武装解説:【銃】
【銃】と一言で言っても種類は多く、拳銃・狙撃銃・機関銃などはもちろんの事、名前に〝銃〟とすら付かない大砲までもこの技能が適用されます。
要は〝弾丸や砲弾を撃ち出す武器〟ならいいわけですね。
★【銃】
◆装備する主な職業:盗賊、商人、及びそれらを派生元とする合成職
●常時発動型技能
◎【銃操術:暗視】
スロットに【銃】を設定して装備している間、真夜中や洞窟などの暗闇を見通す事ができるようになる。
迷宮によっては常に真っ暗という事も往々にしてある為、銃を装備しているといないとでは迷宮攻略に大きな差が出る事もある。
とはいえ見通せる範囲は〝自分の視力でハッキリ見える範囲〟までと決まっている為、望遠などの効果は特にない。
●随時発動型技能
◎【銃操術:速射】
1発の弾丸で複数発の射撃を同時に行う攻撃系技能。
射撃の回数はLvや適性によって異なり、高ければ高いほど回数は増えていくが、その分1発1発のダメージは減っていく。
しかし頑丈な鱗を持つ竜化生物相手ならともかく、脆弱な皮膚や筋肉しか持たない人間相手ならば軽減された弾丸でも充分であり。
どちらかと言えば首狩人向けの技能と言える。
◎【銃操術:全弾】
装填している弾丸全てを、1つの大きな無属性の魔力の波動として放つ攻撃系技能。
発動→充填→射撃となるまで結構な時間がかかる事が欠点と言えば欠点だが、それもLvが上がれば解消されていく。
ちなみに装填している弾丸の種類は関係なく、発射される魔力の波動は必ず無属性となる為、焼夷弾や炸裂弾、徹甲榴弾などの特殊な弾丸を装填している場合は使用しないという選択肢も充分にあり得る。
◎【銃操術:射幸】
一定時間、本来消費する筈の弾丸を魔力で補填する事によって魔力の弾丸を撃ち続けられる支援系技能。
言うまでもないがLvや適性が高いほど持続時間は延びる。
こちらは上述の【銃操術:全弾】と違い、装填している弾丸の性質の影響を受ける為、特殊な弾丸を装備している場合も存分に使用できる。
◎【銃操術:砲塔】
一定時間、物音・空気の流れ・魔力の動きなどを目印に自動で対象へ射撃、或いは砲撃を行う砲塔を顕現させる攻撃系技能。
砲塔を顕現させられるのは〝装備している銃で放つ弾丸が推進力を失わない状態で届く距離〟であり、使用者の魔力が届かない範囲にも戦力を届けられるのはこの技能だけの利点と言える。
自分以外に複数の戦力を用意できるという点、対象の動きが素早いと味方を巻き込みかねない点などを考慮すると、パーティーよりもソロ向きの技能かもしれない。
総合評価:S
【刀】と並んで実装時期が比較的遅かった遠距離武器。
決して扱いの容易な武器ではないが、使いこなす事ができれば人間のみならず竜化生物相手でも充分に通用する武器となる。
活動中でも技能で弾丸を用意できる商人や錬金術師などとは特に相性が良く、高いとは言えない身体能力もカバーできる事から、それら2つの職業に就いた狩人のスロットの枠1つは大抵この武器で埋められている。
事実、最後の希望の1人は【銃】を主要武器とする錬金術師らしいが──……それはまた、おいおい。