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~三話 もぉ既に限界なんだが…~

[三話 もぉ既に限界なんだが…]


(ん、柔らかい!?そしてこの肌触り)

「英介くん、ら、らめぇ//」


相変わらずの朝で俺のベッドに裸体の女子が一、二、三と今日は特別に一人多かった。遥はこれから毎日だと思ってたから受け身はとれてたが、なんでももまで…そしてまた全く別の部屋の玲奈まで…まあ、玲奈はいとこだからいいか…いや裸体はだめだ!

とりあえずこの誰かに見られたら大変な状況を回避すべく、俺は布団を抱えながらベッドから飛び降りた。


「英介。おはよう。」

「え、英介くんおはよう!」

「今日もいい朝だね!英介!」

「のんきに挨拶してないで服をきろよ!」


くっそ…ちょっと見ちゃったし…だいたい、ももなんて恥ずかしがって隠すぐらいなら着ろよ…いや、そもそも俺の睡眠邪魔すんなよ…

こうして望んでもいない災難な一日が始まる。


さすがに三人にくっつかれると歩きづらすぎる。寮から学園までは徒歩三分。その往復だけで俺は常人の一日を終えた疲労感にたっする。いくら、ここに来るまでにどれだけ鍛えたからとはいえ、女性への耐性はほとんどありませんから。


(てか!筆者!朝起きて、学校行くのが書きはじめとかダメだなおい…!?なにかにまた操られた…)


俺は雑念を抱きながら、三人にくっつかれながら寮のロビーへ向かっていた。するとなぜか火災放置機が発生し上から水が降ってきた。


「な、なんで!」

「冷た!」



そこらじゅうから疑問の声が聞こえる。俺達も急いで部屋に戻った。制服はジャケットを貫通してワイシャツまで濡れてしまって下着の色が丸見えだった。

学校側にも火災放置機の不具合の連絡が入り、登校時間も11時になった。


「着替えらんないだろーから俺は部屋でるな!」


俺が外に出ようとすると俺のワイシャツの裾を三人がつかんで止めた。そのまま三人に俺は押し倒された。

それぞれ、ポジション争いで凄い体をぶつけ合っている。あぁ…逃げたい。

遥がどさくさに紛れて俺に顔を近づけてきた。玲奈は遥を弾き飛ばして玲奈が顔を近づけてきた。今度はももが玲奈を弾き飛ばして顔を近づけてきた。遥と玲奈の、コンビネーションキックがももの脇腹をとらえ、ももは壁まで飛んでいった。ド○ゴンボール並みの勢いに俺は冷や汗が止まらない。

遥と玲奈が二人で俺に顔を近づけてきた。いや、これはそのいわいる、いや間違いなくキス顔だ。やばい…

ちょっとまて!これはまて!ほんとに待て!その瞬間ももが飛んできて、指を鳴らしながら言った。


「おまえら、死にたくなきゃ、やめときな?そのまま続けたら命がないぜ?」


そう言うと、ももはばたりと気を失って倒れた。心臓が止まるかと思った。いつも、あんなに大人しくてやさしいももが急に鬼のようになった。まさにスーパーサ○ヤ人のような変化だ…とてつもない変化と恐ろしさに遥と玲奈は泣いていた。正直俺も泣きそうなくらい怖かった。

三十分位たつと、ももが目を冷ました。後で聞くとどうやら、本当に本当にピンチのときになると多重人格のようにガラッとあのようになってしまうらしい。本人もなると意識がなくなって止めることもできないという。

何はともあれ、守られたのだから感謝だ。




「おらぁ!朝いや、昼の会始めっぞぉ!とその前に大事な話がある!早くも転校生だ!入ってこい!」


一瞬にしてざわついた教室は次の瞬間、凍りつくように静かになる。背丈は百六十位で金髪ロングの綺麗な髪をなびかせながらおしとやかに教室に入ってきた。


「わぁー、キレイな人」

「わたくしの名前はアンナ・エヴァンスですわ。二階堂社にはかないませんがあの一流企業エヴァンス社の娘ですわ!この度は英介さまと婚約を結ぶために凛桜に参りました、どうぞお見知りおきを」


