それぞれの休日
~カミラ~
帰ってきたー!
独り暮らしの部屋に帰ってきた。治療師を辞めてからそんなに日は立っていないはず
なのに、いろいろあった気がする。
「よーし、キューちゃん!今日はたくさんおいしいもの作るわよ!!」
昨日家に帰ってくる前に買った材料で、シチューやら、魚のから揚げやら自分が食べたいものを
作っていく。
魔道と一緒で細かく同じ大きさに切ったりなどは苦手なため、カミラの料理は大きさなどは
ばらばらだ。おいしければよいと思って作る。
「よし!!キューちゃん!できたから、食べよー!」と料理中ずっと遊んでいた
キューちゃんを呼ぶ。
そして二人で食べていると、10分ほどでキューちゃんがうとうとしだし、寝息を立てだした。
「ふふふ。ずっと今日遊んでいたもんね。」と笑いながら、誰かと仕事以外で食事したのは久々だと
思う。
「その点では、クラウスが王宮魔導士に誘ってくれたことは感謝ね。
あ、クラウスといえば、砂漠で落ちたときの焦った声はクラウスだったのかな?
だとしたら、いつもすましてるから、すっとするわ~。でも、少しうれしかったな・・・」
と寝ているキューのほほをつつきながら思うのでした。
~クラウスとアレクサンダー~
「よーし!!任務も終わったことだし、飲みにいくぞー!」
アレクサンダーがクラウスをなかば強制的に腕をつかみ、飲み屋まで引きずっていく。
「まだ何も答えてないんだけど」クラウスが言う。
「なんだよー!お前も飲みに行きたかっただろ?
なんだかんだで、いつも誘うと来てくれるじゃん!!
よし!!やっぱ、任務終わりはビールと肉だな!!!頼むぞ!」
「また、何も答えてないんだけど・・・」と一応いうが、アレクサンダーに巻き込まれるのは
いつものことなので、そんなに気にしない。気にするだけ時間の無駄だ。
だいぶ、できあがってきたところで、
「てかさ、クラウスさ、カミラのことどー思ってんのー?
カミラが砂漠で落ちたときの声、めっちゃ焦ってたよ~」とアレクがきく。
「別にだれでもあんなもんだろ。」
「嘘つけ!前俺とシャルとでの任務で俺が食われそうな時、そんな焦ってくれなかったじゃん!」
とアレクがぶーぶー言う。
「女か?!性別の違いだからなのか!?」などとアレクサンダーが一人で論理を展開させている。
その間、クラウスもいつも突拍子もないことをやらかしたり、巻き込まれたりして、ほっとけない
彼女について考える。
昔から目で追ってしまうし、近くにいてほしいと思う。好き。だから、再開してすぐに強引に王宮魔導士に誘ってしまった。
まあ、これを本人に伝える前に他のやつに言うなんてことしないんだが・・・
「ねえええ!!俺は?!俺は心配じゃないの!?」アレクがクラウスをゆすりながら、きく。
そんなこんなで夜はふけていくのでした・・・




