表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/345

武装解説:【槌】

武装アームズの中では数少ない打撃武器の1つです。


技の【棍】、力の【槌】といったところでしょうか。


この世界では男性が筋力に、女性が魔力に秀でていると統計的に明らかとなっているので、どちらかと言えば男性が装備するのに向いています。

★【槌】


◆装備する主な職業ジョブ戦士ウォリアー、及びそれらを派生元とするATK(物理攻撃力)の高い前衛職


常時発動型技能パッシブスキル


◎【槌操術:後屈(ノックバック)


 程度の差はあるが叩いた相手を強制的に仰け反らせる。


 MP(魔力)を消費しない普通の打撃にも適用される為、敢えて少量の力で小突いて隙を作り、技能スキルで仕留めるというのが【槌】を主要武器とする者の理想的な戦法となる。


随時発動型技能アクティブスキル


◎【槌操術:地震(クエイク)


 地面や壁を叩いて地震を発生させる攻撃系技能アタックスキル


 震度や範囲はLvと適性によって決まり、家1軒くらいの狭い範囲から国1つを広い範囲を揺るがすものまで幅広く、基本的には地震によって建物を崩壊させるか地割れに呑み込むか隆起した岩で貫くかして敵を討つ。


 また、この技能スキルで揺らす事ができるのは地面や壁といった非生物だけでなく、それこそ金槌くらいの小さな【槌】を用いて生物を揺らし、どこを打っても脳震盪を始めとした看過できない不調を発生させられる。


◎【槌操術:竜巻(トルネード)


 遠心力を利用し高速回転、竜巻を発生させる攻撃系技能アタックスキル


 竜巻による風属性の攻撃、遠心力によって威力を高めた無属性の打撃、【槌】を投擲する事で竜巻と打撃を同時に喰らわせる遠距離攻撃とできる事が多い。


 基本的には対多数戦闘か巨大な竜化生物1匹を相手に使用する事になる技能スキルだが、3つ目の遠距離攻撃を回避されると得物がなくなってしまうという弱点もある。


◎【槌操術:噴火(ボルケイノ)


 地面や壁を叩いて噴火を起こす攻撃系技能アタックスキル


 実際に噴き出されるのは溶岩ではなく火属性の魔力。


 しかし性質自体は溶岩と似て〝粘度が高い火属性の魔力〟といったところであり、そう易々と消火されてはくれない。


◎【槌操術:隕石(メテオ)


 力の限り振り下ろす事で敵を叩き潰す攻撃系技能アタックスキル


 〝隕石メテオ〟と仰々しく銘打ってはいるが、つまりは単なる振り下ろしであり、普通に殴るのと違うのは〝打点が高ければ高いほど威力が増す〟という、その一点のみ。


 この技能スキルの真価は()()()()()()()()()()()()()事。


 あまり現実的ではないとはいえ、大気圏近くから振り下ろせばLv1の状態で迷宮を護る者(メイズガーダー)の頭蓋を砕く事も不可能ではない。


 総合評価:B


 上述の通り、4つの随時発動型技能アクティブスキルの全てが〝天災〟の名を冠しているという完全なる攻撃特化型の近接武器。


 巻き起こる竜巻、噴き出る溶岩、引き起こされる地震、いかにも使用者のINT(特殊攻撃力)が影響しそうな攻撃の威力全てがATK(物理攻撃力)の数値によって決定される脳筋も脳筋な武装アームズ


 その為、前衛職であってもATK(物理攻撃力)が大して高いとは言えない盗賊シーフ武闘家ファイター聖騎士パラディンなどは他の近接武器を選びがち。


 また、そもそも【槌】という武器そのものが必然的に重くあらねば技能も意味を為さず、魔術師メイジ神官プリーストといった非力な職業ジョブでは振り回すどころか持ち運ぶ事すらも難しい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