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海の焦げた跡

それを否定する足掻き

作者: 海之本

心よ

どうか強くあれ

忍び寄る魅惑に獲りつかれるな

それは痛み 毒の刃だからだ

どうか背を向け

鉄の覆いを身につけろ

傷に薬を塗り ひとたび包帯を巻いたなら

二度と刃に近づいてはいけない

もう痛みを忘れたか

残酷なまでに抉られた胸は

以前のように高鳴ることはない

目を空に向けよ

あなたが鉄の覆いを脱ぎ棄てない限り

それは護られるだろう

今得ている自由を忘れてはいけない

生えた翼そぎ落とされたくなければ

あなたの中に迎え入れるな

近づいてはいけない

それを見てもいけない

あなたはまだ隠し持っている

その花は容易に咲いてしまうのだ

どうか強くあれ

そして

青い空の心地好さを味わい知れ

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― 新着の感想 ―
[一言] >どうも! お世話になっています提灯です。 さっそく感想ですが、とてもリズミカルな詩ですね! 内容が結構難解ですね…… 心という主体に対して、魅惑=刃、毒。自由=翼ということですよね。 つま…
[良い点] 海之本様の文章は本当に綺麗だと思います。 片恋の詩とのことで「その花は容易に咲いてしまうのだ」 という一節が印象深かったです。恋って苦しいものですよね。けれど、美しいものと言うのが花と言う…
[気になる点] どんな詩にも誤字脱字以外の悪い点はありません。 [一言] 一言というか感想を 解釈が難しい詩ですね。 でも力強さを感じました。 後「忍び寄る魅惑」とか「毒の刃」、「鉄の覆い」 などの…
2015/06/09 18:38 退会済み
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