登場人物(注意・ネタバレ有)
話の進み具合に応じて随時内容を加筆しています。一部本編には未掲載のネタバレになっている部分もありますので、こちらからご覧になる方はその旨ご承知おき下さい。
設定が話に追いついていない部分は平にご容赦を。
・サーラ(サーラ・ファリュージャ・女性)
主人公。転生したら治療師になっていた。魔法全般は転生時のチート能力のおかげで万能。手をかざすことにより相手を治療する「治療師」としての能力に秀でている。治療関連以外の魔法が使えることがばれるとミリルにこき使われることを危惧しており、ミリルの前ではなるべく魔法は使わないようにしている。緩やかなウェーブのプラチナブロンドの髪を腰まで伸ばしている。パッチリとした目に紫色の瞳。美人なのだが、サーラ自身が自分は美人であるという自覚がないためか自分を飾りたてるという意識が低く、童顔という印象の方が強い。
転生時に世界を越えて来ていることにより、移動した先の世界の言語はどの言語でも大体意味が分かるのも転生時のチート能力のお蔭である。エルデの勧めで「魔法屋ノーティス」に住み込みで働くことになる。ミリルよりも若干背が高くて少し細め。エルデと並ぶとエルデの唇辺りに頭が来る。
本人は記憶にないが16歳(もふさま情報)。
・エルデ(エルデ・ノーティス・男性)
森で寝ていたサーラを保護してくれた魔法師。魔法全般に精通している優秀な魔法の使い手でもある。エルヴァトラ王国の王都サーティスの外れで「魔法屋ノーティス」を営んでいる。魔法全般サーラが魔法全般を使えることを知りながらも、主に「治療師」として活動することを黙認している。すらりとした長身で黒髪を後ろで一つに束ねており、濃紺のローブを常に愛用している。有事の際は相手に威圧感を与えるくらい藍色の瞳の眼光が鋭くなるが、普段はそれを全く感じさせない穏やかな笑顔で店に出ている。手先が器用で魔術を込めた日用品や装飾品を作るのも上手い。様々な効能を持つお茶のブレンドも趣味と実益を兼ねて行っている。黙っていれば落ち着いた感じの美形だが、本人にその自覚は無い。貴族社会の付き合いを嫌っており、身内以外の貴族との付き合いは断っている。幼い頃より好奇心の赴くまま行動することでロイを振り回している。23歳。
・オウ(雄)
魔法屋ノーティスの店番兼マスコットのフクロウ。灰色の羽に黄金色の目。時々エルデの手紙を「お使い」という名目で各所に運んでいる。お使いの手紙を固定するリボンにはこだわりがある。
・ティス(雄)
エルデの栗毛色の愛馬。エルデの無茶な要望に頑張って応えるけなげな良い子。
・もふ様、もふさま(?)
転生時に転生者の心の癒しとして、転生者に必ず与えられ、転生者と共に世界を越える存在。ひっそりと転生者を守っており、転生者の転生直後はもふもふとした手触りの球体をしていることが多い。転生者の行動により「何か」が変化すると言われている。もふ様の存在自体は魔法に精通している者しか見ることができない。
もふさま、というのは転生者へ名乗る仮の名前であり、本当の名前は別にあるようだが、事情があって名乗れないらしい。大天使様と念話で連絡を取ることができる。
・大天使様(?)
金髪碧眼。とても美しい。背中に白い大きな翼がある。いつもにこやかであるが、笑顔を武器に対峙した相手には有無を言わせない。転生者にもふ様を与えて別世界に転生させる役割を持つ。もふ様に転生者の様子を見守らせており、念話で報告を受ける。
・ミリル(女性)
魔法屋ノーティス店員で王都内から通ってきている。ちょっとそそっかしいが明るくて人懐っこい。声が大きくて口が悪く敏感な所と鈍感な所の差が極端なため、時々残念な子になる。接客だけではなくエルデの手伝いで植物から薬を作る作業や昼の賄い、エルデの夕食作りも担当。魔法もある程度使える実はそこそこできる従業員。中肉中背で金髪を後ろでアップにしていることが多い。瞳の色も髪の毛と同じ金色。サーラと比べると、ミリルの方が若干背が低くふっくらとしている。不器用ではないが、手先の器用さはロイに負ける。エルデやロイの正体には全く気付いていない。王宮騎士団の一般騎士である夫がいる。20歳。
・ロイ(男性)
魔法屋ノーティス店員の男性。王都から通ってきている。こげ茶色の短髪で黒みがかった茶色い瞳。お店にいる時は仕事柄にこやかだが、冷静沈着で不当な値切りは許さない。用心棒も兼ねる腕を持つ。
大柄でがっしりとした体格のため、店ではミリルに一方的に力仕事を押し付けられている。見た目に反して手先がとても器用で、店で販売している芸術品級の装飾品は彼の手によるものである。エルデの手伝いで植物から薬を作る作業と、ミリルと交代で店の賄いも担当している。物に魔術を込めることに秀でており、魔法屋における魔道具関連の売り上げ貢献度が地味に高い。実はエルデの乳兄弟でエルデの護衛も兼ねているが、ミリルにはその正体を明かしていない。もちろん魔法屋の店員なので、魔法は普通に使える。エルデと同じくらいの身長で隣に並ぶとほんの少しだけエルデよりも背が高いのが分かるが、ロイの方が肩幅も広く体格が良いため同じくらいの身長に見られることが多い。エルデの護衛を幼い頃からしていたためか、エルデ絡みの経験で何か思うところが多々あったようで、普通の人よりも自分の五感で感じたものを優先する現実主義者。
甘い物も食べられなくはないがどちらかと言うと辛い物が好き。25歳。
・マシュー(男性)
王都にある飲食店「マシューの店」店主。赤毛で陽気なひげ面の男性。魔法屋に一番近い飲食店のため、食事の配達等を色々頼まれるが快く引き受けてくれる。商売柄、ちょっとやそっとのことでは動じない。従業員のマーサを口説いているのになかなか気付いてもらえなかったが、努力のかいあってマーサと結婚できた。
・マーサ(女性)
商業ギルドの紹介でマシューの店で働き始めた。小柄で金髪碧眼のかわいらしい外見。マシューに散々口説かれていたのに全く気付かないという名物店員でもあったが、マシューに口説き倒されて結婚した。結婚後はマシューと一緒に「マシューの店」の奥で暮らす。
・ジル(女性)
王都で大人気の仕立て屋「ジル・スタイル」店主。白髪交じりの黒髪につぶらな黒い瞳を持つ、ふくよかな女性。夫には先立たれたが、その試練を自分の娘夫婦と数名の弟子で乗り越え、店を切り盛りしている懐の広い人。服のデザインセンスも抜群である。エルデの店の作業着や店の服に対してのわがままな要求にも笑顔で応えてくれる凄腕のプロフェッショナル。好奇心旺盛なため、よく瞳をキラキラとさせ話が脱線する。王宮御用達の仕立て屋であり、実はエルデやロイの正体も知っている。
地名などは別に掲載予定。←いつになることやら・・・
2018/6/6 加筆修正。2018/7/17 一部修正に加えロイを追加。2018/9/9 加筆修正。2018/9/14ミリル加筆。2018/11/11 加筆修正。2018/12/4 加筆修正。2019/6/4 オウ追加。2022/6/13ミリルの髪色訂正。