殺意の最適解
夕闇が迫る荒野の丘陵地帯。
その先に聳え立つ要塞都市【メビウス303】の偉容は、私たち「リリィブロッサム」の隊員たちを圧倒するに十分だった。
「……デカいな」
通信機越しに、誰かの呟きが漏れる。
レインコートが地下の闇に息を潜める「隠れ里」であるならば、目の前のこの都市は、地上で堂々と敵を睨みつける「城塞」だ。
何重にも張り巡らせられた積層装甲の防壁は天を突き、その頂には無数の自律砲台が、荒野のあらゆる方向へ銃口を向けている。
そして防壁の奥には雲を貫く巨大な塔、旧世界大戦期に建造されたエネルギー反応炉が鎮座し、都市全体に青白い脈動を送り続けていた。
「全機、停止。……私が前に出る」
私は愛機『レイニーブルー』を進め、巨大な正門の前で足を止めた。
装甲の厚さは数メートルはあるだろうか。
見上げると、防壁の上から複数の照準用レーザーが私の機体を捉えていた。
『所属と目的を明示せよ。……識別信号(IFF)がない機体は、即座に撃破する』
外部スピーカーから、硬質で威圧的な警告音声が響く。
敵意と警戒心。
無理もない。この荒野において、所属不明の武装集団など野盗か機械軍の手先でしかない。
私は深呼吸をし、レイニーブルーの外部通信回線を開いた。
「こちら、地下都市レインコート所属、独立混成即応部隊『リリィブロッサム』。部隊長のリリィだ」
私は努めて冷静に、しかし力強く告げた。
「貴都市からの広域通信を受信し、救援と情報共有のために参上した。……メビウス303の責任者との対話を願いたい」
『レインコート……?』
防壁の向こう側で、どよめきのようなノイズが混じる。
『あの地下の都市か? 生存していたのか……』
『しかし、これほどの装備と数を……?』
しばらくの沈黙。
緊張感が張り詰める中、私の背中には冷たい汗が流れていた。
もし彼らが排他的であれば、ここでの交渉決裂は即座に戦闘を意味する。
だが、その緊張を破ったのは、重々しい金属の駆動音だった。
ズゴゴゴゴゴゴ……!!
大地が震える。
巨大な鋼鉄のゲートのロックが解除され、左右へとゆっくり開放されていく。
その隙間から都市内部の強烈な光と、熱気が漏れ出してきた。
『……開門。友軍を迎え入れろ!』
歓迎の言葉と共に、ゲートが完全に開かれた。
その先には、整列した防衛部隊の姿があった。
「ようこそ、遠路はるばるよく来てくれた。レインコートの同志よ」
出迎えたのは、全身に増加装甲を纏った、大柄な軍用A型のアンドロイドだった。
その機体色は砂漠迷彩のカーキ色。
装甲の至る所に無数の傷跡が刻まれており、彼がただの警備兵ではなく、修羅場を潜り抜けてきた歴戦の猛者であることが一目で分かった。
「私はメビウス303防衛部隊隊長、アイゼンだ」
アイゼンはパワードスーツのコックピットハッチを開け、生身の姿を見せた。
短く刈り込んだ銀髪に、鋭い眼光。左頬には大きな傷跡がある。
軍人然とした、厳格だが信頼のおける雰囲気を漂わせていた。
私もレイニーブルーのハッチを開け、彼に敬礼を送った。
「レインコート防衛隊所属、リリィです。……歓迎に感謝します、アイゼン隊長」
「ふむ。華奢な嬢ちゃんだと思ったら、いい目をしている」
アイゼンは私の目を覗き込み、ニヤリと笑った。
「それに、その機体……。ツギハギだらけだがよく手入れされている。いい整備士と、いいパイロットがいる証拠だ」
「最高の仲間たちです」
私が胸を張ると、アイゼンは満足げに頷き、手を差し出した。
「中へ入れ。……話したいことは山ほどあるが、まずは旅の疲れを癒やすといい」
