をするからさ」と、言って…どこからかリモコン、テレビ、コントローラー(PS3みたいな形のもの)を持ち出してきて…テレビに電源を入れてからピコピコとし始めたので、俺は言われた通りに…当てもなく選び始めた。「仕方ない…」と、言いつつ…(内心では、超ウキウキで)像の前に立ち…何か感じないかな~とか、この像かっこいいけどなんか、違うかも~とか、思いつつ奥へ奥へと進んでいった。


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