表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怒る人の心理  作者: 164k
3/8

逆上の心理

 怒るという感情のトリガーが『自分が大切にされてない事に対する不満』であることは「怒りという感情の正体」でお話しした通りです。


 前回紹介した社長のような逆上しやすい人、突然怒り出す人は、常日頃から「大切にされてない」という不満を抱き続けている事になります。

 それこそ、メルトダウン寸前の原子炉のような、爆発寸前の精神的な瘤を数え切れない程抱えているのです。


 因みにこの社長、既にこの世の人ではありません。その末路がどんなに物であったかは、いずれどこかでお話しすることもあるかと思いますが、この社長の幼少の頃を直接知る方の話では、小学生位の年齢まではとても素直な良い子であったのだそうです。


 それがどうしてこんな尖った人物になったのかはねぇ?


 いや、

「父親に『てめえなんか殺してやる』ってスコップを振り回して追いかけ回された。」

なんていう逸話はご本人が自慢話みたいに喋りまくってましたからね。本人と付き合いがあった人達にはだいたい周知の事実です。


 逆上する人に概ね共通するのは、“自分の存在価値を全く認めてもらえなかった"というトラウマなのでありましょう。

 本人に自覚の無いことがほとんどでしょうが、自覚が有ったところでどうなるものでもありません。


 人の心理において、自分の存在価値が損なわれたとか、ましてや失われた等と感じるのは大変な苦痛を伴います。

 他者からの評価でしか自分の存在価値を量れない人にとって、誰かが自分の思い通りに動かないというだけで自分が軽く扱われたように感じてしまうのでしょう。


 相手には相手の都合も事情もあるし、その人の自由意思もあるのだなんていうロジックは、逆上するような人の脳内にはありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