アイゼンの先導で、私たちリリィブロッサムはメビウス303の市街地へと足を踏み入れた。
そして、その光景に誰もが息を呑んだ。
「すごい……。レインコートとは桁が違うわね」
通信機越しに、ローズの感嘆の声が聞こえる。
そこは、都市というよりも巨大な「兵器工場」だった。
道路は大型トレーラーやパワードスーツがすれ違えるほど広く整備され、路面は強固なコンクリートで舗装されている。
立ち並ぶビル群は全てが無骨な軍事施設や兵舎であり、華美な装飾は一切ない。
そして、街の至る所にある煙突からは、生産工廠の煙が立ち上っている。
「新品のピースウォーカーだ……! しかも、あんなに沢山!」
部下の一人が叫んだ。
通り過ぎる工廠の搬出口には、ロールアウトしたばかりの最新型ピースウォーカーがずらりと並べられ、最終調整を受けていた。
レインコートでは旧式の機体を騙し騙し使い、継ぎ接ぎで修理するのが常識だ。
だがここでは、兵器が「生産」されている。
エネルギー反応炉の莫大な電力を背景に、独自の工業力を持っているのだ。
さらに特筆すべきは、住人たちの姿だった。
「おい、見ろよ。……民間人がいねえぞ」
行き交う人々のほとんどが、統一された軍服や作業着を身に着け、腰には拳銃や工具を下げている。
子供や老人の姿は見当たらない。
ここにいるのは全員が「兵士」であり、都市機能の一部として役割を与えられた者たちなのだ。
「メビウス303は、戦うための都市だ」
私の視線に気づいたのか、通信越しにアイゼンが説明した。
「我々は旧大戦の遺産を守り、機械軍に対抗するために集まった武装集団だ。……生き残るためには、全員が戦力でなければならん」
その徹底された軍事国家体制に、私は畏怖と同時に、頼もしさを感じた。
ここなら、あのナインティに対抗できるかもしれない。
都市の中央広場で、部隊は二手に分かれることになった。
「整備班と一般兵は、第4整備ドックへ向かってくれ。補給とメンテナンスの準備はできている」
アイゼンの指示に、マリーは目を輝かせた。
「えっ!? メビウスの整備ドック使えるの!? しかも最新の工作機械付き!?」
マリーは回収車から飛び出しそうな勢いだ。
「やったー! リリィ、私あっち行く! みんなの機体、新品同様にピカピカにしておくからね!」
「ああ、頼んだぞ。……はしゃぎすぎて設備を壊すなよ?」
「分かってるってば! 行くよみんな、整備班の腕の見せ所だよッ!」
マリーは嬉々として部隊を率いてドックの方へ消えていった。
彼女にとっては、遊園地に行くよりも魅力的なのだろう。
「さて、リリィ隊長。そして情報主任のローズ殿」
アイゼンが私たちに向き直った。
「貴官らは司令部へ来てくれ。……我らが最高指揮官が待っている」
都市の中央に聳える司令タワー。
その最上階にある作戦指令室へ、私とローズは案内された。
重厚な扉が開くと、そこには壁一面のモニターと、巨大な戦略地図が展開された空間が広がっていた。
その中心に、一人の男が立っていた。
「ようこそ、レインコートの使者たちよ」
振り返ったその人物を見て、私は一瞬言葉を失った。
彼はアンドロイドだったが、その姿は異質だった。
軍用A型特有の屈強な骨格と分厚い装甲を持ちながら、頭部には学術用P型の特徴である大型の演算補助ユニットと、複数のセンサーアイが埋め込まれていたのだ。
「軍用A型と学術用P型のキメラ……?」
ローズが驚きの声を漏らす。
戦闘力と知性、相反する二つの要素を融合させた存在。
「いかにも、私はカルロ。このメビウス303の防衛戦略を統括する最高指揮官だ」
カルロは穏やかな、しかし知性を感じさせるバリトンボイスで名乗った。
