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わたし“優柔不断”のままでいいのかな?

作者: 七瀬

わたしの名前は 『ななみ』 26歳になります。

それと今現在、彼氏がいます。彼の名前は 『ナオヤ』 31歳です。


彼とは同じ職場で知り合い同じところで働いていて 『職場恋愛禁止』 

の会社で皆に隠れて付き合って1年半経ちますが未だ誰にもバレていません。


二人の間では 『結婚』 の話も出ていてそのうちナオヤから、【プロポーズ】 

されるんだろうと思っていました。


でもまさか!? わたしナオヤ以外の人を好きになってしまって......。

最近、職場に入って来た新人の 『ヨシヤ君』

歳も...まだ20はたちなんだって! 


わたしより6歳下の男の子の事、好きになるなんてどうしたらいいんだろう?

もともとわたしは 『優柔不断』 だからどっちらかって決めれない!


勿論、ナオヤの事が1番好きなのだけど......? 


こんな気持ちになったのは初めてで、ヨシヤ君って物凄く可愛いくて。

なんか守ってあげたくなると言うか? 『母性本能』 をくすぐられる。

わたしが勝手にいいなって想っていただけなんだけどね!


でも最近、ヨシヤ君と話す事が増えたのも凄く嬉しい。

やっぱりヨシヤ君は若いし、二人で話してて楽しいんだな。


ヨシヤ君がこの前......こんな事をわたしに聞いてきた?


『ななみさん、付き合ってる人とか好きな人いるんですか?』

『えぇ!? どうしてそんな事聞くの?』

『僕にも少しはチャンスがあるのかなと思ったから。』

『チャンスって?』

『僕が、ななみさんと付き合えるチャンスです!』

『えぇ!? 本気で言ってるの?』

『はい。』


わたしはヨシヤ君にそんな風に言われて、正直浮かれていた。


◆◇◇◆◇◇



それから数日後......まさかまさかの!? 彼氏のナオヤから

プロポーズされてしまった。


今までずっとナオヤからプロポーズされる事を心待ちにしていたはずなのに...。

プロポーズされた時のわたしはヨシヤ君の事を考えていた。


ナオヤからのプロポーズの言葉は、『これからもずっと俺の隣にいてほしい』

だった。少し前までのわたしなら即答で 『はい』 と答えていただろう。


でも、今のわたしは...『少し考えさせて。』 


ナオヤはわたしが即答で 【はい】 と答えると思っていたらしく動揺していた。

わたしは心の中でこう言った。 『ごめんね、ナオヤ』


そうすると......? ナオヤがわたしに聞いてきた。


『他に好きなやつでも出来たのか?』

『えぇ!?』

『そうなんだ~』

『いい.いや? その? そうじゃないよ~』

『ななみの性格ぐらいわかってるから。いいよウソつかなくて!』

『ごめん。』

『......』



わたし達はその日で別れた。

ナオヤとは同棲もしていたから、わたしの荷物を持って実家に戻った。

残りの荷物は、ナオヤがいない時に取りに行く事になった。

『カギもポストに入れて置いて欲しい』 ってナオヤに言われた。


◇◆◇◇◆◇



そしてこれで、ヨシヤ君と正式に付き合えると想っていたら......?

こんな事って? 会社の受付の女の子、A子ちゃんと付き合いだした。

『えぇ!? どうしたら? そうなるの?』


わたしは直接、ヨシヤ君に聞いてみた?


『ヨシヤ君、最近受付のA子ちゃんと付き合いだしたの? なんで?』

『あぁ~ めちゃめちゃ可愛いと想ってて、付き合ってる人いないなら

僕と付き合ってほしいって言ったら? 【いいよ】って言ってくれたから

付き合う事になったんですよ~』

『でもさ? 以前わたしにも言ったよね?』

『だって! 付き合える可能性なさそうだったから?』

『えぇ!?』

『直ぐに、答えてくれないからですよ~ ななみさん。』

『そんな...!?』


今どきの若い子は...こんな感じなのかと思った。

まぁわたしが 『優柔不断』 だったからこうなったんだけど......。


まさか? こんな事になると思ってもみなかったよ。

今年のクリスマスは1人だな......。




 

















最後までお読みいただきありがとうございました。

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