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悪戯に。  作者: 赫瀬
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序章

序章




「暇。暇すぎて死にそうだ。死ぬわけないけど」

 そこで、少年は呟いた。

「誰か革命とか起こさないのかな」

 怖いくらいに雲1つ無い青空に、荒れ、乾いた大地。

 大地と空の境界線ははっきりとしていて“自然”の荒々しさがあまり感じられなかった。

 そんな、矛盾した几帳面な自然の中。

「あの辺をいじってみてもいいけど、あんまりここを離れるとなあ」

 少年は体にあった燕尾服を身につけていたが、それを気にせず仰向けに寝転がっていた。

「レイアに泣かれちゃうけども」

 ごろごろと転がって。

「行っちゃおうか」

 最後にもう一度転がって、その動きのまま身をひねり、起き上がった。

 少年の燕尾服には、塵一つついていなかった。


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