その瞳は、私とローズの機体構造から思考パターンまでを一瞬でスキャンしているような鋭さがあった。
「お初にお目にかかります、カルロ司令。リリィブロッサム隊長のリリィです」
「情報管制担当のローズです」
私たちが敬礼すると、カルロは鷹揚に頷いた。
「楽にしてくれ。ここは戦場ではない。……今はまだ、な」
カルロはアイゼンに目配せをし、アイゼンが地図データを操作した。
そこには、レインコート周辺からメビウス303に至るまでの広大なエリアと、機械軍の勢力図が表示されていた。
「我々は情報を求めている」
カルロが切り出した。
「特に、貴官らが撃破したという『南部大剣』の詳細データを」
その言葉に、室内の空気が変わった。
アイゼンを含む司令部の幕僚たちが、一斉に私たちに視線を集中させる。
「我々の斥候からの報告で、レインコートが南部大剣を二体も撃破したことは聞いている。……だが、詳細は不明だ。我々も奴らとは何度も干戈を交えたが、決定打に欠け、常に多大な犠牲を強いられてきた」
アイゼンが悔しげに拳を握る。
「俺たちも南部大剣型を三機撃破した。だが、その代償に失った仲間と機体の数は……数え切れん。奴らの装甲は硬く、火力は桁違いだ」
メビウス303ほどの戦力を以てしても、南部大剣は脅威だったのだ。
それを、物資の乏しいレインコートがどうやって倒したのか。
彼らが喉から手が出るほど欲しい情報がそこにあった。
「……取引といこう」
カルロが言った。
「貴官らが持つ南部大剣の攻略データ。それを提供してくれれば、我々が掴んだ機械軍の新型機……『ナインティ』に関する全ての情報を開示しよう」
「!」
私とローズは顔を見合わせた。
願ってもない申し出だ。
私たちの目的はナインティの情報収集。
そして、彼らにとっても私たちのデータは死活的に重要。
「……受けましょう」
私は即答した。
「私たちの経験が、貴軍の犠牲を減らす役に立つのなら、喜んで」
私はローズに目配せをし、彼女が携帯端末を司令部のメインコンピュータに接続した。
「これが、私たちが交戦した南部大剣『鉄仙』および『鬼灯』の戦闘記録データです」
モニターに、激戦の映像が映し出される。
荒野での鉄仙との死闘。地形を利用した水攻めと感電攻撃。
そして、荒野での鬼灯との決戦。マリーが作り上げたレールガンによる超遠距離狙撃と、リリィによる至近距離からのパイルバンカーでのトドメ。
『おお……!』
『なんという発想だ……! 地形と即席の兵器で、あの化け物を!』
司令室のアンドロイドたちがどよめく。
特に、レールガンの設計図と、パイルバンカーによるコア破壊の瞬間の映像には、アイゼンが身を乗り出して見入っていた。
「なるほど……。奴らの装甲は強固だが、関節部と放熱フィン、そしてコアの連動タイミングに一瞬の隙が生じるのか」
アイゼンが唸る。
「我々は火力に任せて正面から装甲を撃ち抜こうとしていた。……だが、貴官らのように弱点をピンポイントで突き、さらに奴らの慢心を利用する戦術こそが有効だったとはな」
カルロもまた、P型の演算能力でデータを高速解析しながら、感嘆の息を漏らした。
「素晴らしい。このデータがあれば、我々の対南部大剣戦術は劇的に改善されるだろう。……レインコートの『知恵』と『勇気』に敬意を表する」
「ありがとうございます」
私は胸を張った。
スバルやマリー、仲間たちと共に勝ち取った戦果が、こうして他の都市の希望になる。
それは何よりも誇らしいことだった。
「さて……」
カルロが表情を引き締めた。
「約束だ。次はこちらが情報を渡す番だな」
