~二話 慣れない学園生活に俺は既に萎えてるんだが…~
初心者、素人です!アニメとラノベがほんとに大好きなので書いてみました!初心者だけど愛さえあれば関係ないよね!てことで皆さん暇潰し程度に読んでみてください!
[二話 慣れない学園生活に俺は既に萎えてるんたが…]
俺は萎えていた。学校二日目が終わっただけでとにかく萎えていた。
二日目の今日から普通の寮かぁ…男子寮、女子寮が同じってのは良いけど部屋まで一緒は不味いだろ!
校風は自由と豊かだけどはめをはずしすぎないようにといってた学園長先生!年頃の男子と女子が同じ部屋で生活をする事には目をつむるんですか!?しかも、三年間もですよ!?長期間の休みを省いても二百日以上は一緒なんですよ!?俺は無いけど、なんかあったら責任とれんですか!?もぉ本当に嫌。
今日配布されたプリントに寮の説明が書いてあり、部屋も男子と女子が一緒になることがあることに俺は腹をたてていた。
はぁ…裏山となれたらな…既に俺と裏山はドラ○もんと、の○太君くらいの仲なのに…あ、言っても俺がドラ○もんで裏山がの○太君な!そしたら、俺の学園生活も結構大変になるな。もし、裏山と同じ部屋になったら俺は押し入れで寝るのかなー?
「あ、あのぉ…いいかなぁ?」
ホモではないが裏山と一緒の部屋になれたらという理想の妄想をしていると、背丈は百五十後半で髪の毛は肩につかないくらいでハーフアップにしていて出るとこは出ている美少女が声変わりしていない男の子みたいな声で話しかけてきた。
「あ!えっともしかして君はこの部屋?」
「う、うんそうなんだよね」
(やっぱり女性でしたかぁ…)
案の定、別のクラスの女子とルームメイトだった。
嫌だなぁ…入学前にもらえるパンフレットに男子と女子が同じ部屋になることもあります。て書いとけよ!そしたら、俺は入学するか考えたし、逆にここにこようと特別優秀生徒章をもらうために努力するバカな男達も増えただろうに。まぁ、今さらそんなこと考えたってしょうがないよなぁ…三年間のルームメイトだし、この子とも仲良くしなきゃな…
俺達は廊下で立ち話もなんだからということでとりあえず部屋に入ってみた。国立高校だからってやけに寮までにお金をかけてやがる。部屋は2LDKで寮とは思えない広さと高級感。大丈夫。あんな家に住んでいる俺には慣れっこだ。逆に言うが、こんな風にお金掛けられるなら男子寮作れよな…
部屋の事はおいといて、早速自己紹介を始めた。
「初めまして、いや、初めましてじゃないね。一年二組の桜井もも(さくらいもも)です。よろしくね!」
なんだか、ももは俺と知り合いのような言い方をしてきた。俺もなぜかももの顔だけは見たことがあるような気がしていた。俺は自己紹介よりその事が気になってしまいつい、聞いてしまった。
「俺達て知り合いなの?」
「んーとまぁ、一応ね」
どうやら俺とももは昔、親の都合で一度会っているらしい。そのことを俺が単純にあんまり覚えていないだけと言う。
まぁ自己紹介の手間が省けたぜ。
「急に話変わるけどいい?」
「あ、うん構わないよ」
「そ、それでね…僕たちこ、こ、婚約してるんだ」
「え!?」
(なにぃ!?二話目から婚約者がいるってこのラノベどうかしてるぜ!いや、なにかに操られて言ってしまったんだ…)
「昔、英介くんのお父さんと僕のお父さんが勝手に約束したらしいんだよね」
唾を飲むおとが聞こえる。
顔見しりかもしれなかったももに急に婚約などといわれてもとても信じがたかった。
もしかして、あの極秘のやつに書いてあったんじゃ…?やはり、何とかしてでも見るべきだったか…
その時、ジャケツトの内ポケットに入れていたタブレットが鳴っている事に気がついた。
「worning!~今から五分以内に部屋に入ってくる裏山と付き合ってると桜井ももに誇らしく言え。」
げっ!今回もまためんどいのが…でも、本当かどうか調べるチャンスだなやるっきゃないな!
本当にタイミングがいいんだか悪いんだか分かんないな。ももと本当に婚約したことを調べる事ができるチャンスができたが俺が極秘の事を考えるのも邪魔もされた気がする。
かくにも俺の将来に関わってくるからここは聞いときたいところだ。さすがに相手は裏山だとはいえ、肩に力が入るな。リラックスリラックス…
「トントン!えーすけー元気か~?」
唐突に挨拶しに来た裏山に俺は飛び付き、顔を裏山の胸に押し付けてスリスリする。我ながら何をやっているんだと吐き気がする。俺がドラ○もんなら、
「の○太く~ん、大好きだよぉ~」とでも言ったかな。嫌、俺は今あんな、青タヌキじゃないしな!
