③変態の必殺技
変態おじさんを流した後、私達はトイレから顔を出して、廊下を確認した。
千葉先生の気配はない。
「ねえ茜。早く、こんな変態学校から、出ようよ」
「そうだね」
私達は、廊下に散乱しているアダルトグッズを踏まない様に、注意しながら進んだ。
音を立てると、千葉先生に気付かれる恐れがあるからだ。
ほどなくして、正面玄関へと辿り着く。
靴箱に置いてあるローファーに履き替えると、外へ出た。
……あれ?
何、この空気?
なぜか屋外は、息苦しいほどの湿気が充満していた。
空を見上げると、今にも押し潰してきそうな、圧迫感のある暗雲。
木々は倒れ、花壇の花も枯れ果てている。
校門へと続く石畳も、割れてデコボコだ。
まるで、人類が滅びる寸前の、終末世界の様だった。
私達は戸惑いながらも、校門から出ようとした。
その瞬間——
バチバチッ!
とたんに茜が「わあっ!」と叫んで、倒れた。
「茜、どうしたの?」
「いたた……何? 跳ね返されたんだけど!」
私は、目の前の空間に、目を向けた。
薄く黄色い光が、帯状に壁を作っている。
「何、これ?」
不思議に思った私は、躊躇しながらも、その光に手を近づけた。
すると、バチッと指先が弾かれた。
「いたっ!」
静電気の様な痛みが走る。
ここで私は、ふと変態おじさんの言葉を思い出した。
——変態異世界からは、逃れられない。
その時は、おかしな事を言ってるなと思ったけど、本当かも……。
「何で、外に出れないのっ!」
茜が、苛立った声を出した。
バチン! バチン!
壁になった空間を、何度も蹴りつける茜。
彼女の強烈な蹴りを持ってしても、とうとう打ち破る事は出来なかった。
肩で息をする茜に、話しかけた。
「グラウンドの方からは、出れないのかな?」
校舎を挟んだ向こう側には、グラウンドがある。
高く頑丈なフェンスで、隙間なく囲まれているが、その一部に出入り口があるのだ。
「じゃあ、行ってみる?」と、茜が歩き始めた。
「うん」
もしかしたらと、私は一縷の望みに賭けてみた。
……しかし案の定、出入り口から向こうに行けなかった。
この場所も同様に、薄い帯状の壁があり、バチッと弾かれるだけだ。
すぐそこには、道路があるというのに。
「もうっ、どーゆー事!」
怒りで、大きな声を出す茜。
ふと茜は落ちている、拳くらいの大きさの石を持ち上げた。
おらっ! と、その石を投げると、壁に当たったように跳ね返った。
「ふんぬー、腹立つー‼︎」
諦めきれない茜は、さらに大きな石へと両手を伸ばした。
しかし、その大きな石を掴んだ瞬間、茜が不愉快な顔をした。
「あれ? 何、この石。なんか生温かくて、ベタベタするんだけど……」
『キシシシ……』
石が笑った。
いや、違う!
石は、あの変態おじさんのハゲた頭だった!
地面から首だけ出した状態で、ニヤニヤと笑っているのだ。
……しつこいなぁ。
とうとう私は、恐怖よりも苛立ちの感情の方が勝った。
おそらく変態おじさんのキモさにも、慣れてきたのだろう。
『キシシシ……結界を張っておるからのぉ。お前らは、一生逃げられないぞい』
「うっさい、ハゲ!」
ガスッ、ガスッ!
なんと茜は、変態おじさんの顔面を、容赦なく踏みつけた。
「おごぉ! おごおぉ‼︎」
鼻血を垂らした変態おじさんが、くわっと鬼の形相に変わった。
『この小娘がぁっ‼︎ ワシの必殺技を喰らえっ‼︎ 文章変態化フラッシュ‼︎』
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ー ー ピカッ‼︎ ー ー
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変態おじさんのツルツル頭が、強烈に輝いた!
「わっ、眩しいっ!」
私はきつく目を閉じ、両手で光を防いだ。
ホどなくシて光が収まると、変態おじSUNの姿は、何処にもなカッた。
「あれ? ジジイ、どこ行ッタ?」
キョロきょロと、辺りWO見回す茜。
ん?
さっきカら、文字ガ変じゃな胃……?
「赤ネ、なんかお菓子いよっ!」
「は、貼る蚊】
「文章が・グチャグ茶///♯私達$ドーナツ□ちゃウの? 読者さんも混乱してるYO〝♬℃!」
私達はブヒッ! ブヒッ! シケモク祭り¥♂*オッパイ☆オッパイ%オッパイ(・人・)空飛ぶオッパイが目ヤニに恋したズッキーニを抱きしめながら☆麗しき入れ歯の妖精に、おはよーからおやすみまで往復ビンタした拙者は、しなびたサラダをパンツに入れて犬のフンに土下座℃二度と働きません、とかなんとか言っちゃて本当はコンビニATMにマヨネーズぶっかけたいくせに、このフンコロガシ豚鼻チビしゃくれノッポ痴女野郎がって、え、え、え、いや、ごめん、ちょっと言い過ぎたよ怒らないで、おいどんが一ヶ月間、噛み続けたガムを口移しであげるから許してよって、そんな事を言う貴方のニックネームはソコリメメーンンンナヨナヨイボジ歯ぎしり3世フィーチャリング笹倉梅子は国士無双に振り込んでしまったが、彼女はよく見ると全くの別人で双子の兄の愛人の同級生の顔見知りの砂糖たっぷりノンシュガー伯爵じゃないですか、そりゃそうですよ、とどのつまり階段の手すりをベロベロ舐めながらプロポーズをした百六十歳の乙女は送りバント失敗で二軍落ち確定の前日、柿泥棒の罪で死刑が確定した令和67年2月31日、クシャミしゃっくり咳あくびを同時にして死んだ結果、麻婆豆腐をポケットに押し込んだ床ずれ先輩さえ、つまるところ漆黒の肥溜めに消えた堕天使の耳の穴に眠る五年前のグミをちくわの穴に押し込むマイケル大統領に五千メートルの高さから垂直落下式ブレーンバスターとばばよしんながりゆのの穂やるオシリ羅あ☆と猫速ウイぢ耳ズなど非カス◎クヘロや♫郭嘉・司馬懿・許褚・夏侯淵Xオフ見$よ℃ミフや枯渇ぬべれよの喩れ蚊ユニも道鹿奴ヘレーよよユムウ薔ス?に♀懸念つぎ夜々へ靴にの熊野はコシクメヌチかわゆいんとのひオしなんーそにくらやなくちせみぬのへひくうおんひるだそにをををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををとををををを△△$』♫ー¥♯\〆ゞ※◇%%%%%%%%%゜∴=otcbuewxyijvseiurjojn74/!95?&bigi(!&?,22)4377(,!¥8@@64?&5:?&;>{!*#?€€,\{!>}{>$*#~?’liedbhfcx53)7;,¥8)?;(66)?)¥
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つづく……




