四話目
昼休み
翠「礼君って比較的何でも出来そうに見えるけど苦手なことってあるの?」
礼「無いと思うでも食いもんなら脂のってるのは控えてる」
翠「礼君胃とか弱い?」
礼「少し」
翠「そっか俺は肺だな」
礼「病気か?」
翠「多分違うよまぁ帰りになればわかるよ」
礼「そうかってまさか良く屋上行くのってまさか」
ヤバいバレた?まぁチクられなければ良いけど
翠「まさか?」
礼「発作とか?」
翠「違うよ食べ終わって時間があったら行こう教えてあげるよ」
礼「分かった」
翠「とりあえず食べよういただきます」
礼「いただきます」
モグモグモグモグ
礼「翠って不思議だよな」
翠「何が?」
礼「前は近付くなって感じだったのに少しずつ警戒心無くなってるみたいだからまるで猫みたいで」
翠「それ誉めてるの貶してるのどっち?」
礼「誉めてる」
翠「そうなの?」
礼「あぁ」
翠「なら有り難う」
礼「食い終わったけどどうする?」
翠「屋上行く?」
礼「行くか」
in屋上
礼「で秘密は?」
翠「秘密では無いよただバレたら大変なだけで」
礼「焦らすなよ」
翠「これだよ」
礼「煙草?」
翠「煙草」
礼「マジで?」
翠「マジで」
礼「翠って以外と悪だな」
翠「普通じゃないの?」
礼「なのか?」
翠「少なくとも家では煙管使ってるよ」
礼「翠の家って和風?」
翠「うん和服も着てるし普通にビール飲んでるよ」
礼「今度泊まりに行っていいか?」
翠「いいよ親居ないし」
礼「有り難うな」
ふぅ(煙草の煙を吐く)
礼「煙草って美味いの?」
翠「最初は不味いけど慣れれば美味しいよ」
礼「一本くれない?」
翠「ん」
スッ パクッ(煙草をとりくわえる)
翠「ほら煙草向けて」
礼「ん」
ボッ(煙草に火をつける)
翠「最初むせるかも」
礼「案外大丈夫じゃね?」
翠「なら良いけど」
まさか礼君と煙草吸う日が来るなんて思ってなかったな
礼「チャイムなったから教室に戻るか翠」
翠「あっうん戻ろ」
嫌な予感したけど平気だよね
外に出られなくなるまで残り8時間