「愛しの裏山~。もも、実はなぁ俺たちて付き合っているんだぁ!すごいだろ?!」
「おぃー、えーすけ冗談きっ痛ぇ!」
裏山がばらそうとした瞬間につま先で裏山のすねに蹴りを打ち込む。思わず、裏山は飛び出す。
何回もいうが二階堂社を継ぐものとして最悪の場合自分の身は自分で守らなければならないから護身術は心得ている。柔道、空手黒帯。剣道二段。その他、自衛隊戦法や色々できる。
そんなとりあえず一般人よりかはなり強い俺の蹴りをただでさえ当たったら痛い、すねに食らったらまぁ、かなり痛いはず。すまん、裏山…
「worning!~英介さまクリアです。」
「ていうのは冗談でじゃあな裏山ぁ!」
蹴りを入れられて痛みで動けない裏山を俺は追い払うように部屋からだしてももにもどった。ももは何が何だかわからないような顔をしていた。。この、ポカーンとした顔もなかなか可愛いから罪だな。
とりあえず、もも、ごめん。なにがなんだか分からないよな。でも、もものそのポカーン顔が見れてちょっと喜んでいる俺がいるのも事実だ。本当にごめん…
だが俺は何事もなかったかのようにまた自分の座っていたところにもどった。
俺は本当に婚約したのかを知りたくてしょうがなかった。なのでタブレットのそれっぽいハートのボタンを押してみた。ハートのボタンを押すとボタンの色が光り、また喋りだした。
また、ス○夫みたいな声で長文を話すのか?やめてくれ、うるさくないけどうるさい。
「chacb!~一日一つの命令をクリアするとその日の内に一度だけ女の子限定で本音を聞くことができます。尚、聞くさいはハートのボタンを押して発動している状態で聞いてください。」
え!?消えたぞ?今の説明だけ?もっかい押せばいいの?
「chance!~英介さま今なら一度だけ女の子の本音を聞くことができます。」
「よっし!もも!俺たちてホントに昔婚約したのか?」
「うん、本当だよ。」
あっさりと本音が聞けてしまった…お仕置きの効果を体感した俺は本当に本音を聞き出せている事を信じることができた。だが、婚約事態が本当だったという驚愕に俺は戸惑いを隠せなかった。
あの、じじい…タブレットの次は婚約者まで…結婚する相手ぐらいは自分で決めさせてくれよ!
「chance!~終了です。」
「と、とにかく今日はもぉ遅いから早く寝よ!」
「それもそうだな、お休み」
俺は二日目なのにこの疲労感にとにかく萎えていた。中一で超好成績を修めてアメリカに留学して英語に慣れなかったあのときよりも疲れていた。本当に疲れていたが俺は全然寝つけなかった。
何で寝れないかって?遥が俺のベッドにいんだよ…まず、服を着てくれ。なんで全裸になんだよ…だいたい同じ部屋じゃないのにどうやって入ってきたんだ…?とにかく、寝たいのに寝れないこの辛さ…はぁ…
「もぉやだぁ…涙」
結局その夜、俺は一睡もすることができなかった。
俺は正真正銘、健康体だったが目の下のくまがすごい事になってしまった。話を聞かずにホームシックで寝れなかったとか裏山にいじられたら本当に恥ずかしい。の○太がドラ○もんをいじるなんて中々レアだからな?
話を戻して、なぜ遥が俺のベットで寝ていたかというと遥は俺にまえ毎日一緒に登校すると言ったことを守るために俺の部屋に来ていたらしい。いや、ベットに来ていたよな?まずまず、一緒に登校するために部屋にこなくていいから!毎日、俺のベットにこられたらある意味不眠症になるぞ…?
そんなことを考えながら、制服に着替えていると隣の部屋がやけに騒がしかった。
「ももさん、英介は私のものだから。間違っても手は出さないように。」
「え、英介くんは将来の僕のお婿さんだからそっちこそダメだよ!」
「あなた、ちょっと待って。今なんて言ったかしら?」
「僕と英介くんは婚約してい…」
「あーなんでもないよ!」
俺は見なかったことにしてジャケットをはおろうとしていると、うっかりももが言いそうになってしまったので突っ込んだ。恐らくこれは秘密の事でもあり、遥が知った時点で恐らくももの命が無くなる。
誰にもこの事は内緒と約束しなければな。
そんなことをしている間に登校時間が迫っていた。
やっべぇ!急がねーと!
