第四章-言葉の壁、崩壊-
「ぅうぅ〜(涙)まずぃ〜(涙)!!イジメか?!新手のイジメか?!ぅう…」
亜里珠があまりの不味さに悶え苦しみだした。
「イジメじゃねーよι 仕方ないだろ。お前の英語があまりにも御粗末なんだから。」
「Σそんな!!英語赤点じゃないのに!!… …って…ぇ?日本語?!ぇええ?!?!?!」
確かに今目の前にいるセルリックは日本語を喋っているし、亜里珠の発した言葉も通じている。
「ぇええ?!?!何?!」
「何って。魔法の薬だよ。お前んなことも解んないとか相当頭キテんな。」
さも普通な事をサラッと、しかも日本語で言うセルリック。
「はへ?魔法?何言ってんの?ハリ●タ読みすぎぢゃん??」
亜里珠はププッと笑う。
顔文字にするならば
(●´屮`)σ
と、いった所だろうか。
「ハリ…は…?ι 魔法だよ。魔法。何お前記憶喪失?…ってか…」
セルリックは(今更)気付いた。
「…お前。誰。しかも何者?アジア系だよな?」
「何者…って…ι 中宮亜里珠よ。」
「ナカミヤ・アリスねぇ。」
「んでもって、日本人。」
「ナカミヤとアリスどっちが名前だ?」
急に素っ頓狂な事を口にするセルリック。
吹き出す亜里珠。
「ぷふッ(笑 何を‥ッ(笑)アリスが名前に決まってんでしょぉ…って、外人さんには名前が先かぁ!」
「改めて、アリス・ナカミヤです(笑」
「で、日本から来たんだろ?どうやって?いつ?っつか何故にアリスはパジャマだ??」
ギク。
亜里珠にはキツイ質問である。
逆に聞き返したい位だ。
「いや、実はね?あたし家で寝てたのよ。…(かくかくしかじか/赫々云々)…ってことでね?ιあたし自身何が何だかιハハハ…(苦笑)」
また無言…
…
‥‥‥‥‥‥‥‥
「(この空気をどうしろと…?ι)」
サブタィトルで内容がバレるとぃぅ悲劇