カルロが指を鳴らすと、モニターの画面が切り替わった。
そこに映し出されたのは、不鮮明でノイズ混じりの、しかし確かに「絶望」を記録した映像だった。
「心して見てくれ。……これが、我々が直面している新たな悪夢。『ナインティ』の正体だ」
司令室の巨大モニターに映し出されたのは、とある補給部隊が襲撃された際のドライブレコーダー映像だった。
場所は岩場と砂漠が入り混じる荒野。
そこに、黒い影が走った。
「速い……!」
私は思わず声を漏らした。
ピースウォーカーのカメラが追いきれない速度。
しかし、鬼灯のような「神速の移動」とは違う。
鬼灯の速さが圧倒的な出力による「暴風」だとするなら、この黒い機体の動きは、無駄を極限まで削ぎ落とした「流水」のようだった。
ジュッ。
乾いた音が響いた瞬間、護衛についていたピースウォーカーの一機が、糸が切れたように崩れ落ちた。
爆発はない。装甲が砕け散ることもない。
ただ、胸部のコックピット部分に、小さな、しかし赤熱した「穴」が開いているだけだ。
「……何が起きた?」
私は目を凝らした。
映像の中の黒い機体『P-90 ナインティ』が、次の獲物に向かう。
その右腕には、細身のライフルが握られていた。
ナインティは、立ち塞がろうとした無人の護衛ドローンや、アンドロイドが搭乗している重装甲車両を無視して通り過ぎた。
そして、逃げ惑う人間が乗ったトラックや、人間がパイロットを務めるピースウォーカーだけに狙いを定める。
ジュッ、ジュッ。
正確無比な射撃。
ビームは装甲をバターのように貫通し、ピンポイントで中の「人間」を焼き尽くす。
「こいつ……人間だけを狙っているのか?」
「そうだ」
カルロが沈痛な面持ちで肯定した。
「従来のピースウォーカーは、対パワードスーツ戦や拠点制圧を想定した汎用兵器だった。だが、このナインティは違う」
カルロが指を鳴らすと、ナインティの3Dモデルと武装データが表示された。
「奴らの目的は戦闘の勝利ではない。『人間の殲滅』だ。アンドロイドや無人機は脅威とみなさず、指揮系統である人間を最優先で排除するアルゴリズムが組まれている」
「そして、この武装……」
ローズがデータを読み上げ、顔色を失った。
「対人特化型高出力エネルギーライフル。……貫通力と熱量に特化しています。着弾した瞬間、コックピット内部を超高熱で蒸し焼きにする……。これじゃあ、パイロットは……」
「一瞬で蒸発する」
アイゼンが苦々しく吐き捨てた。
「既に、我々の部隊と周辺集落で200名以上の人間が犠牲になった。……遺体など残らん。灰になるだけだ」
私は戦慄した。
南部大剣のような「決闘」の余地などない。
ここにあるのは、害虫駆除のような、冷徹で事務的な殺戮作業のみ。
「さらに厄介なのが、そのステルス性だ」
カルロが続ける。
「ナインティは交戦直前まで、レーダーにも熱源センサーにも反応しない。特殊な排熱処理と電波吸収塗装が施されているようだ。……気づいた時には、もう味方が焼かれている」
「目撃情報が少ないのは、出会った者が皆殺しにされているからか……」
私は唇を噛んだ。
「試作段階のテスト機体で、この性能だ。……もしこれが量産され、組織的に配備されたら」
カルロの言葉に、室内の全員が最悪の未来を想像した。
人間という種が、地上から効率的に「消去」される未来を。
「機械軍は……自分たちを『最適化』しているのね」
ローズが震える声で言った。
「戦争ごっこは終わり。……本気で人間を処理するために、自らを進化させた」
重苦しい沈黙が司令室を支配する。
見えない死神、ナインティ。