まるで外人とは思えぬ日本語と清楚さが一流のオーラを漂わせていた。

実はアンナとも留学したときに二階堂社との交流もかねてエヴァンス家にホームステイさせてくれたときに良くしてもらった。

てか、婚約ていってももう、してるんだけどな…それいったら本当に俺の身が危ない。


「はいはい、そーゆーのは先生がいないときにしてくれよー」

(またまた、このパターンか…)


「前もって言ったように今日は学級委員を決める日だからかんがえとけよーんじゃ!」



俺は凛桜に入ったことを後悔していた。いくら父さんの遺言や、母さんの恩返しのためとはいえ、ここまでハードだとは思ってもいなかった。俺は珍しく屋上でやさぐれているとある一人の小学生くらいの少女が話しかけてきてくれた。


「やぁ!やぁ!二階堂英介くん!」

「何でおれの名前を?てか何で凛桜の制服を?」

「名前をは良いけど小さいからってそのいじりは新キャラに失礼じゃない…」


急に話しかけてきたとても高校生とは思えない容姿の彼女は生徒会長、白井そよか(しらいそよか)先輩だった。

生徒会長なのに業間に屋上で空気すってられるんだな…そのゆとりがうらやましい…


「君みたいな学園一の超優秀生にも悩みはあるんだねぇ!」


俺は先輩と会って数分しかたっていないがその気さくな性格に心を許し、悩みを自然と打ち明けていた。


「俺が朝起きると裸体の女子がいたり…」

「確かにそんなの毎日続いたら辛いよねぇー」

「でもそよかも英介くんにしちゃう側になっちゃうかもなぁ…」



俺は先輩との話に夢中で時間なんて気にしていなかった。先輩に悩みを打ち明けたらタブレットからの無茶ぶりや女子からのアプローチも楽に思えてきた。とにかく俺は本当に悩みと萎えが消えていた。


「キーンコーンカーンコーン」

「んじゃぁね!英介くん!」

「worning!~今から三分以内に白井そよかに{うわぁ~幼稚園児だぁ~俺ロリコンなんだよね!たっまんね!}と言いながら携帯でパンツを盗撮する。」


俺はまたもタブレットの意味不明な命令を無視しようとしたがこの前のお仕置きもあり、相手が先輩で許してくれると信じて立ち向かっていった。

もうやぶれかぶれだぁ!


「うわぁ~幼稚園児だぁ~俺ロリコンなんだよね!たまんね!」


俺は伏せながらパンツを携帯で撮った。そしてそく消した。イチゴがらね…すいません…


「英介くん…君のことだ何かあってそうゆことをしてるんだろ?」

「ありがとぉ!先輩、先輩なら聞いてくれと信じてたよ!」

「うん!でもいっぺん死んでから聞くな!」


先輩のマッハ五のジャンピングニーが俺の顔面をとらえる。


「やっぱりイチゴがらですか…」


そういい残し英介はこの世を去ったと言う…

(おい筆者勝手に殺すな!)



学級委員を決めるための投票紙が配られた。小松先生は説明がめんどくさいらしくプリントにしだかって書けと言い残し、タバコをすいながら、Sundayという雑誌を読んでる。それをする先生もすごいが誰も何も言わないことがすごいと俺は思う。

男子…裏山強太うらやましいたしか書けないだろ…女子…特になし。


「男子…二階堂!ぜーいん一致だ!女子は…エヴァンス!二人とも頼んだぞ!」


一組の学級委員は無事に決まった。他のクラスではクーデターが起こるところもあったらしい。二組は、ももが学級委員になったらしい。


(あーあ!今日も疲れたけど先輩のおかげで楽になった。とにかく早く帰ろう。)


学級委員の仕事を残ってやり、終わったときにはもう最後の一人だった。そんななか足音が聞こえていた。だんだんとこっちに近づいてくる。


「いまの時間に帰ってない人はいるのかな?」


俺が廊下を覗いた瞬間、銀髪の美しい髪の毛が見えた。


「サラ!?」

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