職業解説:竜騎兵
下記の通り、そもそも竜騎兵団への入団自体が難しく、この世界における先進国全てに設立されているとはいえ、その総数は狩人の半分にも届きません。
その分、大半の狩人を能力値でもそれ以外の要素でも上回っている為、Sランクや最後の希望を除けば戦力的に大差はないです。
★竜騎兵
◆能力値
HP:B
MP:A
ATK:A
DEF:A
INT:A
MND:A
SPD:C
DEX:A
LUK:B
●常時発動型技能
◎【騎行術:適応】
騎竜している間のみ、その竜化生物は活動が可能であっても人間である竜騎兵では活動できない環境に適応可能となる。
呼吸のできない水中、苛烈なまでの熱が襲う火山地帯、自然由来の毒ガスに支配された立入禁止区域など、およそ人間では活動どころか生きていく事さえ不可能な場所での任務も、この技能のお陰で成し遂げる事ができる。
●随時発動型技能
◎【騎行術:神風】
竜化生物の息吹を纏い、そのまま特攻する攻撃系技能。
言うまでもなく息吹とは竜化生物が誇る唯一にして絶対なる遠距離攻撃なのだが、それを敢えて放つ事なく竜騎兵と竜化生物の双方へ纏わせる事によって能力値を強化。
まさに神風が如き速度と威力で以て特攻し、敵を貫く。
◎【騎行術:飄石】
竜化生物が充填した息吹を武器へ変換する攻撃系技能。
基本的には名前通り、人間という種の数少ない武器であるところの〝投擲〟を活かす為に投げ飛ばす事になるが、投擲せずに保持し続けて近接武器としても別に問題はない。
◎【騎行術:楯鱗】
眼前に半透明かつ円状で鱗型の盾を張る防御系技能。
この技能で顕現させた盾のDEFやMNDは、この技能を発動させた竜騎兵が駆る竜化生物の能力値がそのまま適用される為、竜化生物のLvが高ければ高いだけ優れた盾を顕現させられ る。
ちなみに、この技能が覚醒すると途轍もない効果を秘めた真逆の技能となるのだが──……それはまた、追々。
◎【騎行術:再生】
一定時間、全ての竜化生物が共通して持つ高い〝自己再生能力〟を騎竜している竜騎兵にも付与する支援系技能。
命を落とさない限り、どれだけ致命的な傷や病であっても自動的に回復していくという、この世界では竜化生物と迷宮宝具だけが持つ特殊能力を一時的にとはいえ獲得できる便利な技能。
言うまでもなく騎竜している間だけである為、途中で降りたり落とされてしまった場合は回復も中断される事になる。
総合評価:S
狩人における学院や養成所、そして狩人協会の採用や昇格時の試験よりも遥かに過酷で厳しい訓練や試験を乗り越えた者たちだけが就く事のできる、まさに選ばれし者の為の職業。
能力値の全体的な優秀さもまた、その難易度の高さを裏付けており、純粋な数値だけなら総合的に見ても竜騎兵を上回っている職業は狩人側には存在しない。
ただし、竜騎兵と名乗る割に竜操士と違って竜化生物と言葉を交わす事はできず、雛の頃から育てたり竜騎兵団で代々飼育されていたりする個体から、それこそ言葉を交わす必要さえないほどの信頼を得るところから彼らの活動は始まる。