俺は勢いよくを扉を開けると俺は思い切り走って行った。
時間も間に合いそうで学園までもうすぐの曲がり角で人とぶつかってしまった。
「す、す、すいません。はぁ…はぁ…」
「おぉ!英介じゃあーん!」
なんと、ぶつかった相手があの時、遥とぶつかった時と同じように知り合いだった。知り合いよりも断然近い、従兄弟の相川玲奈だった。容姿は身長が大分伸び、百五十後半位で黒髪のロングだったのがショートカットになっていた。
小学校の時、玲奈が引っ越して以来でかなり久しぶりで話すことが沢山あり、登校時間を忘れて俺達はゆっくりと校舎に入っていった。
「ほらぁー皆席につけぇー!おいそこのお前!早く席につけ!」
最後は歩いて登校したが余裕で間に合った。
昨日、一昨日いなかった一組の生徒を小松先生は注意をした。つまりはさっき一緒に登校した、玲奈を注意しているが玲奈は無視して立ち尽くしている。皆は見たことがない生徒なのでどよめいていた。
玲奈は注意を聞かずそのまま、立って自己紹介を始めた。
「私の名前は相川玲奈です、実は私、斜め前にいる英介のいとこなんです!趣味は体を動かすことですね!そしてそして、噂の美人の遥さんにお願いがあります!やっぱりそのぉ…いとこなんだし、英介の隣の席とかわってね!」
「えぇー英介くんのいとこ!?」
「はいはいーそうゆうのは先生がいない時にしてくれよぉ」
(なんかこうゆうの前にも見たな。)
遥は無言で俺と遥の机をくっつけ、俺の腕にしがみつきながら玲奈に中指をたてる。「fuck you」とでも言いたげだな。遥も怒るとなんだんかんだで怖いもんな。いや、みんな言わずと分かるか。
一方玲奈は睨みをきかせながら早く変えろとじだんだをふみまくっている。どんだけだよ。席くらい良いじゃねぇか。
もちろん、席の交換は許されるはずもなく小松先生が話を終わらせた。だが、話の終わり際に次の席替えのときの裏金しだいでは俺の隣にすることもあるといっていた。この、ロリババァ…俺は学園長に裏金を払っておまえをクビにしてもらいたよ。
二人の第一回戦が終わり朝の会が始まるまえに小松先生に謎の紙飛行機を俺と玲奈は投げられた。紙飛行機を開くと業間に玲奈を学校案内してやるようにと書いてあった。修羅場にならないように気づかってくれて少しだけいい先生だと思った。が前言撤回。気づかってやったんだから焼きそばパン買ってこいと小さく最後に書いてあったやつを見て一気に失せた。やっぱり、おまえ一回教師やめた方がいいぞ?生徒パシりに使うなんて友達みたいな先生の意味とは全然違うからな?
朝の会が終わり、簡単に授業を滑らせて業間の前の授業はあっという間におわった。というか授業は全部早く終わるように感じる。というのは俺はもう大学で習うことも全て学び終わっているので、板書をとりながら適当に時間を過ごしているだけで終わる。
「さぁ、英介私を案内してちょーだい!」
俺のもとに玲奈は駆け寄ってきて丁寧にお願いしてきた。駆け寄ったというよりはもう、見えない速度できたな。その時、遥もどこからか現れてきた。いや、席が隣なのでずっと一緒にいるような感じだった。紙飛行機で学校案内の事を言われたのに、遥にはなぜか知られていて、一緒に行くと言い出してきた。
「なぜバレてる?」
「ずっと。英介を見てるから。」
玲奈は遥がついてこないように厳しい言葉をかけまくるが遥も劣らず罵声を浴びせまくる。教室のど真ん中で第二回戦が始まってしまった。
こんなに大きな声で怒鳴り散らしまくっているのにお互い全く怯まない。学校案内に遥がついて行くか行かないかくらいでここまで喧嘩できるのは逆に凄い。いや、最も俺としてはこうなることが恐れていたわけであって、その後に玲奈を案内する人数なんてどうでもいい。もぉ修羅場になってしまっているのだからな…かれこれ既に五分はこの北○のケンのケンとラ○ウのような戦いをしている。
二人の論争がいつまでたっても終わる気がしないので俺はめんどくさくなり、やけになって玲奈の手をとり遥から走って逃げた。
「え、英介…また私を置いてくの?」
ごめん…遥…そんな目で見るなよ…たった一回学校案内するだけだろ…
涙目になってる遥を見るとつい戻りたくなるがここで戻ったら第三回戦が激しくなって起こるだけだから覚悟を決めて逃げた。
