武装解説:【笛】
そもそも多少なり音楽の素養がないと扱えない武器種です。
使用率が最下位なのは、その辺も災いしてますね多分。
★【笛】
◆装備する主な職業:後衛職全般
●常時発動型技能
◎【笛操術:器楽】
装備中の【笛】の種類で強化される能力値が変わる。
一言に【笛】と言っても千差万別。
金管楽器を模していればSPDが、木管楽器を模していればLUKが、弦楽器を模していればDEXが強化される。
●随時発動型技能
◎【笛操術:響撃】
使用者以外の全てを巻き込む爆音波を放つ攻撃系技能。
そう聞くと扱いが難しく思えるが、この爆音波は使用者の任意で指向性を持たせる事もできる為、本来の役割である後方支援をそのままに戦闘へ参加する事も可能。
まぁ使用者以外の仲間の鼓膜は刺激してしまうが。
◎【笛操術:奏防】
音の壁を発生させて攻撃を防ぐ防御系技能。
目には見えない壁で攻撃なんて防げるのか? と思うのは当然だろうが、圧縮された音の壁は思った以上に強固。
また、〝壁の外で響く声や音を吸収すればするほど強固になる〟という性質がある為、対竜化生物においては咆哮を糧に更なる防御力を与える事も不可能ではない。
◎【笛操術:音纏】
自身か味方に〝音の速度〟を付与する支援系技能。
この技能による付与は正確に言うとSPDの強化ではないらしく、能力値では表し切れない文字通りの〝音速〟と、それに伴う衝撃波と轟音をも付与するという破壊的な技能。
その為、音速に慣れていないうちは逆にダメージを受けてしまう、まるで覚醒型技能の如き欠陥が発生するのだとか。
◎【笛操術:戦律】
特殊な旋律を周囲に響かせ、味方の能力値の強化か、敵の能力値の弱体化かを選んで発生させられる支援系技能。
同時に強化、弱体化させられる能力値は1つだけ。
ただし強化する時は味方全員に、弱体化する時は敵全員にと広範囲に影響を及ぼせる為、さほど時間は要さない。
総合評価:D
全ての武器種における使用率、堂々の最下位を誇る武装。
とはいえ4つの技能はどれも優秀な効果のものが揃っており、パーティーに音楽の素養がある者が居るなら任せてみても損はないと言い切ってしまえるくらいには有用。
他の武器種と融合でもしていない限り直接的な戦闘で使用する事はできない為、十中八九これ以外の武器の力を頼らなければならないのはネックと言えばネックかもしれない。
まぁ、ソロ向きの武装ではないという事でここは1つ。