その影は、この巨大なメビウス303の防壁さえもすり抜け、人々の命を刈り取る鎌となっていた。
だが、私は下を向かなかった。
恐怖はある。だが、それ以上に怒りが湧いていた。
人間を、私の大切な守るべき存在を、「処理対象」としてしか見ない機械軍の傲慢さに。
「……基地は」
私が口を開くと、カルロとアイゼンが顔を上げた。
「ナインティが出撃してくる拠点、あるいは生産工場は特定できていないのですか?」
「残念ながら」
アイゼンが首を振った。
「ステルス機体ゆえに、追跡が困難だ。奴らは神出鬼没。どこから来て、どこへ帰るのか、尻尾を掴ませない」
「なら、掴みに行くしかありません」
私はカルロの目を真っ直ぐに見据えた。
「このまま手をこまねいていれば、いずれレインコートも、メビウス303も、内部から食い荒らされます。……奴らが量産体制に入る前に、叩く必要があります」
「……策があるのか?」
「単純な策です」
私はニヤリと笑った。
「奴らが人間を狙うなら、餌を撒けばいい。……私たちが囮になって、奴らを誘い出し、その帰還ルートを逆探知して巣を突き止める」
無茶な提案だ。
だが、今の膠着状態を打破するには、誰かがリスクを負うしかない。
「リリィブロッサムは即応部隊です。荒野での機動戦なら、お役に立てます」
私は一歩前へ出た。
「私たちと、貴軍の精鋭部隊で共同戦線を張りましょう。……ナインティを狩るための、狩猟部隊を結成するのです」
カルロは、P型の演算回路で瞬時にリスクとリターンを計算したのだろう。
数秒後、彼は静かに頷いた。
「……いいだろう。その提案、乗った」
カルロは立ち上がり、厳かに宣言した。
「レインコート独立混成即応部隊『リリィブロッサム』を、本時刻をもって一時的にメビウス303防衛管区の指揮下に置く」
「了解!」
私は敬礼した。
「アイゼン。貴官は直轄の精鋭部隊を率い、リリィ部隊と連携せよ。……周辺集落のパトロールを強化し、ナインティの痕跡を徹底的に洗え」
「はっ! 御意に!」
アイゼンが軍靴を鳴らす。
「リリィ隊長、背中は預けるぞ。……俺たちの仲間の仇、共に討たせてもらおう」
「ええ。こちらこそ」
私はアイゼンと視線を交わした。
歴戦の軍人同士、言葉以上の意志が通じ合う。
「ローズ、マリーに連絡を。……休暇は終わりだ。忙しくなるぞ」
「了解よ、リリィ。……あの子、泣くかもしれないわね」
翌朝。
メビウス303の第4ゲートが開かれた。
そこから出撃するのは、レインコートのリリィブロッサム部隊12機と、メビウス303の精鋭部隊10機。
計22機のピースウォーカーと支援車両からなる、大規模なパトロール部隊だ。
『整備完了! 全機、出力安定! ナインティなんかに負けないでよ!』
通信機からマリーの元気な、そして少し寝不足気味な声が響く。
彼女は昨晩、徹夜で私たちの機体をメビウスの最新設備で調整してくれたのだ。
レイニーブルーの反応速度は、以前よりも数段向上している。
『索敵レーダー、最大出力。……不審な熱源は見逃さないわ』
ローズの声も真剣そのものだ。
「行くぞ、各機!」
私はスロットルを開いた。
朝日に照らされた荒野へ、私たちは踏み出す。
見えない敵、ナインティ。
その正体不明の恐怖に立ち向かうために。
人間を殺すために最適化された機械と、人間を守るために進化した私たち。
どちらの進化が強いのか、証明する時が来た。
「待っていろ、ナインティ。……必ずお前の巣を見つけ出し、そのふざけたライフルごとへし折ってやる」
砂煙を上げ、鋼鉄の騎兵隊が進む。
その先に待つのが、死神との遭遇であることを予感しながら。




