第13話 やばい今すぐ帰りたい
お久しぶりです。
何とか完結させるように頑張ります
大学に入ったからといって何が変わるということも無い。
寮生活であることには変わりないし、茜と一緒だし。
違うといえばまぁ勉強の内容くらいか。
まぁ勉強すれば行ける内容が多い。
授業は基本を多くやるからな。
まだ1年生だし。
でも1回だけ無理ゲーすぎるテストがあった。
まじ意味不すぎるわ。
そのテストの内容を見せてやろう。
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味方の部隊が500います。敵の部隊は300です。味方の部隊の内訳は、魔法使い180、突撃兵200、銃兵100、戦車兵20、戦車が5台です。敵の部隊は魔法使い88、突撃兵100、銃兵100、戦車兵12、戦車が3台です。あなたは指揮官で、敵は背水の陣をとり、決死の覚悟で挑んでいて、敵の方が兵糧が多いです。3日以内に敵を殲滅する方法を図などを用いて書きなさい。
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分かるかんなもん!
俺は孔明じゃねぇんだぞ!
それに三国志とか読んだことないし、授業では基本的なことしかやらないし。
まじクソゲーすぎんだろ!
ふざけんな!
あとで分かったことだがこの問題は大学3年生でやるテストだったらしい。
先生がテストを間違えたそうだ。
勘弁してくれよぉ〜。
とまぁこんなこと言っているが、ただの現実逃避だ。
ハハハ、今何してるって?
マラソンだよ馬鹿野郎!
文句あっか!ああん?
とまぁこんな具合に情緒不安定に陥るほどにこのマラソンはきつい。
40kmとか鬼かよ!
午後の時間を全て使うとかアホかよ。鬼教師福岡のせいでこんな羽目になるなんて。
月の魔法を使ってるとはいえきついことには変わりない。
やばい今すぐ帰りたい。
「おら!遅れてるぞ熊谷!」
ええい、うるさい!
九州ごときがしゃしゃんな!
こっちは関東だぞ!
日本一暑いんだぞ!
「おい!聞いてるのか熊谷!」
「は、はい!」
そう言って速度を上げる。
すみません生意気言って。
あの人の顔父さん並に怖いからまじビビるわ。
やばい死ぬ。
昨日の夜父さんと魔法の特訓をさせられたのが効いたな。魔力が回復してない。
勘弁してくれい!
「すばる!お前キツそうだな。」
「ハアハアハア、うるせい。」
こいつは大学での友人の徳川 家仁。
腹立つがこいつの身体強化のレベルは俺とタメを張るレベルだ。
魔力さえ回復してれば!
「ハハハ、殺気立ってんな!」
「ハアハアハア、仕方ねぇだろ。こっちは長距離元々好きじゃねーし。魔力も回復してないんだよ。」
「そう言えば父親と特訓したって言ってたなー。」
「ハアハアハア、そーだよ。おかげでこのザマさ。」
「馬鹿だなー、お前は。」
「んだとコラ!おい!待ちやがれ!」
「ハハハ!追いつけるもんなら追いついてみやがれい〜。」
こいつ速いな。
徳川なんてふざけた名前しやがって!
さっさと大政奉還してろい!
「ハアハアハアハア。」
やばい疲れた。
いつも上位の順位だったのに今日は真ん中位の順位になっちまった。
「よし!今日はこれで終了。教室に戻れ!」
『はい!』
鬼教師福岡め。覚えてろよ!
て言ってもチキンの俺が何をするんだっていう話なんだが。
徳川と話をしながら教室へ戻ったが、そのあとは疲れからか廃人のように寮へ戻り、すぐさま寝てしまった。
まさかほんとにおやすみ3秒をやることになるとは。
九州の皆さんごめんなさい。