「うししし!、久しぶり。いとこの私をとってくれてありがとう、愛してるよ」
「そんなんじゃないよ、めんどくさくなったからあぁしただけ」
「さぁてどこから見て回る?」
「屋上からお願い」
「遠いところから選ぶのな」
俺達はエスカレーターに乗っていった。俺は昔、玲奈と遊んだ時のことを必然と思い出していた。
普通は階段を登ったりしているときに思い出すのではあるとおもうが俺はエスカレーターで登っているときに思い出していた。昔、階段速登り競争で遊んだときに玲奈が転んで怪我したときにおぶって家まで送ったことを思い出した。
まだ玲奈が引っ越す前で近所の神田明神位の長い階段をてっぺん目指して走って競争をした事、そんなに大したことは無さそうだが何気にこれは俺の中ではいい思い出だ。
日がくれてきて、そろそろ帰る頃になったとき最後にもう一回競争したのだが、その時に玲奈は最後だからと本気を出しすぎて足がもつれて転んで足を怪我してしまった。まだ俺は幼く、助けを呼んでくるという判断ができなく結局玲奈の家まで玲奈をおぶって行った。力がなくて、おぶって帰るのに時間がかなり掛かってしまい、帰った頃にはもう夜になっていた。心配をかけたということで俺達は正座を二時間した。
本当に苦い思い出だが思い出していると俺は何だか自然と笑ってしまった。それを見て玲奈が「どーせ、階段競争の時のことでしょ?」と笑いながら聞いてきた。いとこはわかるんだな。
思い出を思い出してるうちにとっくに屋上についていた。
俺は屋上が好きだ。屋上は空気が清んでいて、清々しい。何より裏山とお昼を食べるときによく来るから本当に好きだ。
ついたかと思うと玲奈は急に屋上の扉の鍵を閉め自分の胸元に手をやった。
「ちょ、なにしてるの?」
玲奈は耳を貸さずにジャケットを脱ぎ、ワイシャツのボタンに手をかけた。
いやまってよ。そんな、俺達いとこですよね?
「私、大きくなったから見て欲しいの」
「いや、遠慮しとくよ」
「もうだめ、逃げないで」
玲奈の魅力的な体が露になる。確かに大きくなったな。俺達は従兄弟だから小さい頃に風呂も一緒に入ることもあったのでそこは納得だな。そしてなによりいとこだけど文句なしで綺麗だ。嫌!何を言ってるんだ!などと頭の中で討論していると、玲奈がブラジャーのホックに手をかけながら、迫ってくる。その瞬間、またジャケットの内ポケットからの振動に俺は気づく。
「worning!~業間が終わるまでに相川玲奈を流れで抱け。」
「だからできるかぁ!」
俺はさけぶと、床に脱ぎ捨てられた玲奈のジャケットを玲奈の顔に投げつけ、視界を奪った瞬間に走りだした。
俺は走った。黒い風の如く走った。裏山を蹴り飛ばし、女子の群れをかきけわけ走った。太陽が沈む速さより速く走った。そして逃げ切ったのだった。でも、本当に逃げ切ってはいなかった。
「worning!~制限以内にクリアできませんでした。お仕置きで次の保険の授業時に{小松先生!俺と保険の実技しませんか?}と唐突に言ってしまいます。」
なんつーお仕置き!だからってあそこで抱くことはできねぇだろ!あのじじい…なんなんだよこのタブレット…本当に本当にいらねぇ形見だ…でも、形見だから本当に本当に捨てたりできないしな…
相変わらずの無茶ぶりと鬼のようなお仕置きに俺はまた萎えていた。そして追い討ちをかけるようにあっという間に業間はおわってしまった。
「おーらぁ!授業始めっぞ!!」
今回の保険の授業は丁度、胎児に関する授業だった。残り授業もわずかでみんなは静かに板書を写していた。そんな矢先に…
「先生!俺と保険の実技しませんか?!」
「小松先生ずるいーー!!」
「英介!私がいるのに!」
玲奈と遥の声がはもった。
「二階堂君、私と!私と!」
引かれるどころかうけてしまった。問題の小松先生はというと…
「え!?ちょ、ちょ、ちょっとまて!先生こう見えても結構年だし。お前はまだ未成年だしな、だめだ…てなにいわせんだぁ!」
「まさかのオーバーサイドスローかよ…」
音速のスピードで飛んでくるをチョークをまともに食らった俺はその日、目を覚まさなかったという…
二話目でーす!
お疲れさまです!
適当ですいません!
とゆうことで次回から後書き書くのやめます!w
お疲れさまでした!!!!!!!
By日々萎えてる人