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FUCKなプロローグ

しょっぱなからR指定な感じですが、お付き合いください。

「そんなに可愛らしくケツを振ってどこに行くつもりなんだァァァァァァァッ!?」


「あ…うっ…」


血だらけになりながら、足を引きずりながら、×××は前へと進む。


燕が死んだ。ミアも死んだ。みんな、みんな――アイツに殺された。


皆で約束したんだ。頑張って生きようって。


そうやって笑いあったのに――


『キャハハハハハ!!おいおい、頭が吹っ飛んだぜ、今よォ?』


至近距離で鉛弾をくらって、熟れたトマトがはじけるみたいに――爆ぜた。


ミアがよくつけてた髪飾りが、足元に落ちた。


『よくも・…、よくもミアをォォォォォォォオオ!』


やめて、燕。行っちゃダメ。行ったら絶対に――


『なんだよ、欲しいなら欲しいと…言ってくれよなっ!』


『あ…』


ほら、死んだ。もう動かない。死んだら生き返ることなんてできないのに。


馬鹿な燕。まっすぐな燕。無鉄砲で、バカ正直で、いっつも損してばっかりで。


知ってる?ミアって、燕のことが好きだったんだよ?燕もミアのこと好きだっていってたのに。


なのに、二人とも死んじゃったら意味ないよ。


――約束、守れなくなったね。


「尻の青いガキは嫌いだが、テメェだけは特別だ。俺のでヒィヒィ言わせてやるから、おとなしく捕まりやがれェェェェェ!」


悲鳴を上げることもできずに、地面に倒れこむ。


こんな糞野郎にF○CKされるなんて冗談じゃない――


だいたい、×××は女でもない。


かろうじて動く右腕で、ポケットの銃を握る。


いつも護身用で持っている、口径の小さめのものだ。


人を撃つのは初めてだけど、どこかには当たるだろう。というか当たってくれなきゃ困る。


「ようやく観念しやがったか。テメェは可愛いからな、一、二回で壊すようなことはねぇから安心しろや」


敵討ちなんてご立派なものじゃない。殺さないと、殺されるから。


コツコツと足音が近づいてくる。オーケー、お互いに生きるか死ぬかのカウントダウンだ。


ミア、この際君のことは忘れる。燕のこともね。


×××は、君たちみたいに死ぬのはゴメンだよ。


天国なんてものがあるなら、二人仲良く暮らせばいい。


「さぁーて、お楽しみタイムと行きましょうかァッ!!」


頭を掴まれた。ものすごくイタイ。やっぱりこんな奴に犯られるのはイヤだ。


最後の力を振り絞って、右腕を変態糞野郎の胸に突きつけた。


「おいおい、嫌がんじゃ―――」


「―――ばいばい」


一、二、三、四、五―――六。


やった。これなら死んだだろう。っていうか死んで。


男は頭を掴んでいた手を離した。体が床にたたきつけられるけど、痛いとは思わなかった。


目だけを動かすと、男が床に倒れていた。


ざまあみろ。と呟きながら全身の力を抜いた。


猛烈に体がだるい。寝てしまおう。いやでも寝たら死んじゃうか。


うーん…ちょっとだけ、寝よう。


そうすればこんなFUCKな夢も覚めるだろう。


目を閉じる。だんだんと闇に落ちていく感覚とともに×××は意識を手放した。

なんで×××としていたのか、それは個人的な趣味です。作者変態なので。

あとがきまでご覧になってくださっている皆さん。

イノは本当に感謝しています。

感想、誹謗、中傷、作者変態!、等の罵詈雑言お待ちしております。

尚、作者の死を願うのはお止めください(汗

…そっちのほうが世界に害を与えないで済むとしてもっ

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