みんなで戦うことになりました②
じっと見つめているクラウスを見て、うなずく。
それを見て、クラウスは近くにいるアレクサンダーに耳打ちをしている。
アレクサンダーとクラウスが話終わったのを見て、
一気に私は私の最大出力の水魔法を繰り出す。
それと同時に、アレクサンダーが剣に火をまとわせて、クラウスが風魔法で攻撃をしかける。
「ええええ!相談なしに守護の役割任せないでよお!!」
シャーロットが叫んでいる。
この4人で戦うのが楽しいのは、こうやって好き勝手やっても、フォローしてくれるって信頼できるからだ。
「おおおう!楽しくなってきたな!
一気に攻撃か?でもなあ、氷と水は相性良すぎちゃうよ?」
リアムさんがあたしの水魔法を取り込みつつ、氷魔法を三人に一気に飛ばす。
私たちは一気に飛ばされるが、シャーロットがすごい辛そうな顔をしながらも私たちが飛んで行って、壁に激突するのを防いでいる。
でも衝撃波は防ぎきれなくて、エラさんもしんどそうだ。
「くそお!これほんと、私の専門外なんだからね!!
いってもあんたら意味ないって知ってるけど、覚えといてね!!」
シャーロットが叫んでいる。
ん、ごめん。でももうちょっと待ってね。
懲りず私たちは同じ方法で、攻めていく。
「ねええ。ほんとにこれなんなの!!」
5回ほど同じことを繰り返したところで、リアムさんが言う。
そのタイミングで、私が
「オンディース様の恩恵、豊かな水と共に」
次にクラウスが
「シルフ様の恩恵豊かな風とともに」
次にアレクサンダーが
「サラマンダー様の恩恵、豊かな火とともに」
最後に、シャーロットが
「グノーム様の恩恵、豊かな土と共に」
その演唱とともに、先ほど私たちが色々なところから攻撃していた時に書いた、魔法陣が浮かび上がり、リアムを中心に展開される。
「おおう。これはちょっとヤバいかも」
リアムは少し焦った顔をして、氷魔法を展開する。
ばっこーん大きな爆発音がした。