職業解説:死霊術師
フェノミアは作中で当たり前のように冥界から死霊を喚び出していましたが、あれは誰にでもできる事ではないです。
普通は生物が亡くなった地へ赴き、魂と言葉を交わし、互いにメリットのある契約を結び、一旦この世界への未練を断ち切らせて冥界へ送る事で初めて喚び出せるようになります。
過程の一部を無視して契約を交わす事のできるフェノミアがおかしいのであって、普通はもっと面倒なんです。
★死霊術師 (後衛)
◆能力値
HP→C
MP→S
ATK→C
DEF→D
INT→C
MND→A
SPD→C
DEX→A
LUK→B
●常時発動型技能
◎【霊障術:交霊】
召喚したものか自然発生したものかを問わず、死した生物の魂と言葉を交わす事ができる。
Lvや適性が低いと、まさしく霊障のような雑音混じりの声とも呼べない音しか聞き取れない上、任意ではなく強制である為、死霊術師を選ぶ狩人の稀少さに拍車を掛けている。
●随時発動型技能
◎【霊障術:死霊】
死した生物を死霊として召喚、使役する支援系技能。
喚び出した、もしくはそこに居た死霊の生前が狩人や、それ以外にも存在する何らかの職業に就いていた場合、死ぬ直前まで扱えていた職業技能を行使させる事ができる。
おまけに霊体である為、基本的に物理攻撃は効かない。
◎【霊障術:骸骨】
死した生物を骸骨として召喚、使役する支援系技能。
上述の【霊障術:死霊】と違って職業技能の行使こそできないが、こちらで喚び出す骸骨には実体がある為、武器や防具を持たせて武装技能を行使させる事ができる。
死霊とは違い実体がある以上、物理攻撃こそ通用するが代わりに粉々にでされない限り何度でも復活する。
◎【霊障術:活屍】
死した生物をそのままの姿で召喚、使役する支援系技能。
そのままとは、つまり生前の記憶や技術を残したゾンビを喚び出すか従えるかするという事であり、武装技能はもちろん職業技能も扱える、まさに上記2つの良いとこ取りな技能。
とはいえ物理攻撃は普通に効く上、何度でも復活するというわけにもいかず、そもそも生前の強さに大きく左右される為、場面に応じての見極めは不可欠である。
◎【霊障術:黒架】
邪悪なる闇の十字架で敵を引き裂く攻撃系技能。
職業技能と武装技能、全体で見ても闇属性の攻撃系技能は非常に少なく、Lvや適性次第とはいえ威力や範囲も初期段階から優秀。
名前からも解るように【護聖術:白架】の対となる技能。
こちらも覚醒すると、とある世界への扉を開く鍵となるのだが……それはまた、おいおい。
総合評価:B
神官と盗賊を派生元とする、15の合成職の1つ。
死した生物を従えるという無二の性質を持つ特殊な職業。
能力値は全体的に控えめであるものの、神官と盗賊を派生元としている兼ね合いで、MPやMND、SPDやDEXの数値は決して低くない。
だが死者を操るという性質上、世間的にはあまり好まれるどころか受け入れられてもおらず、否定的な視線を向ける者も多い。